ドラゴンクエストをはじめ、数々の名曲を世に送り出した、すぎやまこういちさん。
実は東大出身です!
今回は、そんなすぎやまさんを取り巻く『家族』の物語です。
本 名:椙山浩一(すぎやま・こういち)
生年月日:1931年〈昭和6年〉4月11日
出身地 :東京都台東区
出身大学:東京大学教育学部教育心理学科
◆生い立ち
すぎやまこういちさんは、東京府東京市下谷区(現在の東京都台東区)の出身。
小学校時代は、父親の仕事の都合で引越しが多く、
- 1年生…東京市鷹番尋常小学校
- 2年生~5年生…名古屋市清水尋常小学校
- 5年生~6年生…市川市真間国民学校
と、転校を繰り返しました。
小学生の頃から鼻歌で作曲してました
中学校も、千葉県立千葉中学校から東京都立武蔵中学校へ編入しています。
武蔵中で、のちに放送作家や政治家として活躍する青島幸男(あおしま・ゆきお)さんと知り合い、生涯の親友となりました。
新制高校の第1期生として成蹊高等学校に入学した後は、音楽部を創立し、音楽漬けの日々を送ります。
3年生の時には、戦時中に活動休止していた学内オーケストラを再組織し、指揮と編曲を務めました。
高校卒業が迫った頃、谷桃子バレエ団の依頼で、「子供のためのバレエ『迷子の青虫さん』」を作曲します。
この時、謝礼にもらった5000円が、初めて作曲でもらったギャラとなりました。
大学は、音楽大学への進学を望んでいましたが、ピアノが弾けなかったことから断念。
挫折とも言えますが、
数学も物理も化学も、謎解きのゲームみたいでした
と語るほどの理系脳を持っていたすぎやまさんは、東京大学理科Ⅲ類へ進学します。
東大でも音楽活動を優先していたため、時間をとられる理系学部を避けて、教育学部教育心理学科を選択。
授業にあまり出ないため教授の受けも悪く、1年留年して卒業しました。
◆家族構成
すぎやまこういちさんの実家の家族構成は、父親、母親、すぎやまさん、弟1人、妹3人の7人家族です。
自身は結婚して、息子さんがいると言われています。
◆父親は厚生省勤務
すぎやまこういちさんの父親の名前は、椙山庸吉さん。[1]
父親は、東京帝国大学の薬学部を卒業しています。
二代続けて東大なんですね
その後、昭和薬科大学で教鞭を執り、厚生省に転じてからは薬務局製薬課長も務めました。
趣味も多彩で、全日本麻雀連盟の理事などを務めています。
◆母親は雀士
すぎやまこういちさんの母親の名前は、蔦子さん。[1]
1909年、大分県竹田市にある浄土真宗のお寺で生まれました。
6歳の時に養子に出されますが、養父に溺愛され、東京女子医大へ進学します。
一方で、お母さんは大のゲーム好きで、雀荘に「麻雀ガール」として入り浸ります。
父との出会いも、雀荘だったそうです
◆5人兄弟の一番上
すぎやまこういちさんは、5人兄弟の一番上になります。
上から順番に、
- 長男:すぎやまさん
- 長女:瑛子さん
- 次男:三太さん
- 次女:由美さん
- 三女:日南子さん
というお名前です。[1]
三女・日南子さんの旦那さんは、作詞家やプロデューサーとして活躍した、林春生(はやし・はるお)さん。
林春生さんの代表作は、なんといっても『サザエさん』の主題歌でしょう。
1995年2月、林春生さんは肝臓がんで亡くなっています。
その後、林日南子さんは、実家と婚家の話をつづったエッセイを出版しました。
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