2018年6月、『大岡越前』で知られる昭和の名優・加藤剛さんが亡くなりました。
今回は、生前の加藤さんを支えた『家族』にスポットを当て、在りし日の故人を偲びたいと思います。
【本人プロフィール】
名前:加藤剛(かとう・ごう)
本名:加藤剛(かとう・たけし)
生年月日:1938年2月4日
没年月日:2018年6月18日(80歳没)
出身地:静岡県榛原郡白羽村(現・御前崎市)
身長:173cm
◆2人の息子は俳優に
加藤剛さんには、2人の息子さんがいます。
2人とも父の跡を継ぎ(?)俳優として活動。
『大岡越前最終回スペシャル版』では息子さんとの共演を果たしていますね。
◆長男・夏原諒
加藤剛さんの長男は、俳優の夏原諒(なつはら・りょう)さん。
1975年6月21日生まれなので、現在(2018年7月)43歳になります。
ちなみに本名は加藤大治郎(かとう・だいじろう)さんと言いますが、これは生まれたころ加藤さんが舞台で演じていた剣客商売の登場人物「秋山大治郎」に由来するのだとか。
もう一つ「夏原」という芸名は、誕生日の6月21日が夏至であることに由来しています。
音大出身という異色の経歴を持ち、大学卒業後はアルトサックス奏者として活動していましたが、2003年に俳優に転向しています。
◆次男・加藤頼
加藤剛さんの次男は、こちらも俳優の加藤頼(かとう・らい)さん。
1980年7月16日生まれなので、今年(2018年)で38歳になります。
ちなみに本名は加藤小次郎さんといいますが、こちらは「風と雲と虹と」で加藤さんが演じた平将門の幼名「小次郎」から。
頼さんが子供の頃、たまに加藤さんのひざの上で、「大岡越前」を一緒に見ていました。
その時は加藤さんが、
“このシーンはよかった”
“もっと(演技を)足した方がよかった”
などと解説。
10歳の時に手伝いで、加藤さんの舞台に出演したこともあり、次第に「役者」に興味を持つようになります。
頼さんが20歳の頃、
“どういう仕事をやっていこうと思っているんだ?”
と聞かれ、「役者」と言えずに黙っていると、
“おまえの責任で決めることだけど、役者はやめた方がいいぞ”
と釘を刺されてしまいます。
その後、自分で考えて答えを出して
“役者をやってみたい”
と伝えた頼さん。
加藤さんは
“おまえの責任で頑張ってみなさい”
と賛成してくれました。
◆妻は女優・伊藤牧子
加藤剛さんの奥さまは、女優の伊藤牧子(いとう・まきこ)さん。
1937年3月17日生まれなので、現在(2018年7月)81歳になります。
加藤さんとは早稲田大学演劇サークル「自由舞台」で知り合ったみたいですね。
『ひょっこりひょうたん島』のダンプ役など、声優としても活躍されています。
◆まとめ
これまで見てきたとおり、加藤剛さんの活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
これからは天国から、息子さんたちの活躍を見守り続ける事でしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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