2017年6月22日、乳がんで闘病中だった小林麻央(こばやしまお)さんが亡くなりました。
一番気がかりだったのは、幼い2人の子供を残していくことだったでしょう。
◆小林麻央さん逝く
小林麻央さんの夫・市川海老蔵さんが、麻央さんの乳がんを公表したのは、2016年6月9日のことでした。
2016年9月1日には、ブログ「KOKORO」を開設。
亡くなる直前の2017年6月20日まで、500回以上更新し、250万人以上の読者を集めています。
病気や個人的な事柄を伏せる風潮がある日本社会において「KOKORO」は画期的で、日本人のみならず世界の人々の心を勇気づけました。
2016年11月には、英国BBCが世界中の影響力があり人の心を動かす女性100人を記事やドキュメンタリーにする「100 Women(100人の女性)」の一人に選ばれています。
がんを公表して約1年、在宅医療に切り替え病気と闘っていた麻央さん。
最期は自宅で、両親、姉の麻耶さん、海老蔵さん、そして子供たちに見守られながら旅立っていきました。
◆2人の子供
小林麻央さんには、2人の子供がいました。
長女の麗禾(れいか)ちゃんと、長男の勸玄(かんげん)くんです。
麻央さんの旅立ちにとって、何よりも気がかりだったのは、幼い子供たちを残していくことだったでしょう。
◆娘・麗禾ちゃん
長女の麗禾ちゃんは、2011年7月25日生まれなので、現在5歳、(2017年の)誕生日が来たら6歳になります。
海老蔵さんのブログに、麗禾ちゃんはたびたび登場してきましたが、顔は非公表でした。
しかし、2017年2月3日、千葉県の成田山新勝寺で行われた節分会に、麗禾ちゃんも初参加。
長いまつ毛にクリっとした瞳が母・麻央さんにそっくりで、注目を集めていました。
2017年6月8日には、麗禾ちゃんにサプライズプレゼントが届けられます。
ファッションデザイナー・桂由美さんから、純白のドレスが届けられたのです。
海老蔵さんに手をひかれて現れたドレス姿の娘に、麻央さんは喜びと驚きで大興奮。
実は、麻央さんが結婚した時のウエディングドレスは、桂由美さんのプロデュースでした。
今回贈られたドレスは、ウエディングドレスそっくりに作られたもの。
麻央さんにしてみれば、娘の花嫁姿を見たような特別の思いだったに違いありません。
◆息子・勸玄くん
長男の勸玄くんは、2013年3月22日生まれなので、今年(2017年)で4歳。
2017年の誕生日には、一番に早起きし、冷蔵庫のなかのケーキを探していたそうです。
4歳最初の言葉は、、、
4歳なのに、なんで、かんかん(勸玄くん)まだこんなにちっちゃいの??
と
今日、おけいこ??
だったそうです。
4歳になったらしっかり稽古をする
と、海老蔵さんと約束していたみたいですね。
実際、勸玄くんは「七月大歌舞伎」への出演が決まっており、舞台では白狐の役を演じます。
舞台に先んじてキツネのお面を購入した麻央さん。
これをつけてはしゃぐ勧玄くんに、麻央さんが
かんかん、キツネさんいいねー!
と麻央さんが盛り上げると、
これは、ネコだよ!
と反論してきたのだとか。
その後も
「キツネだよ!」「ネコだよ!」
と小さな言い合いをしたのだという麻央さん。
残念ながら、息子さんの晴れ舞台を観ることは叶いませんでした。
◆まとめ
長女・麗禾ちゃんは、麻央さんが亡くなった後もずっと麻央さんのそばにいて、一緒に寝ていたそうです。
母親が亡くなったことについて、2人の幼い子どもたちは、
分かってると思うけど、分かってないところもあると思う
と、海老蔵さんは語りました。
しかし将来、子供たちが母・小林麻央さんをはっきりと意識した時、子供たちは母親を誇りに思うことでしょう。
こんなにも強く、こんなにも優しく生きた女性は、小林麻央さんしかいないのだから。
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