2016年のノーベル医学・生理学賞に輝いた、大隅良典(おおすみよしのり)さん。
今回は、そんな大隅さんを支えた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆実家・父親の職業は?
大隅良典さんの実家は、福岡県福岡市。
父親の大隅芳雄さんは、九州大学工学部で採鉱学を専攻する教授でした。
父・芳雄さんは、
理系に進んでくれたら…
という期待を持っており、大隅さんも子供の頃から研究者を目指していました。
◆母親
大隅良典さんのお母さんは、結核を患っており、病床にありました。
しかし、お母さんは運良く体調を回復し、お母さんが元気になってからは、家族でマージャンをしていたそうです。
ちなみに、一番強かったのは大隅さん。
ひらめきに長けていた。
という事ですが、科学者は麻雀にも強いのですね(^O^)/
◆兄弟はいる?
大隅良典さんは、4人兄弟の末っ子として生まれました。
そして、大隅さんが理系の道に進んだ理由には、一番上の兄・和雄さんの存在がありました。
小学生のころ、東京の大学に通っていた12歳年上の長兄が帰省のたびに宇宙や生物、化学に関する子供向けの本を贈ってくれた。
長兄がくれた本は、英科学者ファラデーの「ロウソクの科学」や、八杉龍一の「生きものの歴史」など優れた本ばかり。
大隅少年はこれらを夢中になって読み、今でも挿絵まで覚えているそうです。
戦後で物資が乏しく、本が貴重だった時代。
下宿暮らしで、生活が苦しかったはずの長兄の気持ちが、心にしみたのでした。
◆嫁は大隅典子さん?
大隅良典さんを検索すると、「大隅典子」というキーワードが浮上します。
神経科学者の大隅典子さんが、大隅さんのお嫁さんなのでしょうか?
実は、大隅さんのお嫁さんの名前は「万里子」さん。
大隅典子さんは、名前が非常に似ていますが、赤の他人だそうです(*^^*)
しかし、嫁・万里子さんも実は科学者。
東京都立大(現・首都大学東京)を卒業後、東大大学院へと進み、同じ研究室で大隅さんと知り合ったのでした。
夫はいいかげんで不思議な人。ずぼらで適当なのに、どうして実験がうまくいくのか、不思議で仕方なかった。私の方がよっぽどきちんとしているのに…
嫁・万里子さんは、こう言いながらも、旦那さんの偉業を喜んでいました。
◆子供は息子さんが2人
大隅良典さんは、2人の子供さんがいます。
2人の子供は息子さんで、既に成人していますが、1人は小児科医をしています。
ちなみに大隅さんは、子育てをほとんど万里子さんに任せ、自身は研究室にこもりっきりだったそうです(>_<)
忙しくて仕方なかった面もあるが、それにしても子育てには関わらなかった…
嫁・万里子さんは、夫と子供との関係について、こう振り返っています。
◆まとめ
これまで見てきたとおり、大隅良典さんの栄光の影には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
大隅さんの業績である「オートファジー」で、人類がまた一歩成長することを願っています。
《ノーベル賞受賞者の家族》
- 梶田隆章の『家族』~妻とのなれそめ?子供はいる?実家・弟・妹(2015年・物理学賞)
- 大村智の『家族』~父と母の職業は?弟は東大?妻と子供について(2015年・生理学・医学賞)
- 大隅良典の『家族』〜嫁は大隅典子さん?子供、父母、兄弟について(2016年・生理学・医学賞)
- カズオイシグロの『家族』~妻・ローナ、娘・ナオミに捧ぐノーベル賞(2017年・文学賞)
- 本庶佑の『家族』〜息子と娘も医師なのか?妻に捧げるノーベル賞(2018年・生理学・医学賞)
- 吉野彰の『家族』〜糟糠の妻との間に娘2人と息子1人…ついでに孫が2人
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