ふるいち・のりとし【古市憲寿】
1985年〈昭和60年〉1月14日生まれの社会学者。
◆実家・生い立ち
古市憲寿さんは東京都で生まれ、６歳で埼玉県川口市に引越し。
埼玉県立越谷北高等学校を卒業後、慶應義塾大学環境情報学部に進学しました。
古市さんは、自身の育った家庭を
個人主義の家だった
と語っています。
最大で７人家族――祖父母、両親、３人きょうだいで暮らしていた時期があり、その中でテレビが8台あったのだとか。[6]
リビングに１台、各個室にそれぞれ１台ずつあり、
みんながバラバラにテレビを見る
のが日常だったそうです。
また、夕食も特徴的で、
バイキング形式だった
と回想。
大皿に盛られた料理がテーブルに並び、家族それぞれが好きな時間に、好きなものを取って食べるスタイルが普通だったとのこと。
干渉されず、自由に過ごせる雰囲気が居心地よかった
と振り返っています。[6]
小学生の頃から
春休み中に１年分の予習を終えていた
と語るように、内向的で自己完結型の子どもだった古市さんには、そうした家庭環境がぴったり合っていたのかもしれません。[5]
成績は優秀で、オモチャや物欲にも興味がなく、体育のような嫌いなことを無理にやらされることもありませんでした。
中学生の頃にはインターネットで社会への興味を広げ、
パソコンを買い与えられたことが大きな転機になった
と話しています。[5]
◆父親
古市憲寿さんの父親は、鹿児島県南九州市（旧・川辺郡川辺町）出身です。[3]
大学進学を機に上京し、公務員として働いた父は、干渉しすぎず、穏やかに家族を支えていた存在だったようです。[2]
◆母親
古市憲寿さん母親は専業主婦でしたが、友人と出かけることも多く、家事ばかりをやっているタイプではありませんでした。
古市さんは
母親とは他人のような関係だった
と語る一方で、
自分の選択を尊重してくれる人だった
とも述べています。[2]
◆祖父
古市憲寿さんが幼いころ、両親が妹たちの育児に忙しかったため、祖父と過ごす時間が多かったといいます。
古市さんの興味を理解し、地図帳や図鑑などを買い与えることで知的好奇心を後押ししてくれた存在でした。[5]
また、祖父と一緒にバスに乗って東京を巡る「計画と実行」の楽しさも、古市さんの観察力と分析力の土台になったと言えそうです。
◆兄弟姉妹
古市憲寿さんには妹が２人います。[3]
３人きょうだいですがそれぞれに個性が異なり、本人いわく
兄妹で似たところがない
とのことです。
◆妻
古市憲寿さんは独身で、これまで結婚歴もありません。
人と暮らすのが苦手
家庭を持ちたいと思ったことがない
と公言しており、自身の価値観と距離感を大切にしています。[4]
とはいえ、近年は周囲の友人からのすすめもあって結婚への意識に変化が見られるようです。
テレビ番組の取材では、理想の結婚相手について
結果的にお互いにメリットになる関係がいい。稼ぐ力のある人。才能って言ってもいいけど、文章でも音楽でも金融でも、ちゃんと自分で稼いでいる人が理想
と語りました。[7]
また、芸能人でいうと
その条件で言うと指原莉乃（さしはら・りの）さんが当てはまっちゃうから嫌なんですよね
と話しています。
◆子供
古市憲寿さんに子供はいません。
自身の未来において、
子育てをするイメージが湧かない
と語っており、現時点では家庭を築くよりも研究や表現活動に注力しているようです。[4]
◆まとめ
これまで見てきたとおり、古市憲寿さんの活躍の陰には、静かに、しかし確かに支えてくれる『家族』の存在がありました。
人と距離をとりながらも、温かさと理解に包まれて育った日々が、現在の古市さんを形づくっています。
家族の応援と共に、古市さんの挑戦はこれからも続いていきます(^o^)丿
◇出典
- Wikipedia 古市憲寿
- AERA 2016年10月10日号 「古市憲寿が語る“家族”という不確かな存在」
- Wikipedia 古市憲寿（2025年6月時点の記述）
- フジテレビ 2021年5月7日放送「ダウンタウンなう」
- BRUTUS 2021年1月1日 「社会学者・古市憲寿。ぼくの、こう育てられた。」
- スポニチアネックス 2022年4月19日 「古市憲寿氏 個人主義の家庭で育った幼少期 7人家族でテレビが8台『結構、居心地がいい場所だった』」
- サンスポ 2023年9月22日 「古市憲寿氏、結婚相手は『稼ぐ力のある人』と明かすも、顔のタイプは『顔って皮…皮に対して好き嫌いってあんまない』」
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