外車が永遠の憧れだったのは、昔の話。
この十数年で、日本車の価格が上がっているため、昔ほど価格差はなくなっています。
ましてやミニバンになると、400万、500万円クラスのアルヴェルが飛ぶように売れているのが現実。
これなら、外車ミニバンとほとんど変わりませんね。
それでは遠慮なく(?)、外車ミニバン探しの旅へ出かけましょう(^o^)丿
■■第5位■■ ルノー カングー 【9ポイント】
【車のコンセプト】★★★★★
コンセプトは、
“Vive la vie!ludospace-遊びの空間-”
ルノーはフランスに本拠を置くブランドです。
エクステリアデザインからもどことなくお洒落な印象を受けませんか?
リヤドアは両側スライドドアで、テールゲートも観音開きの二枚ドアとなっています。
輸入車ミニバンの中でも、異色の構造と言えるでしょう。
もちろん、ファミリーユーザーに訴求する機能も満載です。
それではまず、カングーの異色さについてご紹介いたします。
(1)ミニバンでありながら、6速マニュアルミッション仕様がある。
スポーティドライビングも期待大ですね!
(2)割り切った乗車定員で5人乗り。
「一応7人も乗れます」のミニバンは、3列目の居住スペースがきつく、あってもほとんど使わなかったりします。
そこを割り切ったカングーはラゲッジスペースが広めに取ってあります。
(3)スライドドアに電動設定がない。
これは軽量化のためでしょうか!?
(4)テールゲートは跳ね上げ式ではなく、観音開き。
むしろ使いやすいかもしれませんね。
6速マニュアルミッションはおそらく、コンパクトミニバンと言うこともあって、きびきび走らせたいスポーツ志向の強いニーズを意識しているのかもしれませんね。
スライドドアが電動でないのは、やはり軽量化のためでしょうか。
全体的にコンパクトなボディですが、もちろんエンジンも1.2Lと小さい。
当然馬力もトルクもやや貧弱です。
それでいて、きびきび快適に走るためには、
“無くてもいいモノは付けない”
と言うことなのでしょうね。
【家族で乗りたくなるポイント】★★☆☆☆
乗車定員は5人です。
けれど、定員フル乗車が常であっては窮屈です。
したがって、小さなお子さんをお持ちの4人家族にちょうど良いサイズでは無いでしょうか。
その上で、快適なカーライフを送るポイントをご紹介いたします。
- ラゲッジルームはトノカバーを活用した立体収納が可能。
- 全席と後席で、オーバーヘッド収納が標準装備。
- 可倒式助手席でラゲッジの拡張が可能。
- クルーズコントロールが全車標準装備でロングドライブも楽々。
もちろん魅力的な装備は他にも盛りだくさんです。
【おすすめ機能】★★☆☆☆
このルノー カングーははっきり言ってシンプル・イズ・ベストな車です。
素朴かつ現代的で、外車のエントリーモデルと言っても差し障りは無いでしょう。
例えば、スライドドアは電動ではありません。
けれど、そもそもドアがそれほど大型では無いため、比較的重量も軽量で、開閉に困ることは無いでしょう。
一方、車速感応ステアリングは確実にドライバーをアシストしてくれて、ステアリング操作の負担を軽減してくれることでしょう。
その他、安全機能の一環で横滑り防止機能(ESC)やABSとその拡張機能が万一に備えて常に待機しています。
また、クルーズコントロールも全車標準装備で、高速道路の移動で大活躍することでしょう。
いかがでしょうか。
ライトウェイトミニバンにご関心のある方は、試してみたいですね。
■■第4位■■ フォルクスワーゲン トゥーラン 【10ポイント】
【車のコンセプト】★★★☆☆
トゥーランのキャッチフレーズは、
“子どもが増えても、趣味が増えても大丈夫です”
ミニバン・トゥーランのサイトでは、なんとも頼もしいキャッチフレーズが目に飛び込んできます。
小型のプレミアムミニバンを検討中のお父さん、ご期待下さい。
トゥーランは2016年にフルモデルチェンジした2代目で、シャランより一回り小さくしたボディサイズです。
乗車定員は7人。
小型ミニバンともあって、家族構成では小さなお子さんをお持ちの4~5人家族にちょうど良いサイズではないでしょうか。
ただし、リヤドアがスライドドアではないため、狭い駐車スペースでのお子さんの乗り降りではちょっと気を遣うところがあります。
シートアレンジはリクライニングによるソファーモードやフルフラットは出来ません。
しかしもちろん、2列目ドシートと3列目シートを前方に倒しきると、かなり広いラゲッジスペースが確保できます。
2列目シートは3人掛けですが、中央のシートでも大人が余裕で座ることができ、それぞれ分割可倒します。
3列目シートは2人掛けで、こちらも同様に分割可倒します。
このトゥーランのライバルは、BMW2シリーズ グランツアラーで間違いないでしょう。
両車両の構造はほとんど変わりません。
読者の皆様はどちらがお好みでしょうか?
【家族で乗りたくなるポイント】★★★☆☆
日本人になじみのあるミニバンと言えば、どちらかというとリヤドアはスライドドアでしょう。
一方トゥーランはヒンジの開きドアとなっています。
開きドアの場合、開口部がやや狭く3列目シートへの乗り込みがしづらい傾向にあります。
その点に関してトゥーランはしっかりとした2列目シートの作り込みを行っています。
ショルダーにあるレバーを引くと、シートの座面とバックレストが前傾に倒れながら前方にスライドします。
これにより、3列目シートへの乗り込みも負担にならないことでしょう。
シートアレンジに関しては前述の通りフルフラットには出来ませんが、助手席・2列目及び3列目シートのバックレストを前方に完全に倒すことができます。
これにより、シーンに応じたラゲッジスペースの拡大が図れます。
【おすすめ機能】★★★★☆
さすがドイツの大衆車ともあって、ファミリーのことをよく考えたオプションがこのトゥーランには用意されています。
《インテグレーテッドチャイルドシート》
6歳以上のお子さんに向けたいわゆるジュニアシートです。
《3ゾーンフルオートエアコン》
運転席、助手席、2列目シートの独立空調制御可能。
《パワーテールゲート》
バックドアが電動で開閉可能です。
挟み込み防止機能もあり安心感が違います。
また手が塞がっている時に、リヤバンパー下へ足で所定のアクションを行うことで自動オープンが出来る「Easy Open」機能が付いています。
この他にも数多くのオプションが準備されています。
いかがでしょうか。
安全性や便利さなど、先進機能により快適なカーライフを送ることが出来るのではないでしょうか。
■■第3位■■ プジョー5008 【11ポイント】
【車のコンセプト】★★★★☆
コンセプトは、
“未だ見ぬ景色が広がる世界へ”
プジョーもまたフランスに本拠を置くカーメーカーです。
やはり、どことなくドイツ車と違ってエレガントさが感じられませんか?
さて、今回のテーマは家族で乗りたく外車のミニバンです。
その中で一台SUVが混じっております。
それがこれからご紹介します、プジョー5008なのです。
なにゆえミニバンテーマでSUVなのか、少し考察してみましょう。
そもそもミニバンとは何でしょう。
一説によると、構造上座面が高く、室内の長さが長く、高さもある乗用車と言われています。
また、乗車定員が6人以上の設定が一般的です。
この点をプジョー5008に当てはめてみますと、
SUVは座面がそもそも高めであり、ミニバンと大差はありません。
室内の長さは、助手席シート、2列目3列目シートを倒すと、サーフボードが収まる広さです。
脱着式の3列目シートにより乗車定員は7人になります。
室内高さ以外の点で、ミニバンとの共通点が確認できました。
すなわち極めてミニバンに近いSUVと言うことができるのです。
こう言った車種はこれから増えていく可能性があります。
例えば、国産車ではMAZDAのCX-8がライバル車となることでしょう。
それでは、もう少しプジョー 5008について詳しくご紹介いたします。
駆動方式はFFのみの設定。
これよりSUVとしての実力よりも、ミニバンのような実用重視と窺えますね。
エンジンはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの選択があります。
後者の方がハイパフォーマンスな設定となっております。
レーンキープアシストやアクティブクルーズコントロールなど、最新の安全機能が標準装備です。
【家族で乗りたくなるポイント】★★★★☆
家族で乗りたくなるポイントは、何と言っても室内の広さでは無いでしょうか。
特にラゲッジスペースの容積に自信があります。
3列目シートを格納すると、702Lの容積になります。
2列目シートも倒すと、1862Lに容積が拡大します。
ミニバンであっても、いつもフル乗車することはありません。
どちらかと言えば、荷物を積み込む機会の方が多いことでしょう。
プジョー5008は、不要なときに3列目シートを取り外すことも可能です。
すると、3列目シートを取り外した分、ラゲッジスペースがよりフラットに変わります。
また、助手席シート、2列目シート、3列目シートを倒すと、何と3.2mの長物を室内に積むことが出来るのです。
クッション性のあるマットレスを持ち込めば、車中泊にも使えるのでは無いでしょうか。
【おすすめ機能】★★★☆☆
車の機能性についてはどのメーカーもほとんど変わりなくなってきております。
そんな中で車を選ぶ基準としては、
- 外観のデザインが気に入るか。
- カーナビゲーションの使い勝手が良いか。
- 車内の雰囲気が好きか。
などと言った、好みによる判断の割合が高くなるのでは無いでしょうか。
けれど、プジョー5008には他メーカーにはない工夫が凝らされております。
それは、何度か触れております、3列目シートが脱着できることです。
実際のところ、フル乗車する機会は少ないでしょう。
そういう場合は3列目シートを取り外しますと、シート取り付け部も小物入れに早変わりします。
例えば車で旅行をしたり、アウトドアへ出かける時は、何かと荷物が多くなりがちです。
そんな時に小物をしまい込むスペースに活用するのもいいでしょう。
おフランス生まれのプジョー5008。
一番のおすすめポイントは、エレガントな外観かもしれませんね(^^♪
■■第2位■■ BMW2シリーズ グランツアラー 【12ポイント】
【車のコンセプト】★★★★☆
コンセプトは、
“家族を最高に沸かせる”
2シリーズ グランツアラーは、2015年5月に日本デビューしたニューモデルで、「家族」と「駆け抜ける歓び」をキーワードに車が仕上げられました。
“期待の新人”
公式サイトではこのように期待させるフレーズも与えられるグランツアラーは、どんな車なのでしょうか。
それでは主な特徴を紹介しましょう。
- FFレイアウト設計で室内空間に余裕がたっぷり
- 2列目シートは40:20:40で、3列目シートは50:50で分割可倒するため、荷物の大きさに応じて、乗車定員とのバランスが最適化
- ミニバンでありながらシャープなエクステリアデザインと、輸入車ならではの室内クオリティ
- ヘッドアップディスプレイでドライバーの視覚的負担を軽減
- エンジンはガソリン、ディーゼル共にツインパワー・ターボテクノロジーで、発進加速の快適なレスポンスが期待できる
いかがでしょうか、走りのミニバンの魅力が伝わりましたか?
【家族で乗りたくなるポイント】★★★☆☆
このグランツアラーは一般的なミニバンとはコンセプトが違い、停車時の快適性ではなく、走行中の快適性に特化しています。
残念ながら、2列目シートと3列目シートをリクライニングして、ソファーやフルフラットに切り替えることは出来ません。
ただし、バックレストの角度調節機能は備わっています。
2列目シートであれば40:20:40の割合で、また3列目シートであれば50:50の割合でバックレストの角度調節が出来ます。
それぞれの好みの角度でもたれることが出来、快適さが上がりますね。
また、2列目、3列目シートを前方に完全に倒すことが出来るため、ラゲッジスペースを拡張することが出来ます。
クッション性のあるマットレスを持ち込めば、簡易ベッドとして活用することも出来るでしょう。
チャイルドシートに関しては、2列目シート、3列目シートそれぞれで2つずつ取り付け可能であるため、パッセンジャーへのシートの割り当ての自由度が高いと言えるでしょう。
この点は小さなお子さんをお持ちの家族に取ってありがたいですね。
【おすすめ機能】★★★★★
外車の良さは何でしょう?
- 運動性が高い。(走行性能)
- 質感が高く高級感がある。
- 最新のシステムが搭載され、快適である。
- ステータスが上がる。
大きくとらえると、このような理由になるのではないでしょうか。
今回グランツアラーでご紹介したい機能は、いわゆる最新のシステムとしてこれからのBMWのスタンダードと言える機能になる、BMW Connected Drive.についてです。
昨今、自動運転と並んで話題になっているコネクトカーの概念で、車を通して様々なサービスとインターネットを通してつながることが出来るのです。
ユーザーは車を運転しながらも、目的のサービスを検索し、予約、購入、緊急時の手配などが実現します。
そして、スマートフォンとリンクさせることで、車の位置情報の確認や車両機能のリモートコントロールまで出来る、ニューサービスなのです。
走る以外で車の価値を上げてくれるこのサービスを体感すると、普通の車にはもう乗れなくなるかもしれませんね。
■■第1位■■ ベンツVクラス 【13ポイント】
【車のコンセプト】★★★★☆
コンセプトは、
“スムーズなドライビングと圧倒的なプレミアム感の両立”
何と言ってもメルセデスです。
外車に詳しくない方でも、ベンツを知らない方は皆無ではないでしょうか。
ベンツと聞けば一番は、モデルはともかく多くの方はセダンをイメージすることでしょう。
しかしそんなベンツにも完成度の高いプレミアムミニバンがあったのです。
現行Vクラスは3代目で、2015年10月に日本デビューしました。
エンジンは2.2L直列4気筒クリーンディーゼル・ターボです。
クリーンディーゼルと一言で表現しますが、各メーカーによりシステムに違いがあります。
Vクラスの場合、「Blue TEC」と呼ばれる、尿素水溶液による化学反応を利用した排ガス浄化システムを採用しています。
これにより、排ガス中の有害な窒素酸化物がほぼ無害な窒素と水に変わる仕組みなのです。
【家族で乗りたくなるポイント】★★★★★
何と言ってもミニバンは居住性が命です。
また、大きなボディゆえの使いにくさが気になります。
この点に関して、Vクラスの有利な点をご紹介いたします。
《居住性》
Vクラスのシートは全グレードにおいて、質感とクッション性により高い快適性を誇ります。
シートアレンジにも工夫が凝らされており、2列目シートは進行方向に対して反転できるため、3列目シートの乗員と向かい合わせに座ることも可能です。
乗車定員は7人乗りですが、2列目/3列目シートは脱着可能であるため、必要に応じてラゲッジスペースの拡大も出来る優れものです。
また、ロングボディであれば、3列目ベンチシートを完全フラットに出来、大人3人が足を伸ばして仮眠を取ることができます。
ボディサイズがエクストラロングであれば、センターテーブルをオプションで選択でき、5人で快適に軽食を取ることも可能です。
まさに家族で出かけるピクニックに最適ですね。
《テールゲート》
ミニバンの一番のネックは、テールゲートの開口部が大きい利便性に反して、バックドアの開閉に気を遣う点です。
つまり、バック駐車時に後方の壁との間が詰まっていると、テールゲートをそのままでは開くことが出来ません。
この点に関して、Vクラスはリヤウィンドウが開閉出来るため、狭いスペースでも小物であれば、ラゲッジからの出し入れが可能になります。
【おすすめ機能】★★★★☆
Vクラスの全長は標準モデルでも約5メートルあります。
かなり大きいモデルであるため、縦列駐車は慣れなければ苦労することでしょう。
しかしご安心下さい。
Vクラスには多彩なセーフティが標準装備となっており、狭い駐車スペースや縦列駐車でドライバーを確実に支援いたします。
一部機能を抜粋しご紹介いたします。
- 360°カメラシステム
- パーキングアシスト リアビューカメラ
- サイドビューカメラ
- アクティブパーキングアシスト(縦列駐車 並列駐車)
ステアリング操作が苦手な方にはアクティブパーキングアシスト(自動縦列駐車システム)を活用して頂くと、安心して車両を駐車スペースに格納することも出来るでしょう。
是非、プレミアムミニバンで格上の快適さを御体感下さい。
◆まとめ
というわけで今回は、「家族で乗りたくなる外車のミニバン」をランキング形式でご紹介してきました。
あえて順位付けをしていますが、ここにご紹介した外車ミニバンたちは、どれに乗っても満足できる魅力的なクルマばかりです。
皆さんが選んだクルマで、家族が素敵な思い出をたくさん作れることを願っています。
それでは快適なカーライフを(^o^)丿
◇編集後記
車を選ぶのは楽しいけれど、現在の愛車の下取りが、どれくらいの金額になるのかは気になりますよね?
下取り金額次第で、選ぶクルマの車種やグレードも変わってくるかもしれません。
ディーラーの下取りは安心は出来るけれど、「ガリバー」や「一括査定サービス」の方が、正直、金額は高く出ます。
でも知ってますか?
「一括査定」って申し込んだ瞬間に、複数の業者から一斉に電話がかかって来るんです(^_^;)
従来は、ディーラー下取りで金額を我慢するか、「一括査定」で一斉電話を我慢するか、どちらかしか方法がありませんでした。
しかしネットの時代に合った、新しいサービスが登場しています。
日本初のオークション形式による、車買取サービス『カープライス』です。
イメージキャラクターは何と、元SMAPの森且行さん!(^^)!
操作はスマホで気軽にできるところが、取っ付きやすいですね。
大手の三井物産グループのサービスだから、大切な愛車も安心して任せることができます。
何より、
“一括査定よりも圧倒的に上回る買取価格の提示が可能!”
なのだとか。
こればかりは、試してみないと分かりませんよね?
ぜひ試してみて、皆さんのキビシイ目でご判断ください(^_-)
《家族で乗りたくなる人気の車!》
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