2015年12月24日、漫才コンビで人気を集めたタレントの海原小浜(うなばら・こはま)さんが亡くなりました。
今回は、在りし日の小浜さんを支えた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆父と母
海原小浜さんの両親は、芸人関係の人でした。
このため、小浜さんも「月の家桃子」として4歳でデビューし、舞台などで活躍します。
お母さんは早くに亡くなり、義理の父に育てられましたが、後にお父さんも亡くなったため、小浜さんは子供ながらに座長を務めていました。
◆叔母は相方のお浜
1933年、海原小浜さんは叔母のお浜さんを呼び寄せ、コンビ「ハッピー姉妹」を結成します。
海原お浜さんは、1916年5月22日生まれなので、この時17歳。
小浜さんに至っては、僅か9歳でした。
戦前・戦時中の敵性語忌避の風潮により、コンビ名は「愛国お浜・小浜」と改称され、「さざ波お浜・小浜」から「海原お浜・小浜」に落ち着きます。
コンビは、細々と活動していましたが、後に漫才作家の秋田實さんに見出され、1967年には「上方漫才大賞」を受賞しました。
叔母・お浜さんの私生活では、家具職人と結婚し、大阪・守口で「お浜・小浜の海原家具」を長年経営していました。
1976年、お浜さんが白内障を患ったため、コンビは正式に解消されます。
1994年、お浜さんは76歳で亡くなりました。
◆旦那は石川玉若
海原小浜さんの旦那さんは、浪曲師の石川玉若さんと結婚し、一男一女を授かりました。
◆子供は海原かける
海原小浜さんの息子さんは、海原かけるさん。
本名は、梅本一夫さんで、1948年2月21日生まれなので、年齢は67歳になります。
息子さんは、「海原かける・めぐる」を結成しますが、相方の「めぐる」さんは、2人存在しました。
2代目の「めぐる」さんは、後の池乃めだかさんです。
海原かける・めぐるは、1975年に「上方漫才大賞」の新人賞を受賞するなど、人気漫才コンビとなりました。
しかし、1977年に突然解散し、かけるさんは芸能界を引退。
現在は、大阪の谷町で「ちゃんこ鍋dining うなばら」を経営しています。
◆孫は海原やすよ・ともこ
海原かけるさんの娘は、漫才師の「海原やすよ・ともこ」として、姉妹で活躍しています。
海原小浜さんから見ると、孫に当たりますね。
やすよ・ともこは、2012年に上方漫才大賞を受賞しており、親子三代で同賞を受賞したことになります。
私生活では、やすよさんは2005年12月に当時オリックス・バファローズ投手であった宮本大輔さんと結婚。
ともこさんはバツイチでしたが、2006年8月、元男闘呼組の前田耕陽さんと再婚し、一男一女に恵まれています。
◆まとめ
これまで見てきた通り、海原小浜さんの周りには、いつでも温かく・愉快に支えてくれる『家族』の姿がありました。
今後も空の上から、漫才界の隆盛を見守ってくれることでしょう。
ご冥福をお祈り申し上げます。
コメント