オウム事件で社会を震撼させた、麻原彰晃の四女・松本聡香さん。
今回は、四女・聡香さんから見た『家族』をご紹介していきます。
【本人プロフィール】
名前:松本聡香(まつもと・さとか、仮名)
生年月日:1989年4月(29歳)※2018年7月現在
教団内のステージ:正報師(最高位)
◆6人の兄弟と姉妹
松本聡香さんは、6人兄弟の4番目で、麻原彰晃の四女に当たります。
長女の名前は松本美和さん。
1978年生まれなので、今年(2018年)で40歳になります。
次女の名前は松本宇未(うみ)さん(仮名)。
1981年生まれなので、今年で37歳です。
三女の名前は、松本麗華(りか)さん(三女は本名)。
1983年生まれなので、今年で35歳になります。
四女が松本聡香さんですね。
それと弟が2人いて、名前は不明ですが、今年で26歳と24歳になります。
◆父・麻原彰晃との決別
麻原のことは、今も昔もほとんど父親とは思えず、聡香さんにとって麻原は「グル」であり「教祖」でした。
聡香さんは一度も「お父さん」と呼んだことはなく、最初から「尊師」でした。
破片入りのオムレツを食べさせられたり、真冬に薄着で何時間も立たされるなど、麻原の命令で死にそうになったこともあります。
2010年4月、松本聡香さんは、
『私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか~地下鉄サリン事件から15年目の告白~』
という本を出版し、父親が犯してきた罪を断罪。
そして、2017年11月には、父母に対する推定相続人の廃除を横浜家裁に申し立て、認められたことを会見で明らかにしています。
精神的に親子ではないため、法律上も親子関係を断ち切ったということなのでしょう。
◆三女・松本麗華との確執
四女の主張に対し、三女・松本麗華さんは2015年3月に、
『止まった時計 麻原彰晃の三女・アーチャリーの手記』
を刊行し、父の罪は精神疾患を患っているためと強調しました。
三女と四女は、お互いを「教団を再興しようとしている」として批判し、お互いが「嘘をついている」と罵り合っています。
もうこうなると、どちらが正しく、どちらが真実を話しているとは言えないのだと思います。
三女は、家族関係において真実であり、四女は社会正義として真実を貫いているのでしょう。
◆まとめ
2018年7月、麻原彰晃の死刑が執行されました。
麻原は執行直前、自身の遺体の引き取り先として四女を指定していました。
しかし、四女は遺骨を持つことに身の危険を感じており、引き取りを望んでいません。
一方、妻の松本知子氏や三女らは、
“(麻原元死刑囚の)精神状態からすれば、特定の人(四女)を引き取り人として指定することはあり得ない”
として、遺体の引き渡しを求めています。
遺体までも家族に警戒され、家族の争いの火種となっている麻原。
これも、自身の罪深さゆえの結末と言えば、それまでなのでしょうか。
◇編集後記
本文中ご紹介した、松本聡香さんが書いた本はこちらです。
私はなぜ麻原彰晃の娘に生まれてしまったのか ~地下鉄サリン事件から15年目の告白~
内容も衝撃的ですが、お値段も衝撃的(゚д゚;)
絶版になって、プレミアムがついてしまったのですね…
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