プロ野球選手として活躍する、正木智也(まさき・ともや)さん。
今回は、そんな正木さんを取り巻く『家族』の物語です。

◆家族構成
正木智也さんには、父親、母親、4歳上の兄がいます。
また、実家では小学2年生の頃から犬を飼っており、正木さんにとって妹のような存在だったそうです。
◆実家・生い立ち
正木智也さんは、東京都の出身です。
野球を始めたのは小学2年生のとき。
幼い頃から兄の野球の練習について行き、自分も練習させてもらううちに、野球の楽しさを知りました。
小学生時代から野球に親しみ、慶應義塾高等学校へ進学。
高校では2年生の夏から4番を任され、高校通算50本塁打を記録しました。
卒業後は慶應義塾大学に進学し、東京六大学野球で活躍。
2021年10月11日、プロ野球ドラフト会議で福岡ソフトバンクホークスから2位指名を受け、プロ野球選手への道を歩み始めました。
◆父親・正木比呂士さん
正木智也さんの父親の名前は、正木比呂士さん。
父・比呂士さんは、息子の野球の才能を幼い頃から見守ってきました。
正木選手がバッティングセンターに行くと、防球ネットの上部にある本塁打の看板によく打球を当てていたそうです。
比呂士さんは当時を振り返り、息子の打撃について語っています。
幼い頃から周囲の大人を驚かせるほどの打球を飛ばしていた正木選手。
プロ野球選手としての長所は、すでに少年時代から表れていたのですね。
また、比呂士さんは息子について「弱音は聞いたことがない」と話しています。
中学時代、正木選手は強豪チームの世田谷西リトルシニアへの入団を希望しました。
レギュラーになれないかもしれないと心配しましたが、本人は、

やりたい。やらせてほしい
と即答したそうです。
厳しい環境でも挑戦したいという意志の強さは、父親も認めるところでした。
プロ入り後の正木選手には、父親から贈られたネクタイにまつわるエピソードもあります。
契約更改という大切な場面で、父親からプレゼントされたネクタイを身につけていたことが報じられています。
野球の成績だけでなく、人生の節目にも家族からの贈り物を大切にする正木選手。
父親からのプレゼントは、プロ野球選手として歩む息子を見守る親心のこもった品だったのでしょう。
◆母親・正木美香さん
正木智也さんの母親の名前は、正木美香さん。
母・美香さんには、息子の名前にまつわる素敵なエピソードがあります。
正木選手が生まれる頃、美香さんは長男と同じ「也」の字を使いたいと考えていました。
そんなとき、偶然目にしたのが、元TOKIOの長瀬智也さんが出演している番組でした。
「也」の字が使われているうえ、字画を調べると運勢も良かったことから、「智也」と名付けたそうです。
長瀬智也さんのように、自分の信じた道を突き進む男に育ってほしい――。
名前に込められた願いを知ると、野球に対して一本気に努力を重ねてきた正木選手の姿にも、どこか重なるものを感じます。

◆兄・正木裕也さん
正木智也さんの兄の名前は、正木裕也さん。
正木選手が野球を始めたきっかけは、4学年上の兄・裕也さんでした。
小学2年生の頃、兄が野球をしていた影響で、自分も野球を始めたといいます。
テレビゲームにはあまり興味がなく、自宅でもボールを触って遊ぶのが日常。
好きな番組は野球中継でした。
兄の存在は、野球を始めるきっかけになっただけではありません。
正木選手は進学先にも兄と同じ慶應義塾高等学校を選びました。
兄の背中を追うように、野球と勉強の両方に取り組んできたのです。
野球を始めるきっかけをくれた兄の存在は、正木選手の歩みを語るうえで欠かせません。
◆愛犬くーちゃん
正木智也選手にとって、実家で飼っていた愛犬のくーちゃんは、家族の一員であり、妹のような存在でした。
くーちゃんは、シーズーとペキニーズのミックス犬。
正木選手が小学2年生の頃から一緒に過ごしてきた、大切な存在です。
正木選手は、くーちゃんについて

僕は遊び相手、友達って感じ
と振り返っています。お父さんやお母さんにはよく懐いていたそうですが、正木選手にはあまり懐いていなかったのだとか。
その理由について、正木選手は、高校時代は練習で疲れて帰宅すると寝るような生活で、あまり家にいなかったからではないかと話しています。
それでも、正木選手にとって、くーちゃんは大好きな家族でした。
大学時代は寮生活を送っていたため、実家に帰る機会も少なくなりました。
それでも、くーちゃんに会いたくて、休日の前に実家へ帰ることもあったそうです。
2022年1月、プロ入りに向けて福岡県筑後市の若鷹寮に入寮した際には、くーちゃんの写真を2枚持参しました。

これからはなかなか会えなくなるので。さみしくなると思って
そう語った正木選手。
プロ野球選手として新たな一歩を踏み出すときにも、愛犬の写真をそばに置いておきたかったのでしょう。
しかし、くーちゃんは2023年4月に亡くなりました。
その後も正木選手は、LINEのアイコンに愛犬の写真を使い続けています。
写真をアイコンにしている理由について、

本当に好きだったので、その気持ちを忘れないように
と語っています。
もう会うことはできなくても、写真を通して思い出を大切にしている正木選手。
くーちゃんは、正木選手にとって、今も心の中で生き続ける大切な家族なのですね。
◆エピローグ
正木智也さんは、野球に関することを家族にあまり話さなかったそうです。
心配をかけたくなかったからでした。
しかし、丈夫な体を授け、野球を続けられるよう支えてくれた両親への感謝は、強く胸に刻まれていました。
ドラフト指名後、正木選手は両親に向けて、こう語っています。

ずっと野球をやらせてくれてありがとう
その言葉には、幼い頃から野球に打ち込み、プロ入りという夢をかなえるまで支えてくれた家族への思いが込められています。
家族への思いを胸に、正木さんの挑戦は続いていきます。
◇脚注・出典
- 西日本スポーツ「中学修学旅行にバット持参し素振り/2位・正木智也【2022新生鷹の新星たち】」
- 福岡ソフトバンクホークス公式サイト「選手名鑑 正木智也」
- 鷹フル「正木智也のLINEのアイコン…5年間“一途”な1枚 大好きだった愛犬を『忘れない』」(2024年11月21日)
- 鷹フル「正木智也のハワイ優勝旅行“秘話” 『ずっと一緒』明かした家族思いな一面」(2025年1月20日)




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