地方銀行64行の実力ランキング【2020年版】預貸金残高・預貸率・経常利益・自己資本比率で比較

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地方経済のかなめと言えば、やはり地方銀行ですよね。

地元の就職先として、根強い人気があります

今回は、そんな地方銀行の実力を、2020年の最新データでランキングしていこうと思います。

◆地方銀行とは?

そもそも地方銀行って何でしょう。

地方にある銀行?

それも正解ですが、一応金融界には定義があって、

地方銀行とは、一般社団法人全国地方銀行協会(地銀協)の会員である銀行である。

とされています。

よく似た組織に第二地方銀行協会というのもありますが、こちらは一般に第二地銀と呼ぶので、いわゆる地銀とは区別されます。

今回の記事では、地銀協に所属する地銀64行をご紹介していきます。

◆地方銀行64行の一覧表

それではまず、地方銀行64行を一覧でご紹介しましょう。

  銀行名本店所在地持株会社
1北海道銀行北海道ほくほくFG
2青森銀行青森県 
3みちのく銀行青森県 
4秋田銀行秋田県 
5北都銀行秋田県フィデアHD
6荘内銀行山形県フィデアHD
7山形銀行山形県 
8岩手銀行岩手県 
9東北銀行岩手県 
10七十七銀行宮城県 
11東邦銀行福島県 
12群馬銀行群馬県 
13足利銀行栃木県めぶきFG
14常陽銀行茨城県めぶきFG
15筑波銀行茨城県 
16武蔵野銀行埼玉県 
17千葉銀行千葉県 
18千葉興業銀行千葉県 
19きらぼし銀行東京都東京きらぼしFG
20横浜銀行神奈川県コンコルディアFG
21第四銀行新潟県第四北越FG
22北越銀行新潟県第四北越FG
23山梨中央銀行山梨県 
24八十二銀行長野県 
25北陸銀行富山県ほくほくFG
26富山銀行富山県 
27北國銀行石川県 
28福井銀行福井県 
29静岡銀行静岡県 
30スルガ銀行静岡県 
31清水銀行静岡県 
32大垣共立銀行岐阜県 
33十六銀行岐阜県 
34三重銀行三重県三十三FG
35百五銀行三重県 
36滋賀銀行滋賀県 
37京都銀行京都府 
38関西みらい銀行大阪府関西みらいFG
39池田泉州銀行大阪府池田泉州HD
40南都銀行奈良県 
41紀陽銀行和歌山県 
42但馬銀行兵庫県 
43鳥取銀行鳥取県 
44山陰合同銀行島根県 
45中国銀行岡山県 
46広島銀行広島県 
47山口銀行山口県山口FG
48阿波銀行徳島県 
49百十四銀行香川県 
50伊予銀行愛媛県 
51四国銀行高知県 
52福岡銀行福岡県ふくおかFG
53筑邦銀行福岡県 
54西日本シティ銀行福岡県西日本FHD
55北九州銀行福岡県山口FG
56佐賀銀行佐賀県 
57十八銀行長崎県ふくおかFG
58親和銀行長崎県ふくおかFG
59肥後銀行熊本県九州FG
60大分銀行大分県 
61宮崎銀行宮崎県 
62鹿児島銀行鹿児島県九州FG
63琉球銀行沖縄県 
64沖縄銀行沖縄県 

おおむね一都道府県に一地銀がありますが、地域によっては2行以上の地銀があるところもあります。

唯一、地方銀行がないのが愛知県

三大都市圏に数えられる大都市なのに、意外ですよね?

実は、以前は地銀が存在したのですが、地銀同士が合併して都銀(東海銀行)となったため、現在は地銀の空白県となりました。

東海銀行は三和銀行や東京三菱銀行と一緒になって、現在の三菱UFJ銀行となっています…

近年は、持ち株会社による経営統合も少しずつ進んでいます。

経営統合されている銀行グループを1行と考えると、表のうち8行が重複カウント。

実質的な地方銀行の数は、

64行 - 8行 = 56行
ということも言えるでしょう。

1.預貸金ランキング

地銀に限らず銀行にとって、預金と貸出金は、一丁目一番地といえる業務です。

そこで、預金と貸出金の規模を表す預貸和(よたいわ・預金と貸出金の合計)で、地銀をランキングしてみます。

数値は、2020年3月期決算の第二四半期(2019年9月末)データです。

順位銀行名預貸和預金貸出金
1横浜銀行25兆2348億円13兆8345億円11兆4003億円
2千葉銀行22兆8665億円12兆3153億円10兆5511億円
3福岡銀行21兆1621億円10兆5831億円10兆5789億円
4静岡銀行18兆7259億円9兆9382億円8兆7877億円
5常陽銀行15兆2826億円8兆6895億円6兆5930億円
6西日本シティ銀行15兆2680億円8兆0588億円7兆2092億円
7関西みらい銀行13兆6890億円7兆2920億円6兆3970億円
8広島銀行13兆6522億円7兆3384億円6兆3137億円
9京都銀行12兆5069億円6兆9754億円5兆5315億円
10群馬銀行12兆3692億円6兆8119億円5兆5573億円
11八十二銀行12兆1112億円6兆7386億円5兆3725億円
12七十七銀行12兆0374億円7兆2892億円4兆7482億円
13北陸銀行11兆2962億円6兆4727億円4兆8235億円
14中国銀行11兆2599億円6兆4752億円4兆7847億円
15足利銀行10兆2855億円5兆6684億円4兆6171億円
16伊予銀行9兆9061億円5兆2886億円4兆6175億円
17十六銀行9兆9013億円5兆5668億円4兆3345億円
18大垣共立銀行9兆1515億円5兆0494億円4兆1021億円
19山口銀行9兆0339億円4兆9450億円4兆0889億円
20池田泉州銀行8兆9102億円4兆9929億円3兆9174億円
21東邦銀行8兆7941億円5兆0773億円3兆7168億円
22滋賀銀行8兆6202億円4兆8273億円3兆7929億円
23北海道銀行8兆4235億円4兆7904億円3兆6331億円
24南都銀行8兆4132億円5兆0078億円3兆4053億円
25百五銀行8兆3970億円4兆8624億円3兆5346億円
26きらぼし銀行8兆2711億円4兆5925億円3兆6786億円
27肥後銀行8兆1491億円4兆4944億円3兆6547億円
28第四銀行8兆0716億円4兆6887億円3兆3830億円
29武蔵野銀行7兆7134億円4兆1792億円3兆5342億円
30鹿児島銀行7兆4341億円3兆8813億円3兆5528億円
31百十四銀行6兆9844億円4兆1385億円2兆8459億円
32紀陽銀行6兆9826億円3兆9596億円3兆0230億円
33山陰合同銀行6兆9577億円3兆7998億円3兆1578億円
34北國銀行6兆0214億円3兆4650億円2兆5564億円
35スルガ銀行5兆8366億円3兆1649億円2兆6716億円
36岩手銀行4兆6879億円2兆8936億円1兆7943億円
37阿波銀行4兆6807億円2兆7609億円1兆9198億円
38十八銀行4兆6710億円2兆5509億円2兆1201億円
39千葉興業銀行4兆6378億円2兆5295億円2兆1083億円
40山梨中央銀行4兆6041億円2兆8944億円1兆7097億円
41大分銀行4兆5973億円2兆7767億円1兆8207億円
42宮崎銀行4兆4459億円2兆4290億円2兆0169億円
43四国銀行4兆3576億円2兆6033億円1兆7542億円
44秋田銀行4兆2132億円2兆5453億円1兆6679億円
45北越銀行4兆1527億円2兆4992億円1兆6535億円
46青森銀行4兆1330億円2兆3942億円1兆7388億円
47佐賀銀行4兆0061億円2兆2451億円1兆7610億円
48福井銀行4兆0047億円2兆3152億円1兆6894億円
49親和銀行3兆9945億円2兆2005億円1兆7940億円
50琉球銀行3兆9241億円2兆2038億円1兆7202億円
51筑波銀行3兆9051億円2兆2687億円1兆6364億円
52山形銀行3兆8625億円2兆1786億円1兆6839億円
53沖縄銀行3兆6987億円2兆0761億円1兆6226億円
54みちのく銀行3兆6709億円2兆0043億円1兆6667億円
55三重銀行3兆0986億円1兆6960億円1兆4026億円
56清水銀行2兆5170億円1兆3892億円1兆1278億円
57北九州銀行2兆1835億円1兆0133億円1兆1702億円
58北都銀行2兆0739億円1兆2223億円8516億円
59荘内銀行2兆0275億円1兆1610億円8665億円
60但馬銀行1兆8492億円1兆0229億円8263億円
61鳥取銀行1兆7025億円9203億円7822億円
62東北銀行1兆3951億円8286億円5665億円
63筑邦銀行1兆1881億円6926億円4954億円
64富山銀行7794億円4570億円3224億円

こうしてみると、ひと言で地銀と言っても、ずいぶん規模に差があるんですね!

57位~64位の8行は、トップの横浜銀行の10分の1もありません。

ワーストの富山銀行は預貸和で1兆円に満たず、信用金庫並みの経営規模となっています。

ちなみに横浜銀行は、第二地銀の東日本銀行と経営統合してコンコルディアFGを設立。

グループでの預貸和は28兆円となります。

これを追随するのが、3位の福岡銀行

ふくおかFG傘下に、49位の親和銀行、と第二地銀の熊本銀行をおさめ、グループの預貸和は27兆円とコンコルディアに迫ります。

さらに2019年4月には、38位の十八銀行と経営統合しました。

ふくおかFG+十八銀行の預貸和は31兆円となり、2019年4月以降は、福岡銀行勢力が地銀ナンバーワンとなっています。

2.預貸率ランキング

お次は預貸率(よたいりつ)です。

銀行は、

預金を集めて貸出金で稼ぐビジネスモデル

なので、預金の中からどれくらい貸し出しに回したか(預貸率)が重要な指標となります。

預貸率が高いほど、積極的に融資してるってことですね!

最新の預貸率ランキングはこうなっています。

順位銀行名預貸率預金貸出金
1北九州銀行115.5%1兆0133億円1兆1702億円
2福岡銀行100.0%10兆5831億円10兆5789億円
3鹿児島銀行91.5%3兆8813億円3兆5528億円
4西日本シティ銀行89.5%8兆0588億円7兆2092億円
5静岡銀行88.4%9兆9382億円8兆7877億円
6関西みらい銀行87.7%7兆2920億円6兆3970億円
7伊予銀行87.3%5兆2886億円4兆6175億円
8広島銀行86.0%7兆3384億円6兆3137億円
9千葉銀行85.7%12兆3153億円10兆5511億円
10鳥取銀行85.0%9203億円7822億円
11武蔵野銀行84.6%4兆1792億円3兆5342億円
12スルガ銀行84.4%3兆1649億円2兆6716億円
13千葉興業銀行83.3%2兆5295億円2兆1083億円
14みちのく銀行83.2%2兆0043億円1兆6667億円
15十八銀行83.1%2兆5509億円2兆1201億円
16山陰合同銀行83.1%3兆7998億円3兆1578億円
17宮崎銀行83.0%2兆4290億円2兆0169億円
18三重銀行82.7%1兆6960億円1兆4026億円
19山口銀行82.7%4兆9450億円4兆0889億円
20横浜銀行82.4%13兆8345億円11兆4003億円
21群馬銀行81.6%6兆8119億円5兆5573億円
22親和銀行81.5%2兆2005億円1兆7940億円
23足利銀行81.5%5兆6684億円4兆6171億円
24肥後銀行81.3%4兆4944億円3兆6547億円
25大垣共立銀行81.2%5兆0494億円4兆1021億円
26清水銀行81.2%1兆3892億円1兆1278億円
27但馬銀行80.8%1兆0229億円8263億円
28きらぼし銀行80.1%4兆5925億円3兆6786億円
29八十二銀行79.7%6兆7386億円5兆3725億円
30京都銀行79.3%6兆9754億円5兆5315億円
31滋賀銀行78.6%4兆8273億円3兆7929億円
32池田泉州銀行78.5%4兆9929億円3兆9174億円
33佐賀銀行78.4%2兆2451億円1兆7610億円
34沖縄銀行78.2%2兆0761億円1兆6226億円
35琉球銀行78.1%2兆2038億円1兆7202億円
36十六銀行77.9%5兆5668億円4兆3345億円
37山形銀行77.3%2兆1786億円1兆6839億円
38紀陽銀行76.3%3兆9596億円3兆0230億円
39常陽銀行75.9%8兆6895億円6兆5930億円
40北海道銀行75.8%4兆7904億円3兆6331億円
41荘内銀行74.6%1兆1610億円8665億円
42北陸銀行74.5%6兆4727億円4兆8235億円
43中国銀行73.9%6兆4752億円4兆7847億円
44北國銀行73.8%3兆4650億円2兆5564億円
45東邦銀行73.2%5兆0773億円3兆7168億円
46福井銀行73.0%2兆3152億円1兆6894億円
47百五銀行72.7%4兆8624億円3兆5346億円
48青森銀行72.6%2兆3942億円1兆7388億円
49第四銀行72.2%4兆6887億円3兆3830億円
50筑波銀行72.1%2兆2687億円1兆6364億円
51筑邦銀行71.5%6926億円4954億円
52富山銀行70.5%4570億円3224億円
53北都銀行69.7%1兆2223億円8516億円
54阿波銀行69.5%2兆7609億円1兆9198億円
55百十四銀行68.8%4兆1385億円2兆8459億円
56東北銀行68.4%8286億円5665億円
57南都銀行68.0%5兆0078億円3兆4053億円
58四国銀行67.4%2兆6033億円1兆7542億円
59北越銀行66.2%2兆4992億円1兆6535億円
60大分銀行65.6%2兆7767億円1兆8207億円
61秋田銀行65.5%2兆5453億円1兆6679億円
62七十七銀行65.1%7兆2892億円4兆7482億円
63岩手銀行62.0%2兆8936億円1兆7943億円
64山梨中央銀行59.1%2兆8944億円1兆7097億円

1位の北九州銀行は、なんと預貸率が100%を超えています。

預金額以上に貸し出しをしていることになりますが、複数銀行で経営統合しているからできる技なのでしょう。

2位の福岡銀行も100%だし、九州の地銀は預貸率が高いですね。

上位5行中、静岡銀をのぞく4行は九州の地銀で、うち3行は福岡県の地銀です。

※数値は、2020年3月期-第2四半期(2019年9月末)時点

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3.経常利益ランキング

続いて、銀行のもうけを表す経常利益のランキングです。

各行が公表している、2020年3月期の予想値でランキングしました。

順位銀行名2020年3月期経常利益予想2019年9月期中間
1千葉銀行760億円396億7600万円
2横浜銀行745億円437億1400万円
3静岡銀行730億円293億5800万円
4福岡銀行※525億円305億4400万円
5常陽銀行395億円229億4400万円
6広島銀行370億円194億7000万円
7八十二銀行320億円168億0600万円
8スルガ銀行305億円193億8800万円
9京都銀行292億円168億3300万円
10山口銀行290億円167億7800万円
11伊予銀行290億円149億8900万円
12西日本シティ銀行285億円122億0700万円
13七十七銀行250億円154億7800万円
14群馬銀行235億円170億3200万円
15中国銀行200億円122億4400万円
16足利銀行190億円98億6400万円
17北陸銀行190億円99億1500万円
18十六銀行185億円91億6800万円
19紀陽銀行183億円152億5700万円
20山陰合同銀行182億円92億2900万円
21肥後銀行170億円114億4200万円
22鹿児島銀行170億円83億8500万円
23第四銀行162億円94億6300万円
24阿波銀行162億円82億9800万円
25北海道銀行140億円78億2200万円
26北國銀行130億円83億3900万円
27百五銀行130億円69億4800万円
28滋賀銀行130億円59億0500万円
29百十四銀行120億円48億4000万円
30大垣共立銀行115億円48億6400万円
31南都銀行114億円78億5900万円
32宮崎銀行111億円51億1200万円
33武蔵野銀行105億円48億6200万円
34琉球銀行93億円34億4800万円
35千葉興業銀行84億円42億9100万円
36沖縄銀行74億円29億1200万円
37北越銀行73億円45億5400万円
38大分銀行71億円29億2100万円
39岩手銀行63億円39億2000万円
40三重銀行62億円32億6600万円
41東邦銀行60億円38億3300万円
42山梨中央銀行55億円34億7700万円
43北都銀行53億円15億0900万円
44荘内銀行53億円15億9600万円
45四国銀行53億円43億9100万円
46秋田銀行50億円28億0100万円
47池田泉州銀行50億円13億8700万円
48青森銀行48億円20億9700万円
49山形銀行47億円30億4200万円
50北九州銀行47億円17億2800万円
51福井銀行40億円25億8900万円
52佐賀銀行37億円17億1400万円
53清水銀行35億円24億9700万円
54きらぼし銀行21億円35億8600万円
55鳥取銀行16億円11億6400万円
56東北銀行14億円12億4600万円
57但馬銀行13億円7億6700万円
58筑邦銀行11億円7億7100万円
59富山銀行11億円14億6400万円
60筑波銀行10億円12億9900万円
61みちのく銀行△31億円△3億7600万円

トップ3は700億円台が並び、33位の武蔵野銀行までは経常利益が100億円を超えています。

地方銀行は「構造不況業種」と言われているのがウソみたいな収益力ですよね

最下位のみちのく銀行は唯一の赤字予想。

与信費用が当初予想より上回る見込みのほか、有価証券の含み損処理、店舗統廃合で発生する減損処理の前倒しが、主な要因となっています。

※上記の表は、経常利益予想が公表されている61行のみ記載しています※福岡銀行の数値は、ふくおかFGの経常利益予想額を記載しています

4.自己資本比率ランキング

最後に、銀行の健全性を現す自己資本比率のランキングです。

順位銀行名自己資本比率
1八十二銀行※20.71%
2山口銀行※16.88%
3静岡銀行※16.07%
4滋賀銀行※15.94%
5伊予銀行※14.89%
6横浜銀行※14.47%
7山陰合同銀行13.65%
8中国銀行※13.62%
9群馬銀行※12.97%
10山梨中央銀行12.96%
11千葉銀行※12.61%
12常陽銀行11.96%
13北國銀行※11.92%
14岩手銀行11.90%
15京都銀行11.52%
16秋田銀行11.30%
17山形銀行11.22%
18北九州銀行11.02%
19広島銀行10.86%
20十八銀行10.77%
21肥後銀行10.64%
22鹿児島銀行10.47%
23阿波銀行10.46%
24北都銀行10.31%
25七十七銀行10.22%
26沖縄銀行10.03%
27紀陽銀行9.93%
28大分銀行9.93%
29百五銀行9.88%
30親和銀行9.78%
31西日本シティ銀行9.60%
32南都銀行9.46%
33荘内銀行9.38%
34青森銀行9.31%
35福岡銀行9.31%
36四国銀行9.25%
37スルガ銀行9.23%
38清水銀行9.17%
39第四銀行9.07%
40北海道銀行8.98%
41北陸銀行8.92%
42北越銀行8.85%
43百十四銀行8.78%
44東邦銀行8.69%
45福井銀行8.67%
46関西みらい銀行8.66%
47十六銀行8.59%
48池田泉州銀行8.58%
49千葉興業銀行8.57%
50筑波銀行8.55%
51足利銀行8.51%
52琉球銀行8.47%
53富山銀行8.41%
54きらぼし銀行8.37%
55東北銀行8.34%
56鳥取銀行8.27%
57武蔵野銀行8.26%
58佐賀銀行8.23%
59宮崎銀行8.21%
60但馬銀行8.05%
61大垣共立銀行7.96%
62三重銀行7.69%
63みちのく銀行7.64%
64筑邦銀行7.54%

1位~6位、8位~9位、11位は国際統一基準、それ以外は国内基準で算出されています。

海外に営業拠点を持っているかどうかで、算出基準が異なるのですね

そして、海外展開をしている銀行は自己資本比率8%、そうでない銀行は自己資本比率4%を超えることを求められています。

一覧表を見ると、すべての地方銀行が自己資本比率の基準をクリアしていることが分かりますね。

しかし金融界では、海外拠点を持っていなくとも、自己資本比率8%というのが最低ラインという見方が一般的です。

自己資本比率8%を下回っている地方銀行は、大垣共立銀行三重銀行みちのく銀行筑邦銀行の4行であり、今後の動向が注目されています。

※数値は、2020年3月期-第2四半期(2019年9月末)時点

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◆優良行と経営難の地銀が分かれた要因

ここまで見てきて、ひとことで地方銀行と言っても、色んな規模があることが分かりました。

また、利益の金額や自己資本比率が示すように、優良行と経営難の地銀が生じています。

なぜ、このような差が生じたのでしょうか?

①人口減少

一番大きな理由は、人口減少です。

全国的に人口が減っているのは周知のとおりですが、大都市圏はむしろ増えているところもあり、地域によって事情が異なります。

(都道府県別の人口推移)

 2010年2018年増減率
北海道551万人529万人96.0%
青森県137万人126万人92.0%
岩手県133万人124万人93.3%
宮城県235万人232万人98.6%
秋田県109万人98万人90.3%
山形県117万人109万人93.2%
福島県203万人186万人91.9%
茨城県297万人288万人96.9%
栃木県201万人195万人96.9%
群馬県201万人195万人97.2%
埼玉県720万人733万人101.9%
千葉県622万人626万人100.6%
東京都1,316万人1,382万人105.0%
神奈川県905万人918万人101.4%
新潟県237万人225万人94.6%
富山県109万人105万人96.1%
石川県117万人114万人97.7%
福井県81万人77万人96.0%
山梨県86万人82万人94.7%
長野県215万人206万人95.9%
岐阜県208万人200万人96.0%
静岡県377万人366万人97.2%
愛知県741万人754万人101.7%
三重県186万人179万人96.5%
滋賀県141万人141万人100.1%
京都府264万人259万人98.3%
大阪府887万人881万人99.4%
兵庫県559万人548万人98.1%
奈良県140万人134万人95.6%
和歌山県100万人94万人93.3%
鳥取県59万人56万人95.1%
島根県72万人68万人94.8%
岡山県195万人190万人97.6%
広島県286万人282万人98.5%
山口県145万人137万人94.4%
徳島県79万人74万人93.8%
香川県100万人96万人96.6%
愛媛県143万人135万人94.5%
高知県76万人71万人92.4%
福岡県507万人511万人100.7%
佐賀県85万人82万人96.4%
長崎県143万人134万人94.0%
熊本県182万人176万人96.7%
大分県120万人114万人95.6%
宮崎県114万人108万人95.2%
鹿児島県171万人161万人94.6%
沖縄県139万人145万人103.9%
(合計)1億2806万人1億2644万人98.7%

地銀上位に顔を出す横浜銀行福岡銀行千葉銀行などは、いずれも多くの人口を抱える大都市圏にあります。

地銀は地元経済に強い影響を受けるので、人口が少ない自治体・人口が減少する自治体に本店を置く地銀は、圧倒的に不利なのです。

もはや、一県一行主義のビジネスモデルは完全に破綻していると言えます。

②低金利政策

二番目の理由は、低金利政策です。

もともとデフレで低金利が続いた上、アベノミクスでも超低金利政策が進められたため、金利収入は減少の一途。

これに対し各銀行は、金利がとれる消費者ローンや手数料ビジネスを推進しましたが、やはり人口が多い大都市圏の方が有利です。

③経営戦略

これは、上記2つほどは影響が少ないと思っています。

地域経済に縛られるうえに、監督官庁の規制が厳しい地方銀行は、独自の経営戦略を打ち出しにくいのです。

だからと言って、何もしなくて良い訳ではありません。

スルガ銀行は、高金利のシェアハウス向け融資やアパートローンに特化して、高収益をたたき出していました。

結果として上手くいかなかったものの、戦略次第で収益を上げる可能性があることを示したと思います。

山口銀行は、市場が大きい福岡県に「北九州銀行」を新設して、勝負をかけています。

これらの挑戦にはリスクがつきまといますが、挑戦しない地銀に未来はないでしょう。

◆まとめ

という訳で今回は、地方銀行64行を様々なランキングで紹介してきました。

地方銀行の再編は待ったなしの状態であり、2020年も大きな動きが出てくると思います。

数年後には、地銀の数が大きく減っているかもしれません…

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