◆父親の職業は?
栗城史多さんの父親の名前は、栗城敏雄さん。[1]
父・敏雄さんは北海道の田舎町で眼鏡屋さんをやっています。
しかし父親は、眼鏡屋さんの商売を“副業” と呼んでいました。
栗城さんが小学3年生の時、父親は突然、
この町に温泉を掘りたい
と言い出して、河川敷で一人、温泉採掘を始めました。
すると3年後、本当に温泉が沸いて出てくるではありませんか。
その光景を見て、栗城さんは、父親が眼鏡屋を “副業” と呼んでいた理由が分かりました。
お父さんの本当の職業は、人が喜ぶことに全力で取り組むことだったのです。
ちなみにその温泉施設の運営は自治体で、お父さんには1円も入りませんでした。
しかし、温泉が湧くことで街の人や観光客が喜んでくれる…
お父さんはそれだけで満足だったのです。
父・敏雄さんは栗城さんが帰らないことを知り、
自分の好きなエベレストで消えた。ありがとうございます。皆さんに助けてもらって、”バカ野郎”とは言えない。よく今まで頑張ったと思う
と語りました。
◆まとめ
これまで見てきたとおり、栗城史多さんの活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
天国で、お母さんとの再会を果たせたでしょう?
ご冥福をお祈り申し上げます。
◇編集後記
栗城史多さんは、登山時には玄米酵素を愛用していました。
ソースはこの写真です。
インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)
栗城 史多とは? https://t.co/m4U3NeHeSf pic.twitter.com/fLPd5IRxhV— カゲロウ (@Kagerou_Kazoku) February 15, 2023
胸元に「ハイゲンキ」の文字が見えますね。
玄米の良さを知ったのは、一足先に旅立った、お母さんの影響だったそうです。
◇脚注
- 日経ビジネス 2018年5月22日 登山家・栗城史多 挑戦の軌跡、世界に響け
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