さかの・あさひ【坂野旭飛】
2005年〈平成17年〉8月13日生まれのスキージャンプ選手。
◆実家・生い立ち
坂野旭飛さんは北海道札幌市出身。
スキージャンプの名門、北海道下川商業高校に進学し、在学中に全国高校スキー大会で優勝しています。
高校3年だった2024年2月、札幌で行われたワールドカップ(W杯)に初出場し、着実に世界との距離を縮めていきました[1][2]。
高校卒業後は雪印メグミルクスキー部に所属。
世界ジュニア選手権にも出場し、将来の日本代表入りを有望視される存在でした[1][3]。
◆父親・坂野幸夫
坂野旭飛さんの父親の名前は、坂野幸夫(さかの・ゆきお)さん。
1976年〈昭和51年〉2月3日生まれの元スキージャンプ選手です。
全日本スキー連盟(SAJ)登録選手として活躍し、W杯では最高11位という成績を残しました[4][5]。
現役引退後は雪印メグミルクスキー部の監督に就任し、多くの若手選手を育成。
旭飛さんも父の背中を追い、競技を始めました。
日々の練習には父の厳しさと愛情が込められており、旭飛さんにとってかけがえのない師であり家族でした[1]。
◆母親
坂野旭飛さんの母親は、旭飛さんが小学生のころからジャンプの活動を支え、送迎や遠征準備など、陰で大きな役割を果たしていました。
競技生活を続けられたのは「母の支えがあったから」と、旭飛さんは語っていたとされます。
◆妹・坂野ひなた
坂野旭飛さんの妹の名前は、坂野ひなた(さかの・ひなた)さん。
生年月日は不明ですが、2017年時点で小学生としてスキージャンプ大会に出場しており、将来を期待されるジュニア選手として注目されていました[6]。
憧れの選手は高梨沙羅さんで、「沙羅ちゃんみたいになりたい」と語っていたことから、兄・旭飛さんと同様にジャンプへの強い思いがうかがえます。
◆妻
坂野旭飛さんは未婚で独身です。
◆子供
坂野旭飛さんに子供はいません。
◆まとめ
これまで見てきたとおり、坂野旭飛さんの活躍の陰には、指導者としての父・幸夫さん、支える母、そして同じジャンプの道を歩む妹・ひなたさんの存在がありました。
温かい家族に支えられ、旭飛さんは空高く舞い続けてきました。
しかしその未来は、2025年7月1日、札幌市内での転落事故により突然閉じられることとなりました[3]。
19歳という若さで旅立った旭飛さんの記憶は、家族の思い出とともに、これからも多くの人々の心に生き続けることでしょう。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
◇出典
1.DOSHIH SPORTS 2024年1月21日 ルーキー坂野旭飛が初のW杯メンバー入り 父で雪印監督の幸夫さん …
2.FIS Athlete Biography – Asahi SAKANO
3.FNNプライムオンライン 2025年7月3日 スキージャンプ・19歳坂野旭飛さん死去_所属先が発表
4.Wikipedia(Yukio Sakano)
5.毎日新聞 2025年7月4日 スキージャンプ・19歳坂野旭飛さんがビル3階から転落死
6.朝日新聞 2017年7月27日 高梨、ジュニア大会に姿 小学生「沙羅ちゃんみたいに」
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