レスリング女子63kg級でリオ五輪・金メダリストの、川井梨紗子選手。
中学の時は美術部でした!
今回は、そんな梨紗子さんを育み、支えてくれた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆実家は石川県津幡町
川井梨紗子選手の実家は、石川県津幡(つばた)町。
梨紗子さんは、津幡町立太白台(おおしろだい)小学校2年生の時に、地元の「金沢ジュニアレスリングクラブ」で競技を始めました。
津幡町立津幡中学校3年の時に、全国中学生選手権52kg級で優勝。
高校からは実家を離れ、名古屋の強豪・至学館高校に進んでいます。
◆父親の職業は?
川井梨紗子選手のお父さんの名前は、川井孝人さん。
年齢は、今年(2019年)で51歳になります。
父・孝人さんも元レスリング選手で、日体大時代の1989年には学生二冠王(全日本学生選手権、全日本大学グレコローマン選手権)に輝きました。
現在は、石川県立金沢北陵高等学校のレスリング部監督で、男子日本代表のフリースタイルの監督もつとめています。
梨紗子さんがレスリングを始めたのは、そんなお父さんの軽いひと言でした。
大会あるよ? やってみる? メダル欲しい?
好奇心旺盛な梨紗子さんは
うん!
と即答。
1か月の練習で出場しますが、結果は初戦敗退。
梨紗子さんは、
まだやる(T_T)
と大泣きし、本格的にレスリングに取り組むことになったのでした。
◆母親の年齢は?
川井梨紗子選手のお母さんの名前は、川井初江さん。
年齢は今年(2019年)で49歳なので、お父さんより2歳年下になります。
母・初江さんも元レスリングの強豪選手。
旧姓・小滝初江さんとして、1988年・89年の全日本女子選手権を制覇しました。
1989年の世界選手権に出場し、7位という成績を収めています。
さて、本格的にレスリングに取り組むこととなった梨紗子さん。
英才教育をほどこしたのは、「金沢ジュニアレスリングクラブ」でコーチを務める初江さんでした。
攻めなきゃレスリングじゃない。そう言われて育った…
母・初江さんの指導は甘いものではありませんでしたが、梨紗子さんは喰らいついていきます。
梨紗子さんが中学2年のとき。
進路調査表に、
強豪・至学館高へ行きたい。
と書いた娘に、初江さんは覚悟を迫りました。
つらくなったら帰ってこいなんて絶対に言わない。覚悟をもって行きなさい。先輩を食ってきなさい。一人ひとり食っていかないと、上には行けないんだよ…
実家を離れ、至学館の寮に入る日。
車で送り、「頑張ってね」と手を振って別れると、携帯電話にメールが届きました。
<今までありがとうございました。至学館に入っても頑張りますので見ていて下さい。行かせてくれてありがとう>
この時は、さすがのお母さんも、涙が止まらなかったそうです(*^_^*)
◆かわいい妹2人もレスリング選手
川井梨紗子選手には妹が2人いて、2人とも、やはりレスリング選手です。
①次女・川井友香子
上の妹(次女)の名前は、川井友香子(かわい・ゆかこ)さん。
1997年8月27日生まれなので、梨紗子選手より3歳年下になります。
友香子さんは現在、至学館大に在籍。
2015年12月の全日本選手権では、梨紗子さんと姉妹で、60kg級決勝を争いました。
結果は姉・梨紗子さんのテクニカルフォール勝ちとなりました…
そんな川井姉妹の目標は、
2人で五輪へ行こう
というもの。
五輪の各階級代表は1カ国で1人であり、体格が似通う姉妹は階級を分ける必要がありました。
2人で話し合い、減量しやすい体質などを考えて、姉・梨紗子さんが軽い57kg級に移ることとなりました。
2019年9月の世界選手権。
姉・梨紗子さんは、3年連続優勝を遂げ、文句なしの五輪切符を獲得。
妹・友香子さんは、3回戦で敗退しましたが、その後、敗者復活戦を勝ち上がって3位入賞。
メダルを獲得したため、規定により東京オリンピックの代表権を得ています。
②三女・川井優梨子
下の妹(三女)の名前は、川井優梨子さん。
優梨子さんはお姉さんたちほど突き抜けてはいませんが、ジュニアのレスリングの大会で活躍する選手でした。
現在は引退して、社会人として働いているそうです。
◆まとめ
母・初江さんもかつて五輪を目指しましたが、現役時代に正式種目とはなりませんでした。
先生はオリンピックがなかったから出られなかった。あったら出たかった。ここからオリンピック選手が出たら先生は最高に幸せよ…
夢をかなえたのは、教え子の一人、梨紗子さんでした。
そして、初江さんの次の夢は、
姉妹そろっての東京オリンピック金メダル。
梨紗子さん姉妹の挑戦は、これからも続いていきます(^o^)丿
コメント