なかむら・しちのすけ【中村七之助】
1983年〈昭和58年〉5月18日生まれの歌舞伎役者・俳優。
名門・中村屋の次男として生まれ、幼い頃より舞台に立ち、女形として確固たる地位を築いています。
映像作品にも出演し、現代的な感性を持つ役者として幅広く活動しています。
◆実家・生い立ち
中村七之助さんは東京都出身。
文京区立第五中学校、堀越高等学校を卒業しています。
幼少期より父の舞台を間近で見て育ち、6歳で初舞台を経験。
舞台裏では、家族でともに稽古に励む姿がたびたびテレビ番組などで取り上げられ、その温かい家族関係が注目を集めました。
◆父親・中村勘三郎
中村七之助さんの父親の名前は波野哲明(なみの・のりあき)さん。
1955年〈昭和30年〉5月30日生まれになります。
父・哲明さんは、十八代目中村勘三郎(なかむら・かんざぶろう)として、歌舞伎界に革新をもたらした存在です。
伝統を守りつつも、平成中村座を旗揚げし、ニューヨーク公演なども実現。
俳優としてだけでなく、演出家としての才覚にも恵まれ、多くの観客の心をつかみました。
七之助さんにとっては、芸の師匠であり、人生の指針でもあった父です。
2012年〈平成24年〉に亡くなられましたが、今もなお

父がいたらどう演じただろう
と想いを巡らせることがあると語っています。[1]
◆母親・波野好江
中村七之助さんの母親の名前は、波野好江(なみの・よしえ)さん。
六代目尾上菊五郎(おのえ・きくごろう)さんの娘として生まれました。
名家・音羽屋の流れを汲む家庭に育ち、波野哲明さんと結婚。
華やかな芸の家系の“橋渡し役”として、表舞台に立つことは少ないながらも、陰で中村屋を支え続けてきました。
勘九郎さん、七之助さんの初舞台や襲名披露の際には、いつも静かに、そして温かく見守る姿が印象的でした。[2]
◆兄・中村勘九郎
中村七之助さんの兄の名前は、波野雅行(なみの・まさゆき)さん。
1981年〈昭和56年〉10月31日生まれになります。
歌舞伎名跡「六代目 中村勘九郎(なかむら・かんくろう)」として活躍しており、父・十八代目中村勘三郎さんの芸を受け継ぎ、平成中村座の座長としても知られています。
私生活では女優・前田愛(まえだ・あい)さんと結婚し、2人の息子に恵まれています。
七之助さんとは幼少期から舞台を共にし、現在も互いに信頼し合う深い絆で結ばれています。[3]
◆妻・杏奈
中村七之助さんの妻の名前は杏奈(あんな)さん。
1989年〈平成元年〉頃の生まれになります。
京都・上七軒の元芸妓で、芸名は「とし真菜(としまな)」さん。
お茶屋に通っていた七之助さんと出会い、約2年の交際を経て、2025年〈令和7年〉4月18日に結婚を発表。
6月30日には東京で神前式と披露宴を執り行い、親族や関係者が一堂に会する中、幸せに満ちた門出を迎えました。
披露宴では甥・長三郎くんから「杏奈さんの幸せを一番に」という心温まる祝辞が贈られ、出席者を感動させました。[4][5]
◆子供
中村七之助さんと杏奈さんの間に、子供はいません。
杏奈さんが妊娠しているという情報もありません。
◆まとめ
これまで見てきたとおり、中村七之助さんの活躍の背景には、名家の血を受け継ぎ、深い愛情と伝統に支えられた家族の存在がありました。
父・哲明さんから受け継いだ芸、母・好江さんの静かな支え、兄・雅行さん(中村勘九郎)との厚い絆、そして新たな伴侶・杏奈さんとの門出ーー
そのどれもが、七之助さんの芸の厚みと人間性を形づくっています。
家族の応援を胸に、中村七之助さんの挑戦はこれからも続いていきます(^o^)丿
◇出典
- Wikipedia「中村七之助(2代目)」2025年6月30日閲覧
- 文春オンライン 2019年3月12日 「“中村屋”を支えた女性たち――歌舞伎界の母の姿」
- スポーツ報知 2024年5月1日 「中村勘九郎、兄弟の絆を語る」
- めざましmedia 2025年6月30日 「中村七之助が挙式 妻の写真を初公開!『三味線を聞いて惚れた』…」
- ORICON NEWS 2025年6月30日 「中村七之助、甥っ子“12歳”長三郎の一言に仰天!」
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