女優や脚本家として活躍する、中江有里(なかえゆり)さん。
今回は、そんな中江さんを育み、支えてくれた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆実家は喫茶店?
中江有里さんは大阪市出身。
実家にいるころは、大みそかにお好み焼きを食べることが「定番」だったそうで、大阪らしいですね。
中江さんの実家を調べると「喫茶店」のキーワードが表示されます。
お母さんが喫茶店で働いていたので、そのことを意味しているのでしょう。
◆父親とは離婚
中江有里さんの両親は、小学校5年生くらいのときに離婚しています。
この時、中江さんは、
お父さんの元にいくか、お母さんの元にいくのか
という選択を迫られ、とても不安になったそうです。
結局、お母さんについていった中江さんは、お父さんとは離れて暮らすことになりました。
中江さんが24歳のとき、仕事でロシアに行って日本に戻ったら、お母さんは再婚していたそうです(*^_^*)
新しいお父さんとお母さんは仲が良く、お母さんの誕生日には毎年のように花束をプレゼントされています。
◆母親とのエピソード
中江有里さんのお母さんは、喫茶店で働いて、中江さん姉妹を育ててくれました。
こう書くと、苦労話のようにも聞こえますが、実際、お母さんは仕事が好きだったそうです。
中学生のころ、お母さんの喫茶店を手伝った中江さんは、お母さんがいきいきと輝いていることに気がつきました。
お母さんはここが好きで、働くのが楽しいんだ
家にいる時より、お母さんはずっと美しかったのです。
また同じころ、中江さんは学校で、上級生からのいじめに遭ったことがあります。
一人で家に帰って泣いていたら、仕事場から電話してきたお母さんが、娘の声を聞いてただならぬ気配を察知。
お母さんは一目散に帰ってくると、
あなたが何かやったのか?
ということを聞かれました。
私は一切何もやっていない。今までしゃべったこともないし、何もしたことがない……
そう聞くと、お母さんはまず学校に話をしました。
しかし、教師に話しても埒(らち)があかないと悟ると、今度は娘をいじめていた張本人と話をつけてきました。
帰って来たお母さんは、
もう心配ないから。明日普通に学校に行きなさい
何もされないから、絶対に守るから
と言いました。
次の日学校に行くと、本当にいじめは収まっていました。
皮肉なことですが、中江さんはいじめを受けたことで、母の愛情を確信することができたのです。
お母さんは今でも健在で、こんなメールを送ってくれます。
なんでも一生懸命なのはええことやけど、少しぐらいは力ぬいてええのとちゃうか。うちは力ぬきまくりやで
娘が何歳になっても、お母さんはお母さんなのですね(^_-)
◆妹はマネージャー?
中江有里さんには妹がいます。
個人事務所のマネージャーを務めているそうで、姉妹仲は良さそうですね。
2013年12月には、妹さんに子供が生まれているので、マネージャー業はお休みされていたでしょうね。
ちなみに妹さんは、書道が趣味で、書道展に出展するくらいの実力者。
姉妹そろって、芸術的な才能があるのかもしれません。
◆2002年に結婚
中江有里さんは、2002年くらいに製作会社の男性と結婚しました。
しかし2010年に離婚。
以降はフリーですが、まじめな趣味人なので、今の生活を楽しんでいるそうです。
◆子供はいる?
8年間の結婚生活を送った中江有里さんですが、子供はいません。
以前、小学校の先生を演じたことがあり、教師という職業について、次のように話しています。
今、私には子供はいませんが、もしかしたら親になるのと同じなのかな……と。多分、上辺だけでは通じないのだろうと。やっぱり自分が体を張って教えていかなければいけない。それを職業にするわけですからね。
中江さん、教師になっても、結構良い先生になったかもしれませんね。
◆まとめ
中江有里さんの誕生日(12月25日)は、母方の祖母の命日でもあるそうです。
祖母、母、娘へと受け継がれる親子の絆――。
処女作の“結婚写真”も母と娘の絆を描いた作品ですが、リアルな体験が作品に影響を与えていることは間違いありません。
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