「ウクライナ」における各国の対応は「ウツノミヤ」の周りの大人と同じだ

2022年2月、新型コロナに代わりウクライナ侵攻のニュースが、連日、テレビを賑わせています。

しかし、侵攻からちょうど1ケ月前、「ウクライナ」を予言するような事件が日本で起きていました。

JR宇都宮線の暴行事件です。

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◆宇都宮線暴行事件

宇都宮線の暴行事件は、2022年1月23日の正午ごろに発生しました。

優先席に寝転がり加熱式たばこを吸っていたホストの男に対し、男子高校生が、

たばこを吸うのをやめてください

と注意したのです。

ホスト男は高校生に顔を近づけて威嚇。

男子高校生が男を押し返すと、

てめえ手を出しやがったな。土下座しろ

などと逆上し、土下座した男子高校生に対して殴る、蹴るなどの暴行を執拗に加えました。

暴行は15分間におよびましたが、乗客で暴行を止めようとしたものは誰一人いなかったとされています。

◆ウクライナ侵攻との相似点

どうですか、似てると思いませんか?

言うまでもなく、ホスト男=ロシアです。

そして、男子高校生がウクライナですね。

男子高校生は、ホスト男の逆鱗に触れる行為(=NATOへの加盟の動き)をしたため、ホストに暴行(=武力侵攻)を受けてしまったのです。

男子高校生(=ウクライナ)は完全に孤立。

周りの大人(=世界各国)は見て見ぬふりをし、助けるポーズ(=国連のロシア非難決議…否決)はとりますが、誰も本当に助けてはくれません。

みんな殴られる(=戦争に巻き込まれる)のは嫌なのです。

◆世界は「周りの大人」

ウクライナ侵攻におけるアメリカEU諸国の対応は、宇都宮線事件でいうところの「周りの大人」です。

やめろよ…

くらいは言ったかもしれませんが、結果としては犯罪行為を黙認しています。

日本ももちろん「周りの大人」です。

聞こえるか聞こえないかくらいの声で、

やめろよ…

と言っていますが、ホスト男がこちらに矛先を変えてくるんじゃないかとビクビクしています。

◆「周りの大人」はどうすれば良いのか?

宇都宮線の暴行事件が起きた時、ニュースを聞いた人たちは、ホスト男はもちろんですが「周りの大人」も非難しました。

いたいけな男子高校生がやられているのに、黙ってみているとは何事か

ということです。

私も思いました。

それでは日本は、ロシアのウクライナ侵攻に対して、どうすれば良いのでしょうか?

アメリカやEU諸国が見て見ぬふりをする中、日本だけが勇ましく割って入るのが正しいのでしょうか?

ウクライナには感謝されるかもしれません。

しかし、相当な痛みを伴う覚悟をしなければならないでしょう。

そもそも専守防衛をかかげる日本に、ウクライナを武力で助けることはできません。

これは言い換えると、周りの大人が「自分からは手を出さない」とルールを決めているので、助けには入らないということです。

戦争反対は当然ですが、これって何かおかしくないですか?

◆まとめ

宇都宮線暴行事件のケースでは、周りの大人の対応に問題はあったものの、ホスト男は逮捕され、拘置所で裁判を待っています。

ホスト男より警察・検察の権力が強大であるためです。

しかし、ロシアを抑えつける圧倒的な権力は、世界に存在しません。

ロシアに無条件の拒否権を与える国連が、ロシアの問題に機能しないことは明らかです。

ウクライナ問題の根本的な原因は、国連の形骸化を放置したことではないでしょうか?

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