平昌五輪・カーリング女子日本代表の、鈴木夕湖さん。
趣味はオカリナです!
今回は、そんな鈴木選手を育んだ『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
生年月日:1991年〈平成3年〉12月2日
身長 / 体重:146cm / 46kg
利き腕:右
出身大学:北見工業大学工学部
◆実家は北見・旧常呂町
鈴木夕湖さんは、北海道常呂町(ところちょう、現・北見市)の出身。
常呂町は小学校でカーリングの授業があるくらいカーリングが盛んな土地で、鈴木選手も小学校2年生からカーリングを始めました。
北見市立常呂中学校時代には、同級生の吉田知那美さんとその妹の夕梨花さん(ともにLS北見)らと共に『常呂中学校ROBINS』を結成。
2007年には、中学生ながら北海道代表として日本カーリング選手権大会に出場し、3位入賞を果たしています。
その後、成績優秀で“リケ女”の鈴木選手は、旭川工業高等専門学校の物質化学工学科へ進学し、化学エンジニアを目指します。
卒論は「クロカビと黒色酵母に対するラベンダー精油の防カビ効果」。
一方でカーリングも続けており、2010年7月、本橋麻里(もとはし・まり)さんが結成した『ロコ・ソラーレ』に創立メンバーとして参加しました。
2012年に旭川高専を卒業し、北見工業大学工学部のバイオ環境化学科へ編入。
大学卒業後は網走信用金庫勤務を経て、北見市体育協会へ就職し、カーリングに専念しています。
◆父親
鈴木夕湖選手の父親の名前は、鈴木億宝(すずき・やすたか)さん。[1]
失礼ながら、演技が良いお名前ですね(^^♪
カー娘の活躍に対し、
私にとってメダルは夢そのもの。緊張をはねのけ、素晴らしいプレーをみせてくれた
と喜んでいます。
◆カーリングの父
また、常呂町には“カーリングの父”的な立場の方がいて、名前は小栗祐治さん。
1980年、常呂町で酒屋を営んでいた小栗さんは、カナダとの交流事業で行われたカーリング講習会に参加。
これなら、町のみんなが楽しめる
と直感した小栗さんは、常呂カーリング協会を設立し、普及に務めました。
グラウンドの雪を踏み固めた天然のリンクに、コンクリートをつめたビールタンクがストーン代わり。
夜になると、大人たちがお湯割りの酒を飲みながらストーンを投げる「星空カーリング」が広まりました。
鈴木夕湖さんも小栗さんに誘われて、小学2年からカーリングを始めています。
試合に勝つと、「おじさん」と呼んでいた小栗さんから、喫茶店で名物「流氷ソーダ」をごちそうしてもらうのが楽しみだったそうです(*^_^*)
本橋麻里さんを始めとした小栗チルドレンは、青森や長野などの強豪チームで中心選手として活躍。
本橋選手が地元に『ロコ・ソラーレ』を結成し、チルドレンが結集したことを誰よりも喜んだのも、カーリングの父・小栗さんでした。
◆母親の名前は?
鈴木夕湖選手の母親の名前は、鈴木倫子さん。[2]
1960年頃の生まれになります。
#鈴木夕湖 さんの母・倫子さんです(↓)https://t.co/joMGPZPD9n
【平昌五輪】銅に地元・北見歓喜 鈴木夕湖の母「ありがとう。本物のメダルが見られる」(1/2ページ) – 産経ニュース https://t.co/iQKQQIniY9 @Sankei_newsより
— カゲロウ (@Kagerou_Kazoku) February 19, 2022
実は、“夕湖”さんの名前を付けたのは、母・倫子さん。
お母さんが妊娠中に、よくサロマ湖の夕陽を見に行って、
ああいうふうにきれいに育って欲しいな
と願って名付けたのだそうです。
まったくそんなことはなかった。残念ながら
と、夕湖さんは自虐的に語っていますが、そんなことはありません(*^_^*)
◆兄弟はいる?
鈴木夕湖選手にはお兄さんがいて、名前は鈴木聖陽(すずき・せいや)さん。[3]
年齢は、夕湖さんより4歳年上になります。
#鈴木夕湖 さんの兄・聖陽さん(左)です(↓)https://t.co/joMGPZPD9n
【平昌五輪】銅に地元・北見歓喜 鈴木夕湖の母「ありがとう。本物のメダルが見られる」(1/2ページ) – 産経ニュース https://t.co/iQKQQIniY9 @Sankei_newsより pic.twitter.com/AaVYuyWkYl
— カゲロウ (@Kagerou_Kazoku) February 19, 2022
兄・聖陽さんは、平昌五輪を北見市常呂町の自宅で、テレビを見ながら応援。
日本代表初の4強進出について、
次も笑顔で頑張ってくれれば、良い結果になるのでは
とエールを送っています。
◆まとめ
LS北見の五輪出場が現実になろうとしていた、2017年春。
カーリングの“父”小栗さんは、肺がんで入院します。
長い間世話になったね。もう行くから
と弱音を吐く小栗さんに対し、周囲は、
“行くのは平昌でしょ”
と励ましました。
しかし、2017年5月26日、小栗さんは帰らぬ人となります。
享年88歳。
鈴木選手たちは、五輪出場権を勝ち取ると、
おじさんの供養のひとつになったかな
と話していたそうです。
日本全国から届く声援と、地元の思いと、小栗さんの夢をのせて、鈴木選手たちの挑戦は続いていきます(^o^)丿
◇編集後記
平昌五輪で一躍有名となったのが“もぐもぐタイム”。
カー娘たちは、バナナやイチゴのほかに焼き菓子を食べていて、注目を集めました。
その焼き菓子とはこちら。
カー娘の出身・北見市名物のチーズケーキです。
『全日本隠れたお土産お菓子-1グランプリ』にて優勝したこともあるのだとか(^_-)
◇脚注
- サンスポ 2018年2月24日 「英国に勝って銅メダル取って!」カーリング娘の大熱戦に列島燃えた
- NHK 2022年2月16日 カーリング・鈴木選手に母親「元気で頑張って」
- 朝日新聞 2018年2月25日 LS北見の地元はカーリングの町 住民リーグは5部まで
カー娘の家族!
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