吉田輝星のドラフトレポートとプロ球団の評価…大学進学?本命は楽天か?

2018年夏の甲子園は大阪桐蔭が優勝し、吉田輝星投手が率いる金足農業による「東北勢初の優勝」は成し遂げられませんでした。

しかし、吉田投手の伝説は始まったばかり。

今回は、吉田投手のドラフトの行方を占ってみたいと思います。

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◆吉田輝星のドラフトレポート

名前:吉田輝星(よしだ・こうせい)
生年月日:2001年1月12日
身長/体重:176cm/81kg
利き腕:右投げ右打ち
ポジション:投手
球速:MAX150km
球種:スライダー、カーブ・、スプリット、ツーシーム

秋田県出身。小学3年から野球を始め、中学では軟式野球部に所属し、3年の夏に県大会ベスト4。金足農では1年夏にベンチ入りし、秋からエース。2018年春に148キロを計測。

2018年夏の県大会では全5試合をひとりで投げ抜き、計57奪三振。自己最速の150キロをマーク。

2018年夏の甲子園大会では全6試合に先発し、881球を投げて計62奪三振。

◆ドラフト候補としての評価は?

ここでは、吉田輝星投手に対する各球団スカウト担当の評価のうち、メディアに掲載されたものをご紹介します。

【広島・白武佳久スカウト部長】
フォームに無駄がないし、真っすぐが素晴らしい。ここまでの投手の中ではダントツ。1位は間違いない。

【巨人・岡崎郁スカウト部長】
高校生ではトップクラス。ギアの入れ方やペース配分も素晴らしい。

【ソフトバンク・永井智浩スカウト室室長】
高校生のレベルを超えている。もう確実なものが見える。

【中日・中田宗男スカウト部長】
ゆるんでもしっかり指に掛かった球を投げられるのが凄い。この投げ方はプロでもできる人は少ない。

【楽天・長島哲郎スカウト部長】
今年の高校生右腕では間違いなくNo.1。完成度が高く、器用ですね。

【ヤクルト・橿渕聡スカウトGデスク】
藤川球児みたいにホップする直球。体も強いしスピンがよく掛かっている。

【阪神・葛西稔スカウト】
力をセーブした制球重視の直球とギアを上げた140キロ台後半の直球、この2つのパターンにセンスの良さを感じる。

◆八戸学院大学へ進学か?

吉田輝星投手は、青森の八戸学院大学に進学すると言われています。

というのも、吉田投手は高校2年生のころから、八戸学院大学の正村監督の指導を受けているのです。

八戸学院大学の正村監督は投手出身で、ピッチャーを育てる手腕には定評があります。

吉田投手は正村監督のアドバイスで急成長しただけに、金足農の中泉監督とすれば、吉田投手をさらに良い投手に育ててもらいと考えているのです。

少なくとも中泉監督は各球団の担当スカウトに、そんな趣旨の説明をしています。

◆ドラフト候補とはならない?

それでは吉田輝星投手は、ドラフト候補から外れていくのでしょうか?

そもそも、八戸学院大学といえば、地元・東北の楽天や、西武ライオンズの選手供給源となっている大学です。

進学希望を打ち出すことによって他球団を蹴落とし、ギリギリのタイミングでプロ志望届を提出。

希望球団以外にドラフト強行指名された場合には、八戸学院大学に進学する…という絵図を描いているのかもしれません。

◆本命は楽天か?

ところで、吉田輝星投手の意向はどうなのでしょうか?

もちろん本人は、

“まだ決めていません。もちろん、将来的にはプロ野球選手になりたいです”

と優等生的回答しか話しません。

吉田投手のお父さんに水を向けると、

“楽天の則本昂大投手に憧れてるみたいですよ”

とヒントが返ってきました。

父親として行って欲しい球団を尋ねられても

“うーん、近くの球団だと(応援に)行きやすいので、親としては助かりますけどね”

と、本音がポロリ。

父と子の胸中は、楽天ゴールデンイーグルスなのかもしれません。

《追記》

甲子園準優勝から一夜明けた2018年8月22日、金足農業ナインは大阪・伊丹空港から秋田に凱旋し、吉田輝星投手は取材に対応しました。

好きなプロ野球球団を聞かれると、「巨人」と即答!

入団したいかを問われると

“行きたいです“

と言い切っていました。

ますます分からなくなってきましたね(~_~;)

◆まとめ

今回は、吉田輝星投手のドラフトの行方について考察してみました。

とりあえず次はU-18高校日本代表によるアジア選手権ですね。

大阪桐蔭の根尾昂選手や藤原恭大との競演で、プロへの意向が強まるかもしれません(^o^)丿

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