『鬼滅の刃』で炎柱として人気の、煉獄杏寿郎。
今回は、そんな煉獄さんを育んだ『家族』の物語です。
◆煉獄家と家族構成
煉獄家は、代々産屋敷(うぶやしき)一族に仕え、鬼殺を生業としている一族です。
物語の舞台である大正時代の煉獄家は、父、母、息子2人の4人家族となっています。
竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の家と比べて、子供の数が少ないですね。
その理由は以下でご紹介していきます。
◆父親は元炎柱・煉獄槇寿郎
煉獄杏寿郎の父親の名前は、煉獄槇寿郎(れんごく・しんじゅろう)。
かつては鬼殺隊の炎柱として台頭する熟練剣士であり、煉獄さんの剣の師匠でもありました。
しかし、日の呼吸について書かれた『炎柱ノ書』を読んでしまってからは、自らの才能の限界と無力さを思い知らされます。
同じころ、最愛の妻に先立たれた父・槇寿郎は、柱としての情熱も失ってしまい鬼殺隊を引退。
以後は家にこもり、酒浸りの日々を過ごすようになりました。
煉獄さんの死を聞いたときにも、
たいした才能も無いのに剣士などなるからだ
だから死ぬんだ!!
くだらない…愚かな息子だ杏寿郎は!!
と言い放ち、炭治郎と取っ組み合いの喧嘩になります。
しかし後に、煉獄さんの最期の言葉が、
体を大切にしてほしい…
と父を気遣う言葉だったことを知り、目を覚ましていきました。
鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)との最終決戦の際には、産屋敷輝利哉(うぶやしき・きりや)の護衛任務を務めています。
◆母の名前は瑠火
煉獄杏寿郎の母親の名前は、煉獄瑠火(れんごく・るか)。
母・瑠火は、病を患って病床に伏せたのち、息子2人を残して亡くなっています。
そんな瑠火が病床で煉獄さんに残した言葉があります。
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです
決して忘れることなきように
煉獄さんが炭治郎を命を懸けて守ったのは、母の教えを守るためでもありました。
煉獄さんが死闘の末、この世を去ろうとした瞬間、瑠火が目の前に現れます。
煉獄さんは問いかけます。
母上…
俺はちゃんとやれただろうか
やるべきこと、果たすべきことを全うできましたか?
母・瑠火は優しいほほえみを浮かべて答えました。
立派にできましたよ…
◆弟・千寿郎
煉獄杏寿郎には弟がいて、名前は煉獄千寿郎(れんごく・せんじゅろう)。
幼いころに母を亡くしてしまった千寿郎は、優しい性格で、剣の腕には恵まれませんでした。
どれだけ稽古をつけてもらっても日輪刀の色は変わらない…そんな自分を恥じていました。
しかし、剣以外の道で役立とうと決意した千寿郎は、日の呼吸とヒノカミ神楽について手掛かりを探している炭治郎に協力。
父によって破かれた歴代の炎柱に伝わる書物を修復し、ついには『炎柱の書』を読み解き、千寿郎に伝えたのでした。
◆まとめ
これまで見てきた通り、煉獄杏寿郎の活躍の陰には、悲しくも温かい家族の姿がありました。
今は天国で、母親との再会を楽しんでいることでしょう。
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