2017年1月25日、俳優・タレントとして活躍した藤村俊二さんが、心不全のため亡くなりました。
今回は、そんな「おヒョイさん」の在りし日を支えてくれた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆父親の職業は?
藤村俊二さんのお父さんは実業家で、スバル興業の社長も務めた人物でした。
スバル興業は、1946年に映画館として創業し、有楽町スバル座などを運営するほか、道路メンテナンスなども手掛ける上場企業です。
そんなお父さんが、藤村さんに大切なことを教えてくれたエピソードがあります。
高校時代の藤村さんは、芸者遊びに没頭し(!)、お金がなくなったため、家にとりに帰ったことがあります。
すると、何とお父さんの事業が失敗して、実家が人手に渡っていたのでした。
しかし、藤村さんは諦めず、道具屋さんを呼んで、めぼしいものを売ってお金を作ります。
芸者遊びが終わり、藤村さんは勘当される覚悟でお父さんのもとへ戻りました。
お父さんはこう言い放ちます。
俊二、お前、眼がある。高いものから売ったぞ
この経験が、本物を見極めるという意味で、藤村さんの生き方のターニングポイントになっているそうです。
蛙の子は蛙。
お父さんは、転んででも只では起きない、飄々とした人物だったのでしょう。
◆母親の教え
藤村俊二さんのお母さんも、独特な教育方針の持ち主です。
藤村さんは幼稚園の時、「登山ごっこ」で大勢の友達を負傷させ、幼稚園を退園処分となったことがあります(゚д゚)!
しかしお母さんは、
よかったわね、おうちでゆっくり遊びなさい
と平然としていました。
家の中で兄弟ケンカをして障子を破っても、「やめなさい!」などと言うことはなく、頃合を見計らって
疲れたでしょう、お茶にしましょう
と余裕の対応。
ただし躾は厳しく、
「顔を洗ったら飛沫をあげたままにしておいてはいけない」
「次に使う人のために綺麗にしておきなさい」
ということはよく言われました。
人としての品格を大事にする方だったのでしょうね。
◆兄弟はいる?
藤村さんは6人兄弟で育ちました。
裕福な家庭であったため、兄弟には一人ずつお手伝いさんがついていたというエピソードがあります。
◆妻の長尾美香代さんとは再婚?
藤村俊二さんの奥さんの名前は、長尾美香代(みか代)さん。
1962年4月22日年生まれなので、 年齢は 53歳となります。
美香代さんはタレントで、「世界・ふしぎ発見!」のミステリーハンターとして活躍し、長渕剛さんのドラマにも出演していました。
1996年、藤村俊二さんと結婚しましたが、27歳の「年の差婚」は当時、話題となります。
後年は、藤村さんの事務所社長兼マネージャーを務めるほか、「オヒョイさんとひなたぼっこ」というエッセイを雑誌に連載していました。
妻・美香代さんは、藤村さんが引退した噂が出た時、次のように肯定しています。
実は、藤村は仕事を全部辞めたんです。芸能界を引退?そういうことになりますね
藤村さんは、血管がボロボロの状態だったそうで、美香代さんは、動脈硬化や心筋梗塞が心配だったのでしょう。
ちなみに、
藤村さんと美香代さんは再婚なのか?
という話題がありますが、50歳近い息子さんがいますから、再婚で間違いないと思います。
◆子供の画像
藤村俊二さんの子供さんは、藤村亜美さん。
名前は「亜美さん」ですが息子さんです。
1966年7月28日生まれなので、年齢は49歳になります。
1990年に成城大学卒業後、アメリカ・カリフォルニア州に留学し、美術を専攻。
1993年に永住権を取得し、ロサンゼルスでCMコーディネーターを務めていましたが、2005年に帰国しました。
帰国後は、父・藤村俊二さんのグリーティング・カードやブックカードのプロデュースなどを手掛けています。
息子さんは、藤村さんの引退報道に否定的な立場でした。
一部報道による『引退』につきまして、父本人はそのような言葉を口にしておりません
とコメントを出しています。
それではここで、長男・亜美さんの画像をご紹介します。
若かりし日の藤村さんに、よく似ていますね!
◆まとめ
これまで見てきた通り、藤村俊二さんの活躍の陰には、いつでも温かく支えてくれる家族の姿がありました。
生前の写真を見ていると、ある日「ヒョイ」と復活されるような気がしてなりません。
ご冥福をお祈り申し上げます。
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