2018年7月6日、オウム真理教の教祖・麻原彰晃が死刑執行されました。
今回は、麻原を取り巻く『家族』にスポットを当て、オウム事件の背景を考えたいと思います
【本人プロフィール】
名前:麻原彰晃(あさはら・しょうこう)
本名:松本智津夫(まつもと・ちづお)
生年月日:1955年3月2日
没年月日:2018年7月6日(享年63歳)
◆妻・松本知子の実家は…?
麻原彰晃の妻の名前は、松本知子(ともこ)氏。
現在は名前を変えて、松本明香里(あかり)と名乗っています。
1958年8月17日生まれなので、現在(2018年7月)59歳です。
妻・知子氏は、千葉県木更津市の出身。
千葉県立木更津高等学校を卒業後、浪人して代々木ゼミナール代々木本校に通う中で、麻原彰晃と知り合い、結婚しました。
口説き文句は、
“結婚は前世からの約束だった”
というものだったそうです。
そんな知子氏の実家は、両親も祖母も教師の家庭でした。
知子氏も教師を目指していたのかもしれませんが、実際に就いた地位は「正大師」でした。
「正大師」は、オウム真理教の高位の役職で、石井久子、三女・松本麗華(アーチャリー)さんに続き3人目の就任となっています。
◆娘が4人+息子が2人=全部で15人?
麻原彰晃には、妻との間に6人の子供がいました。
上から4人が娘で、下2人は息子になります。
他にも信者との間に産まれた子供が多数おり、全部で12人〜15人ほどの子供がいると言われています。
麻原はイメージとは裏腹に子煩悩で、子供にオモチャをたくさん買い与えたり、積極的にスキンシップを取っていたと言われています。
◆長女・松本美和
麻原彰晃の長女の名前は、松本美和さん。
ホーリーネームは「ドゥルガー」です。
1978年生まれなので、今年(2018年)で40歳になります。
長女は幼いころより、母親の知子氏から、兄弟のなかで差別的待遇を受けていたとされ、教団が「アレフ」と改称した際には加入しませんでした。
家族と距離をとっていた長女ですが、2001年1月、東京都北区のスーパーで菓子を万引し、警視庁王子署に逮捕されています。
◆次女・松本宇未
麻原彰晃の次女の名前は、松本宇未(うみ)さん(仮名)。
ホーリーネームは「アジタナーター・カーリー」です。
1981年生まれなので、今年(2018年)で37歳になります。
◆三女・松本麗華
麻原彰晃の三女の名前は、松本麗華(りか)さん(三女は本名)。
ホーリーネームである「アーチャリー」は有名ですね。
三女・麗華さんは1983年4月生まれなので、現在(2018年7月)35歳になります。
◆四女・松本聡香
麻原彰晃の四女の名前は、松本聡香(さとか)さん(仮名)。
1989年生まれなので、今年(2018年)で29歳になります。
聡香さんは、教団の中で最も高いステージである「正報師」の位にありました。
妻・知子氏や、後継者とされた三女よりも位が高いのは、なぜだったのでしょうか?
◆長男
麻原彰晃には2人の息子もいます。
長男は1992年生まれなので、今年(2018年)で26歳になります。
◆次男
麻原彰晃の次男は、1994年生まれなので、今年(2018年)で24歳になります。
◆娘同士の確執
四女の松本聡香さんは、三女の松本麗華さんに対し、2015年3月20日に放送された報道番組でのインタビューの中で、
“姉は被害者に対して謝罪していない”
“本の内容はでたらめで私の知っている真実とは異なる”
と述べ非難しています。
指摘された「本」の中で麗華さんは、麻原彰晃を「大好きな父」と表現しており、
“今もかけがえのない存在であり今も温かくて包容力のあるどっしりとした父としてのイメージもある”
とかなり好意的に表現していました。
一方、次女の松本宇未さんは、
“四女はマスコミ受けの良い話をして金を得ている”
と批判しています。
四女の著書の中では、父・麻原彰晃について
“幼い心と体を痛めつけた”
と記述されています。
◆遺灰は四女の下へ
麻原彰晃こと松本元死刑囚は、遺書は残していませんでしたが、東京拘置所に収監中、口頭で
“遺灰を四女に”
と、意思を示していました。
娘としては一番下であり、著書で父親を非難している四女を、麻原がここまで信頼するのはなぜなのでしょうか?
四女は7月6日、弁護士を通じて
“わたしの実父、松本 智津夫が迷惑をおかけした被害者の方らにおわび申し上げます”
とコメントしています。
◆まとめ
麻原彰晃のイメージとは裏腹に、身の周りには温かい『家族』の存在もありました。
このような家族に恵まれながら、なぜ社会を震撼させるような事件を起こしてしまったのでしょうか?
麻原が死刑執行されたため、家族の心中もリセットされたものがあるでしょう。
今後、家族の口から新たな真実が語られるのかもしれません。
◇編集後記
オウム真理教、最大にして最悪の事件は、1995年に発生した地下鉄サリン事件。
東京都内の地下鉄3路線で同時にサリンを撒き、13人の死者と、6300人もの負傷者を出しました。
事件から20年以上経過し、今ではネットで、防毒ガスマスクが買える時代となりました。
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思ったほど高くはないのですね。
サリンにもしっかり対応しているようです。
東京五輪を狙ったテロに備えて、検討すべきなのでしょうか?
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