「家族で乗りたくなるミニバン」のポイントは何でしょうか?
価格、燃費、安全機能、室内快適性…
これらは一つひとつが大切ですが、これらを有機的に組み合わせ、
“家族で共通の思い出をたくさん作ることができる!”
ということが一番のポイントでしょう。
今回はそういう視点で選んだ「家族で乗りたくなるミニバン(ミドルクラス)」を、ランキング形式でご紹介します。
■■第5位■■ オデッセイ 【8ポイント】ホンダ
【車のコンセプト】☆☆☆
オデッセイのコンセプトは、
“Premium Experience かけがえのない体験を――”
オデッセイは現行モデルから、後部座席にスライドドアが採用されました。
モデルチェンジ当初は、スライドドアに賛否両論が巻き起こりましたが、しばらく経った今は全く皆無となりました。
慣れの問題でしょうか?
価格もさることながら、機能性や質感はM型ミニバントップクラスです。
もちろん先進安全装備としてHonda SENSINGがドライバーをしっかり支援してくれます。
ここで、オデッセイが持つ安全機能を簡単に内容をおさらいします。
- 衝突軽減ブレーキ(先行車、対向車、歩行者との衝突回避支援)
- 誤発信抑制機能(不注意による急発進と衝突を防止)
- 歩行者事故低減ステアリング(歩行者との接触事故防止)
- 路外逸脱抑制機能(車線はみ出し防止)
- 渋滞追従機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール
- 車線維持支援システム(車線内を走行できるようにステアリング操作を支援)
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
実に頼もしい支援システムですね。
昨今、操作ミスによる事故が増えていますので、有ると無いとでは安心感が全く違いますよね。
確かに、移動においてかけがえのない体験が期待できそうです。
【家族で乗りたくなるポイント】☆☆☆
ライバルと比べて、とにかくシートがゴージャス。
7人乗りのキャプテンシートはオットマン付きでかなりリラックスできます。
サードシートにもこだわりが感じられますね。
ミニバンでありがちなのが、シートアレンジでラゲッジスペースを確保するため、サードシートの座り心地が犠牲になること。
けれどこのオデッセイのサードシートは、ライバルにはないクッション性でラグジュアリーさが感じられます。
家族で楽しむもよし。
大人だけの自由な旅に使うのも良し。
間違いなく、Mサイズミニバンで最上級な室内空間だと思います。
また、サードシートが床下に格納できるため、ラゲッジルームはかなり広く使うことが出来ます。
【おすすめ機能】☆☆
オデッセイがライバルを大きく引き離している点は、室内快適性だと思います。
“家族で乗りたくなるポイント”でもご紹介しましたが、やはりシートの質感でしょう。
その中でも強く推したいのが、7人乗り仕様のセカンドシートであるキャプテンシートです。
このシート、オットマン付きなんですよね。
さらに、くつろぎ空間を演出するヘッドレストや背もたれの仕掛け。
正直、ハンドルを握るより、セカンドシートの取り合いになりそうですね(^_^;)
8人乗りをこだわらなければ、是非7人乗りのオデッセイを選択して頂きたいと思います。
《オデッセイの中古車情報》
オデッセイハイブリッド ハイブリッドアブソルート・ホンダセンシングEXパック(ホンダ)【評価書付】【中古】
■■第4位■■ ノア・ヴォクシー・エスクァイア 【9ポイント】トヨタ
【車のコンセプト】☆☆☆
“EMOTIONL BOX”
これは、3代目ノア・ヴォクシーの共通デザインコンセプトです。
要約すると、外からでも車室内の広さが分かる力強い箱ということです。
確かにダイナミックさの感じられるデザインだと思います。
一方、エスクァイアはノア・ヴォクシーに対して、上質感、上級感、高級感を持たせた、すなわち高級グレードという位置づけ。
ノアが一般ファミリー向けと位置づけますと、ヴォクシーはお洒落な若いファミリー向け。
エスクァイアは5ナンバーサイズで、高級感をお求めのちょっとアッパーなファミリー向けといった具合でしょうか。
【家族で乗りたくなるポイント】☆☆☆
家族と言うくくりは様々な年齢層が想定できます。
0歳児から100歳のお年寄りまで『家族』なのです。
0歳児はともかく、3歳児ともなると、自分で車に乗り込むこともあるでしょう。
実はこのノアも低床を売りとしているのです。
2WDの場合、スライドドア開口部の床の高さは360mmなんです。
なんと、低床を売りとしているホンダステップワゴンより30mmも低いではありませんか!(^^)!
ちなみに運転席と助手席ドアの床高さは390mmで、これもまた低い。
また、Bピラーには大型でつかみやすいアシストグリップだけでなく、その下側に背の低い方に向けたチャイルドグリップも備え付けられており、乗降時の負担が軽減される工夫が施されています。
すなわち、かなり家族思いの車なんです。
ロングドライブが楽しくなることは間違いありません。
【おすすめ機能】☆☆☆
ミニバンのシートアレンジが豊富なのは、各社同じであると思います。
その中で、ノアには他社には無い一工夫が凝らされているのです。
そしてその工夫こそがノア(ヴォクシー、エスクァイア)の武器であり魅力であると私は考えます。
それは、7人乗りのセカンドシート(キャプテンシート)の可動範囲です。
レバー操作で前後のスライドだけではく、左右の座面移動が出来る点です。
この機能のおかげで、サードシートを跳ね上げ、セカンドシートを最後部までスライドすると、セカンドシートの足下に最大で810mmものスペースを作り出すことが出来るのです。
これぞ正にスーパーリラックスモード。
7人乗りのシートアレンジはセカンドシートのロングスライド機構を活かすことで多彩なものとなっています。
家族で出かけたくなるポイントにつながりますね。
■■第3位■■ ステップワゴン 【10ポイント】ホンダ
【車のコンセプト】☆☆☆
“剛さを秘めた、美しきミニバン”
公式サイトを立ち上げると、なんとも硬派な言葉が飛び込んできました。
どのように「剛く」なったのか、探ってみたいと思います。
ステップワゴンは2017年9月にマイナーチェンジが施され、
- 特定モデルのデザイン変更やハイブリッドモデル
- ラインナップ内での安全運転支援システムの拡充と強化
- アダプティブクルーズコントロールに於ける0km/hから作動させられる渋滞追従機能
が追加されました。
まずデザイン変更に関しては、ハイエンドモデルSPADAのデザインを一新したこと。
LEDヘッドライトなど、先進的なデザインを積極的に採用しています。
なるほど、確かに硬派で格好良いデザインで、20代から30代前半に受けそうなスタイリングです。
また、ハイブリッドモデルの追加により、燃費が大幅に向上しました。
同モデルは、日産セレナのe-POWERには若干劣るものの、JC08モードで25.0km/lと、なかなか優秀です。
一言でまとめると、外観と機能がとにかく向上したと言うことですね。
メーカー間の競争が激化している様子が伺えます。
【家族で乗りたくなるポイント】☆☆☆
ミニバンで心配なのが、小さなお子さんやお年寄りの方の乗降時。
ミニバンはどうしても床面が高くなりがちで、足を大きく上げることが難しい方にとっては不便さを感じずにはいられません。
私も実体験として、祖母と出かける時に尻餅をつかないよう気を遣った記憶があります。
けれど、その点を克服したステップワゴンなら、老若男女問わずドライブを楽しめるはずです。
第一に、スライドドア開口部のステップの高さが390mmで、車室内との段差がないこと。
まさに「ステップワゴン」ですね!(^^)!
名前の由来は別なのだとは思いますが…
加えて、握りやすい大きめのグリップがBピラーに備え付けてあること。
これで多くのお年寄りの乗り降りに貢献しくれるはずです。
もちろん小さなお子様だって例外ではございません。
【おすすめ機能】☆☆☆☆
現行ステップワゴンにも、先進的な安全機能はもちろんあるのですが、やっぱり一番印象的なのが「わくわくゲート」でしょう。
ラゲッジのバックドアは一般的な跳ね上げ式であるとともに、横にも開くことが出来るのです。
狭い駐車場での小さな荷物の出し入れや、3列シートに直接乗り込むことも可能な優れものです。
後方スペースが640mmあれば、かんたんに開くことが出来るのだとか。
ホンダステップワゴン…さすが個性的なメーカーともあって、発想が斬新ですね(^^♪
《ステップワゴンの中古車情報》
ステップワゴンスパーダ スパーダハイブリッド G ホンダセンシング ETC(ホンダ)【中古】
■■第2位■■ デリカD:5 【11ポイント】三菱自動車
【車のコンセプト】☆☆☆☆☆
“元祖SUV的ミニバン”
見るからにアウトドア志向が強く、SUVの要素を兼ね備えた、無骨なミニバン。
昨今どのメーカーのミニバンもラインナップのハイエンドにハイブリッドモデルがありますが、この三菱デリカD:5にはありません。
時代は経済的な低燃費へと益々突き進んでいるというのに、何故なのでしょうか。
現在、三菱デリカD:5にはガソリンエンジンと、クリーンディーゼルのみがラインナップされています。
燃費についてはガソリン車の2WDが13.0km/L。
4WDが10.6km/Lとなっており、クリーンディーゼルについては13.0km/Lです。
一見数字だけで言えば、全く燃費が良いとは言えません。
しかし、少なくともクリーンディーゼルに関して言えば、立派なエコカー減税対象車なのです。
ハイブリッドだけが環境に優しい訳ではないということですね。
ちなみにクリーンディーゼルとは排出ガス中に含まれる、粒子状物質(PM)や窒素酸化物(NOx)が少ないディーゼル車のこと。
そもそもディーゼル車はガソリン車と比べて、燃費が良くCO2排出量が少なく、何と言っても軽油は安い!(^^)!
そういった背景により、クリーンディーゼル乗用車は立派なエコカーであり、経済性も高いのです。
一方、D:5は、エンジン出力やトルクに関してはMサイズミニバンでトップクラスと頼もしいスペック。
ただし、このデリカのラインナップで2WDを選択するくらいなら、他メーカーのミニバンを選択された方が、無難かもしれません。
それだけ、三菱は4WDシステムを本気で作っているのです。
デリカに乗るなら4WD!燃費なんて気にしない(^O^)/
なんと言っても趣味を楽しむビークルなのだから。
【家族で乗りたくなるポイント】☆☆☆
レジャーで大活躍するデリカD:5ですが、なぜ4WDを強く推すのか。
スキーやキャンプといったレジャーで使うなら、断然4WDの方が動力性能に安定感があって良いことは、言うまでもありません。
加えて、パートタイム4WDなので、普段は2WDモードで走れるのです。
もちろん、一見無骨なデリカですが、他社に負けない多彩なシートアレンジ、随所に施された収納スペース、あれば助かるドライバーズサポート…
そしてパッセンジャーにとって外せない快適空間の実現など、魅力が満載です。
家族でどこに行きますか?街ですか?それとも海や山ですか?
オールOKなデリカはいかがでしょう。
【おすすめ機能】☆☆☆
なんと言ってもデリカD:5の売りは4WDであると思います。
《AWC=All Wheel Control(オールホイールコントロール)》
ボディ構造、設定タイヤ、そして電子制御技術などを駆使して4輪の「接地荷重コントロール」「駆動、制動力分配コントロール」「スリップコントロール」を行っています。
《電子制御4WD》
ダイヤルスイッチで、2WDと4WD、そして4WDロックの切り替えが可能です。
三菱がラリーで獲得した経験とテクノロジーを、海で山で街中で楽しみましょう(^^♪
《デリカD:5の中古車情報》
デリカD:5 シャモニー 4WD ディスチャージ 両側電動ライドドア(三菱)【評価書付】【中古】
■■第1位■■ セレナ 【12ポイント】日産
【車のコンセプト】☆☆☆☆☆
セレナのキャッチコピーは、
“これまでとはひと味違う感動体験へ これまでにはなかった、家族との新しいひとときへ――”
自動運転技術を導入した、国内第1号車です。
新型デビュー当時、一番クローズアップされていましたね。
ただし『日産プロパイロット』は、自動運転の定義で言うと部分自動運転(レベル2)。
一定条件下で機能するステアリングアシスト機能がついた『アダプティブクルーズコントロール』という部類です。
何とも舌を噛みそうな言葉ですが…(^_^;)
『アダプティブクルーズコントロール』とは、設定速度の範囲内で先行する自動車に追従する機能なのです。
寝ているうちに目的地に到着するものではないとは言え、長時間運転におけるドライバーの負担軽減につながることは間違いないでしょう。
他にも先進技術はありますが、まずはこの点がひと味違う感動体験ですね!(^^)!
【家族で乗りたくなるポイント】☆☆☆
セレナはコンセプトで、
“これまでにはなかった、家族との新しいひととき”
と語るだけあって、居住性には自信があるようです。
室内幅1545mmで、サードシートがスライドするタイプを選択すると室内長は3240mm。
これは、2リッタークラスのミニバンではNo.1とのことです。
ミニバンユーザーであれば、車を使った旅行もするでしょうから、室内の広さは無視できないところですね。
また、地味かもしれませんが、3列目シートへのアクセスにもこだわりがあります。
2列目シートのシートベルトをシートに内蔵することで、チャイルドシートを装着したままでも、3列目シートへの乗り込みが可能になりました。
些細なことですが、家族の中で3列目シートが不人気なのは、出入りの煩雑さが大きな理由。
この点のストレスが解消するだけでも、今まで以上に家族みんなで出かけたくなりますね。
【おすすめ機能】☆☆☆☆
ミニバンで一番困るのは、跳ね上げ式のバックドア。
バック駐車時、後方の壁との距離が確保できないケースでは、車両を少し前にしないと、ラゲッジルームにアクセスできません。
この点に不満を感じられる方が多いのではないでしょうか。
もちろん大きい開口部にはメリットもあるため、
“仕方が無い…”
と諦めがちですが、セレナはこの点を解消してくれました。
『デュアルバックドア』と称して、通常のフルオープンと上半分のハーフオープンをシーンに応じて使い分けることが出来るのです。
“カユイところに手が届く”
そんな言葉を思い出させてくれる、セレナの底力なのでした(^^)v
《セレナの中古車情報》
セレナ ハイウェイスター Vセレクション メモリーナビ プロパイ(日産)【評価書付】【中古】
◆まとめ
というわけで今回は、「家族で乗りたくなるミニバン(ミドルクラス)」をランキング形式でご紹介してきました。
あえて順位付けをしていますが、ここにご紹介したミニバンは、どれに乗っても満足できる魅力的なクルマばかりです。
皆さんが選んだクルマで、家族が素敵な思い出をたくさん作れることを願っています.:*:.゜
◇編集後記
車を選ぶのは楽しいけれど、現在の愛車の下取りが、どれくらいの金額になるのかは気になりますよね?
下取り金額次第で、選ぶクルマの車種やグレードも変わってくるかもしれません。
ディーラーの下取りは安心は出来るけれど、「ガリバー」や「一括査定サービス」の方が、正直、金額は高く出ます。
でも知ってますか?
「一括査定」って申し込んだ瞬間に、複数の業者から一斉に電話がかかって来るんです(^_^;)
従来は、ディーラー下取りで金額を我慢するか、「一括査定」で一斉電話を我慢するか、どちらかしか方法がありませんでした。
しかしネットの時代に合った、新しいサービスが登場しています。
日本初のオークション形式による、車買取サービス『カープライス』です。
イメージキャラクターは何と、元SMAPの森且行さん!(^^)!
操作はスマホで気軽にできるところが、取っ付きやすいですね。
大手の三井物産グループのサービスだから、大切な愛車も安心して任せることができます。
何より、
“一括査定よりも圧倒的に上回る買取価格の提示が可能!”
なのだとか。
こればかりは、試してみないと分かりませんよね?
ぜひ試してみて、皆さんのキビシイ目でご判断ください(^_-)
《家族で乗りたくなる人気の車!》
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