知床遊覧船・桂田精一社長の記者会見全文【文字起こし】4月27日土下座会見の内容を質疑応答まで完全に再現

2022年4月27日、知床遊覧船の桂田精一(かつらだ・せいいち)社長が、一連の事故に関する記者会見を行いました。

所要時間2時間20分にわたる会見内容を、

事故を風化させないように…

という思いで、テキスト文字数 31,623文字で書き起こしています。

他のメディアではカットされている記者の質問内容まで、完全に再現。

事故はなぜ起きてしまったのか?

桂田社長から語られる一連の経緯を、ご一読ください。

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◆記者会見開始

それではただ今より、知床遊覧船、社長、桂田精一によります会見を始めさせていただきます。進行は知床斜里町観光協会、ニイムラがつとめさせていただきます。

みなさん。この度はお騒がせしまして、大変申し訳ございませんでした。

(土下座)

それでは、知床遊覧船社長、桂田精一により、今回の経緯についてまず説明をさせていただきます。

お手元の資料をご覧ください。着座して説明させていただきます。

◆桂田精一社長の説明

この度は、当社の船舶のクルーズの中で大変な事故を起こしてしまい、亡くなられた被害者の方々、及び捜索中の被害者の方々に対して大変申し訳ございませんでした。

亡くなられた被害者の方々のご家族、捜索中の被害者の方々のご家族に対して大変なご負担をかけております。申し訳ございませんでした。

現在捜索中の被害者の方々が1日も早く見つかることを心からお祈りするとともに、当社としては捜索中の被害者の方々の捜索するためにできるうる限りを尽くしていく所在でございます。

また、当社として今後、被害者の方々のお気持ちを第一に考えて対処するとともに、事故の原因究明に向けての協力を全力で行っていく所在でございます。

この度は大変申し訳ございませんでした。

(土下座)

本日は当社の方で把握している事実を時系列で説明するとともに、その後皆様方のご質問にお答えする形で進めさせていただきたいと思います。

それではお手持ちの資料で時系列に書いてあるものがありますので、詳しく見てください。

まず本件事故発生前の経過についてご説明します。

2021年、「KAZU1」の船首を海上浮遊物と接触させた事故が起こりました。

この時、船舶を運航していた船長は、今回の豊田氏ではございません。

6月、「KAZU1」が船尾を暗礁に擦る座礁事故を起こしました。

この際、船舶を運航していたのは船長の豊田氏でありました。同乗し、操船していた従業員もございました。

7月、事故を受けて、「KAZU1」は造船会社に修理を出しました。お手持ちの資料の写真を添付してあります。

こちらが事故前に事故で傷ついたところですね、白くなっております。

そして終了後になります。

船尾ですね、船尾のところ、あのお尻の部分を擦ったという形です。

こちらもこれ、造船所の方ですが、丁寧に直していただきました。

これが7月7日に行われて、修理後、JCI(日本小型船舶検査機構)の検査を受け合格いたしました。

残念ながら書類等は「KAZU1」の船中です。

その後、北海道運輸局から当社に対して上記2つの事故に関する行政指導が行われ、当社から北海道運輸局には改善報告を提出いたしました。

続いて2022年です。

1月から来シーズンに向けて「KAZU1」を陸に上げ、造船所の方に船の整備の依頼をしております。

4月15日、「KAZU1」の整備を完了し港に降ろしました。その後、数回テスト走行いたしました。

4月20日、日本小型船舶検査機構の中間検査の追加検査を受け合格。

これも残念ながら「KAZU1」の船中にございました。

4月21日、「KAZU1」が他の運航会社3社とともに事故を想定した救助活動を行っています。

また、海上保安庁の定期的な安全点検が行われ、「KAZU1」の救命動員、船体の検査、その時に船体に対して指摘はございませんでした。

4月22日、「KAZU1」で豊田船長が他の運航会社の方とともに会場の浮遊物を確認するために安全確認運行を行っております。

これは本事故当日の23日と全く同じコースでございます。23日を走るための安全確認を行っております。

本件事故発生日の経過。

4月23日午前8時、私は豊田氏と当時のクルーズの打ち合わせをしております。

豊田氏から「午後の天気が荒れる可能性があるが、明日10時からのクルーズは出港可能」と報告がありました。

この時点でウトロでは風と波も強くなかったので、海が荒れるようであれば引き返す条件付き運行ということを豊田氏と打ち合わせ、当時の出航を決定いたしました。

午前8時30分、他社の船長から、当社の無線のアンテナが故障、屋根から外れているとの報告があり、すぐに私は9時10分ぐらいに業者に修理を依頼いたしました。

当社の無線の保証(故障?)は、携帯電話や隣、3軒並んでおる他の運行会社の無線でやり取りも可能であるため、出向を停止する判断はその時いたしませんでした。

午前10時、「KAZU1」ウトロ港を出港。

午後1時13分、「KAZU1」他の運行会社に無線連絡、今カシュイの滝にということと戻るのが少し遅れるというここで連絡です。

その後は午後1時18分、「KAZU1」、他の運行会社に無線連絡。「船首が浸水している」

救助を求める連絡です。

他の運行会社は、海上保安庁にこの時、救助要請をかけてくれています。

その後は海上保安庁と「KAZU1」の無線でやり取りを行っております。

午後4時半、海上保安庁航空機などが現場に到着し、救助活動を開始したと聞いております。
私が今のところ把握している事実はこちらになりました。

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◆質疑応答

これより、質疑応答に移ります。社名、お名前を申し上げていただきまして、ご発言をお願いします。挙手でお願いします。

NHK シマナカ氏

先ほどご家族への説明終わられたと思うんですけど、その中で社長はどのようなことをお話し、そしてご家族の方の反応はどうだったのか?そしてそれを見て社長はどのようにお感じになったのかをお聞かせください。

まぁ、今のところ、私としては、正直な所、謝罪をするしかございません。

内容としては大切な家族を失ったわけでございますので、まだ捜索中の方もいらっしゃいます。

ただ、もう見つかった方もいらっしゃいます。謝罪しても謝罪のしようがございませんでした。

その、謝罪に対してご家族の反応というのはどうだったのか?そしてその反応を見て社長、どのようにお感じになったのか聞かせてください。

私が出来る限りのことをやってあげたい、それしか私には今考えることができないと思いました。

家族からはどのような反応があったのですか?その社長の謝罪に対して。

やはり…やり場のない感情を含め、私としてはそれを精一杯受け止めるだけの会見になってしまいました。

被害者の家族からは、社長からの説明が不十分だという声も多くありました。なぜこう説明会までに時間がかかったのか、あと会見もそうですけれども、公の場に今日初めて姿を現した、何故ここまで時間がかかったのかを教えてください。

まずは…被害者の家族の方々と対応と救助活動を第一に考え、また、海上保安庁や国土交通省の監査をして原因究明に協力すること、(沈黙)ご家族に誠心誠意つくすこととしていましたが、私一人の力では上手く対応できませんした。申し訳ございません。

ゴゴスマ オクダイラ氏

4月23日という通常よりも早いタイミングで出航を決めたのはどなたでしょうか?

最終的に、判断は全て私でございます。

普段の指示系統について聞きたいのですが、豊田船長の出航を認める最終決定は、今の話ですと桂田社長という認識でよろしいのでしょうか?

はい。

早いタイミングだと思うんですが、この事故をしたというのはどうしてですか。

実は、この会社は私の聞いてる所では私の叔父にあたる人が、遊漁船から観光船にミックスされてその船を自分が引退するときに前社長にお渡ししたと聞いております。

そして、その社長も高齢になられ、私に引き継がないかということだったのですが、元々団体のお客様がメインであり、各旅行会社のご要望に応じて、現在ある小型船の中ではいつも早い出航を行っておりました。

多少波が高くても行かせろという発言をされたことはありますか?

正直言うと、私の大切なお客様、私の知人が来た時、知床は非常にきれいなところでどうしても見せたいので出れるところまで出てくれと言ったことはあります。

ただその時は船長判断が最終的なので、断られました。

よそは船を出してるのに何故うちは船を出さないのか?という発言をしたことはありますか?

ちょっと記憶にはございません。

時事通信 ミタニ氏

当日に他の漁船などから「今日は波が高くなるから出ない方が良い」とか出航をやめるような助言などあったようなのですが、それでもやはり出航したということは、何か理由はあるのですか?

それに関して、やはり多くの方から質問いただいています。

それで私も気になり、過去の天気情報調べられますので、ウトロのその時の波の状況、風の状況を調べましたが、やはり、波は1mいかないようなかたち、風速も2mいかないようなかたちのものでした。

私も現場にいて見送り、また車で同じ航路を走ってすれ違うような形で見送りしましたが、通常通り問題ない。

また、観光船は、このような、うちの事務所に貼ってあるものですが天候の急変など不可抗力で予定地点まで到達できない場合、乗船料金は以下のようになりますと予めお伝えしております。

これが、条件付き運航というもので午後に天気が悪くなる場合はそれを船長判断で戻ってきていただくよう長年やっております。

8時に、先ほどもありましたが豊田船長と本日の打ち合わせをして私が決めました。豊田先生は10時に出て、次の便は10時半に出て11時30分には戻っております。

ですので、私の認識しているデータによると、その時は波風ともになかったということを調べました。

これはテレビである天気予報士の方も言っているのを見まして、あぁ、調べられるのかと思って調べました。

北海道新聞 シモヤマ氏

事故を知った経緯について教えて下さい。

私は、知床遊覧船の詰め所に詰めていた者から、携帯電話で連絡が入りました。

それは、浸水しているという連絡が他社に入りその後すぐのことです。

どのように対応されたのですか?

その後すぐに漁業関係者や漁業組合長、知床丸の社長等に連絡し今後の協力を仰ぎました。

救助チームがあるということで、出航させる手はずをするということで一度電話を切りました。

切った後は?

電話を切った後は何分後か覚えておりませんが、その後すぐに波がだんだん高くなってきて風が出てきた、助けにはいけないかもしれない、調整中だということで連絡が入りました。

その後また、その結論が出て結局は海上保安庁に連絡し、ヘリも出ているのでそちらに任せるという連絡がありました。

社長自身は会社にはいなかったのですか?

その時は私はいませんでした。

どちらにいらっしゃったんですか?

病院です。

出航に関して改めてお聞きします。船長は昨年から働かれていたということですが、基本的にその日の出航に関しては船長が天気図等をみて「まずは行けるか行けないか」の判断をした上で、社長に「今日は行けますよ」そしてそれで社長が承認するという形が基本的な判断ということでよろしいでしょうか?

そうでございます。

その日は最終的に1隻しかいなかったんですね。他の漁船や釣り船などは確実に午後は荒れるということで出航はやめました。豊田船長は、荒れる可能性がある、荒れるかもしれないという判断でよろしかったでしょうか?

他の船が出ていないのは、小型船についてはシーズンの始まりが多少それぞれズレておりまして、その日は出る予定が初めからございませんでした。

「荒れる可能性があるけど大丈夫だ」と言われたということで宜しいですか?

はい。

じゃぁ、そのいわゆる条件付きを出したのは社長ということでよろしいですか?

はい。それは何年もやっていることで、このように形にもなっています(図を見せる)

社長にとっては、行けるか行けないかの判断は豊田さんに任せていたということで宜しいでしょうか?

基本的に、船のどの会社も最終的には船長判断でございます。

日本テレビ フクナガ氏

会社の安全管理規定はどのようになっていたのかお伺いしたく…波が何m以上だとか風が何m以上あれば欠航という規定があると思うんですがどのような規定があったのでしょうか?若しくは社長の中でどのような認識だったのでしょうか?

波が1m以上で欠航、風速8m以上で欠航、視界が300m以上ないと出航できないという…数字でいうとそのようになります。

毎日新聞 ヤマダ氏

先ほどの出航判断についてなんですけども、他の会社はシーズン前ということで地元漁師の方々も漁をしていなかったいうことで、社長はこれで出て大丈夫かという判断はなかったんでしょうか?

地元漁師というのは具体的にはどちら様でしょうか?

漁業の方々とお話をしていても、漁に出られないとおっしゃっているんですけども、どこも出ていない中で、大丈夫かというのは聞かなかったんでしょうか?

はい、その時点で先ほども話しましたが、まぁ普通に海を見ても荒れてはいないですし、天気予報を見ても問題ないということで、また、第二便も普通に出航して戻ってきておりますので。

お客様もですね、やっぱり一番先端まで来てですね、できればちょっとでも走って欲しいと言うご要望がすごいありますんで、体感していただければ揺れて、揺れて、帰ってくれーみたいな気持ちになって納得していただく方法をなるたけとっていました。

地元の漁師の方に聞いていると、夏などとは違い、春先は午前中大丈夫でも昼ごろから急変する可能性があるとおっしゃっていました。そういったこの海の特性というのは十分理解されていたんでしょうか?

はい。春と秋とですね、それでこういうものができました。

その特性を理解されていて、午前中大丈夫だから行ってOKということになったんでしょうか?

そういうことでございます。

それで特性を理解していることになるんですか?午前中は大丈夫でも昼から急変する可能性があると、豊田さんも午後は荒れる可能性があるとおっしゃってますけども、桂田社長は「大丈夫か?」と疑問に思わなかったんでしょうか?

その時は思いませんでした。

それでは改めて、その日のご自分の判断というのはどうお考えでしょうか?

ま、今となれば、このような事故を起こしてしまったことですので、判断的には間違っていたと感じております。

読売新聞 ヨネヤマ氏

当日は強風注意報と波浪注意報が出されていましたが、そちらは把握されていたんでしょうか?

はい。しておりました。

把握された上で出航の判断をされるというのは・・・?

午後からということと、午前中、ウトロ港から先の方まで、しけていないし風もなかったです。それは、ヤフー…、あ、いいです、すみません。

北海道新聞 カネコ氏

事故当時、午前8時ごろ、船長の豊田さんとクルーズの打ち合わせをされたと言うことだったんですけども、それはどこでどのような方法でされたんでしょうか?

海沿いのある建物の中で話しました。海が見えるところです。

それは知床遊覧船の事務所ではないんでしょうか?

はい、事務所ではありません。

直接会ってお話された?

そうです。呼んで車で来ていただいて話しました。

シーズンの時は毎日こういうことをされているんですか?

いえ、事務所の中で話したりだとかが多いですね。

基本的には運航をする日はこの打ち合わせをしてから決めるんでしょうか?

そうですね、必ず話はします。

テレビ朝日 ミザワ氏

去年事故が2回起きて、アンテナが故障したまま出航していたと聞きました。会社として、安全管理は行き届いていたのでしょうか?

結果としてご指摘されれば安全管理は行き届いてなかったと言うことになると思います。

社長自身は安全管理が行き届いてなかったことに対してどのように責任を感じていますか?

安全規定となるものがあるのですが、その徹底になると思います。

社長自身は、事故が起きてしまった理由をどのようにお考えですか?

私のいたらなさだと感じております。

産経新聞 クワハラ氏

荒天の中、出航した理由がわからないのですが、ムリな出航の理由は、会社の収益のためではないのでしょうか?

会社の収益は常に考えていますが、そのために無理に出航させたことはないです。

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フジテレビ ウチハラ氏

先ほど出航の判断の中で「お客様に波を体感してもらって帰ってくる」というのがありましたが、その時点で、波が高くて危ないのではないでしょうか?

揺れる時点での度合いによると思いますが、揺れる感覚1メートル以内で、1mすれすれで感じて頂くという意味でした。

共同通信 ツルドメ氏

アンテナの故障については、豊田船長はご存じだったのでしょうか?

その辺は聞き取れていませんでした。

私も気付かず、知りませんでした。その日の朝、8時半に言われた状況で、9時10分ぐらいでしたか、すぐ専門の電気屋さんに電話しております。

故障していても携帯で隣の運航会社の無線で連絡できるということだったんですけども、他の運航会社にKAZU1からこういった連絡があるかもしれないという話は事前に通されてましたか?

私はしてないです。

そうすると、偶然他の会社の方が無線をキャッチしたということですかね?

そうなりますか・・・その辺が私は分かりません。

1時13分の無線の前に、豊田船長から桂だ社長に対して携帯の着信履歴はきていませんか?

来ておりません。

荒天時の条件付き運航は、船長が独断で戻ることができるんですか?通例では…

かかってくるときもあるし、かかってこないこともあります。

社長に話を通さないと帰りにくいと言うことがある?

そんな事はないです。現場では船長がすべてを決めます。

朝日新聞 シバタ氏

なぜアンテナが故障した時に、船長にそんなことがあっていると伝えたり、隣の会社にそういう状況なので無線を受信してくれと、そういう連絡をしなかったのでしょうか?

私としては手落ちです。

9時40分に札幌気象台から波浪注意報が出ておりますが、社長は把握していましたか?

把握しております。

なぜ波浪注意報が出ているにもかかわらず、出船をなぜ止めなかったのでしょうか?

現実に車で走ったときには、海も平穏な波だったからです。風もなく。

社長は春と秋は特殊なシーズンで、波もすぐ変わりうると社長が認識していたのに、その状況で波浪注意報も出ているのに大丈夫と判断したのはなぜでしょうか?

また何度も同じことになってしまうのですが、先ほどの条件付き運航というのがそういう意味でございます。

十勝毎日新聞 ヤマダ氏

豊田船長が、Facebookの書き込みで、ブラック企業で右往左往だという書き込みがありました。実際に船長が何度も連日出航されられている、休みなく出航させられていると。または人員不足は実際にあったのでしょうか?

Facebookにそのような書き込みがあると?ブラック企業…(笑)私は分かりませんでした。

産経新聞 ナガイ氏

ブラック企業という認識は置いといて、実際に従業員は何人になられるのですか?

当初はこの事故が起こるまでは8名が来る予定でした。

ゴールデンウィークを過ごすとまた閑散期になりますので…8名から12名を雇い入れと言って4月に雇い入れるんですけども、まあコロナ禍もまだ続いておりまして、そこからスタートという形を話しておりました。

事故当日は2人しか…船長と甲板員が1人ずつ2人しかいないという話も聞いたんですけども、当日はどれくらい船に関わる方はいらっしゃったのでしょうか?

船長が3人と、甲板員が2人、3人…ですね。

社長のこれまでの経歴を説明していただけないでしょうか?

6年前社長に…あ、遊覧船ですね、5年前に社長になってですね、前社長から譲り受けた感じでスタートしております。

そのときは全て訓練されたスタッフ…他社が入れない桟橋に付ける人、船とそろっていましたので、安心して社長としてやっておりました。

それらの従業員は解雇しちゃったんですか?

先ほど質問あったのですが…解雇はしていません。

北海道の方はお分かりだと思いますが、雇い入れ、雇止めと言って、まず4月に雇い入れをして、11月に雇止めをするというスタイルで、やっていまして、残りたい方は1年間残れるということですが、冬場は都会に行きたいという人もいまして、その場合はご要望に応じてということで。

解雇というよりも、その12月から4月までの間に、まあコロナ時期ですね、色々これからどうやっていくかというのを何度か話しまして、それで意見の不一致で、次の4月に入ってこなかったということです。

NHK トクダ

ベテラン船長が辞めた後、どのような経緯で船長を採用するに至ったのかということと、通常であれば、船長でなくて補助などで数年間やって、この海域かなり詳しくなってからでないと船長、通常できないと言う風になってますけども、なぜ短期間ですぐ豊田さんを船長になってやったのか、さらには去年、座礁事故をおこしていますけども、その後、豊田船長のトレーニングだったりとか、行政指導を受けて改善報告書を出していますけども、どのように徹底させていこうとしていたのか、教えてもらえないですか?

まず船長を雇った経緯ですけれども、もう一方実はいらっしゃいました。

それで、ベテラン船長2人につけて、通常だと3年くらい甲板員をやっていくような形をとっていましたし、そういう話も聞いておりました。

ただまあ、ベテラン船長の中でも、一人の豊田さんに関しては、素晴らしいセンスがあるという事で、来年でもいける可能性があると、そのシーズンの終わりには言っていました。

水陸バスとか運転されてたり、ずっとそういうドライバーとか操縦をされていた経歴の方で、そういうところからの判断もございます。

ようするにベテランの船長たちがそういう意見を言っていただいたということですね。

通常であれば海域のことに詳しくないとなかなか難しいという話をこのウトロ近辺では聞いたんですけども、そのようには社長はお考えにならなかったんでしょうか?

そうですね、船長が見た感じというのを、受け取った感じになります。

なかなか、断定はできませんけども、周りが今回の出航を見送るようにという判断を、そういうお話を船長にしたという中で出ていかれたということで、あまり船長が他の人の話を聞かないところもあったという話を一部出ていたんですけども、何か社長が感じられることとかあったんでしょうか?

それはないですね。すごい素直で、やめてといえば必ずやめるような人でした。

日刊スポーツ サワダ氏

社長が一番思う、事故が起きてしまった原因はどこだと思いますか?

原因ねえ…まあ、実際事故が起きております。私の至らなさと感じております。

具体的には、どういったところが至らなかったんでしょうか?

事故の原因も分からないです。それを含めての至らなさです。

朝日新聞 タナカ氏

安全運転規定について説明がありましたけども、条件付き運航ですね、この運航基準を超える可能性があるという認識があったということでよろしいでしょうか?

そうですね、基準を超える可能性が十分にあると、その場合に帰ってくるのが条件付き運航です。

条件付き運転は、航海中に運航基準を超えた場合にすぐ引き返すということですか?

超えそうな場合にすぐ引き返すということです。

条件運転ということで不安な気持ちがあったと思うんですけども、社長から船長さんに対してそのつど海の様子の確認とか、社長から天気図を確認したりとかされていましたか?

僕もしますが、その役目は船長がします。

事故当日は社長は病院にいたということなんですけども…

始めはもちろん会社にいて、お見送りをして、出航したのを確認してから。

出航後に実際に天気図を見たりだとか、船長に連絡されたりだとかはされましたか?

船長に連絡はその時はできませんでした。

天気図の確認とかはされていましたか?

天気図はそうですね…僕はそのときはしていません、事務所に人はいましたので。

中日新聞 ハマサキ氏

事故の原因が分からないということでしたけども、関係者の方の証言で、例えば豊田船長が、毎年変えなければいけない亜鉛版を、変えないといけないことを知らなかったという話をされていたりですとか、さきほどベテラン船長を雇止めしたということですけども、そういう引継ぎですとか、知床という特殊な地形での指導、そういうものが十分でないなかで、運航を船長がされていたのではないでしょうか?そういう会社の管理体制に責任はなかったんでしょうか?

今回雇い入れ、船長を2人したんですが、皆さんベテランで、20年選手、30年選手、で、教育も含めてお願いしてありました。

今回、例えば岐阜県のご夫婦が乗船されてると思うんですけど、まだお一人しか見つかってなくて、ご遺族なんですけど、自宅で待たれてる方もいます。情報不足で困っておられると思います。改めてなんですけども、これだけ情報が遅くなったことについて、どのように考えておられますか?

初めてのことで、そういうと言い訳になると思いますが。

そういうのが一斉に分かる何か、アプリみたいだとか、SNS登録とかですね、そういうのが必要かなと感じております。それで関係各社に相談しようと思っていました。

こちらに来られている遺族の方には説明会に出られたりもされていると思うのですが、今後、そういった関係のご遺族ですとか、直接会うのか分からないですけども、今回説明されたり、謝罪されたりする意向はありますでしょうか?

はい、明日10時からあります。

説明会ではなく、今回来られていないご遺族の方もおられます。それぞれご自宅で待たれている。そういった方も含めて、説明ですとか謝罪をされる意向はありますでしょうか?

はい、もちろんあります、というか連絡を取っております。

ただ、色々なご事情の方がありまして、あまり騒がれるのは嫌だとか、色々な方がいらっしゃるので、慎重にやらなければいけないかなと。

マスコミさんに家まで来られるのは嫌とか、いう話も聞いてまして、これもさっきの家族会議でありましたが…家族からの説明会でありましたが、できれば、うちに来ていただくのは構わないですけども、今回のご家族の方、被害者のご家族の方の家に行くのは、皆さん慎んでいただければと思います。

しんぶん赤旗 ツクイ氏

運航管理規定では、船との連絡は無線でとることになっているのか、それとも携帯電話でとることになっているのか、というのが一つ。もう一つは、社長ご自身は天気図を読むことはできるのでしょうか?

天気図は読めます。運航管理規定は、具体的には書いてないと認識しています。

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共同通信 マスコ氏

そもそもなんですけども、1時に戻る予定だったということでよろしいでしょうか?

はい、通常だと。

1時13分にカシュミの滝にいるという時点でだいぶ遅れてると思うんですけども、本当にそれまでに一度も連絡はなかったんでしょうか?

私が今回ですね、1時…12時45分かな、はじめに連絡があった、30分に連絡があった…色々あるんですが、分からないので、正確なこと、第三者がもう一人「そうだ」と言ってくれるところじゃないところは載せなかった形になります。

そうすると、時間は分からないけども、連絡があった?

あったという連絡も入っております。

聞き及んでいる範囲でいいですけども、大体何時ぐらいに、例えば遅れますとか、トラブルが起きてますとか、どんな連絡があったんでしょうか?

遅れますという連絡です。

それについて理由とかはおっしゃっていないんでしょうか?

その時は理由はなかったと聞いています。

そもそも衛星携帯電話というものを積むことに、提出した安全管理規定ではなっていたと思うんですけども、それは積んでらしたのでしょうか?

私は積んでいたと認識しておりますが、実際は修理に出していて故障中だったということです。

積んでたけど故障中だったということですか?

いや、積んでなかったということです。と、聞いておりますが、実際は確認できておりません。

どこかにあるんじゃないですか?積んでないのであれば。

そうですね、その辺は確認できておりません、すみません。

北海道新聞 シモヤマ氏

安全管理規定に関して、一般的に安全統括管理者だったり、運航管理者というのがあると思うんですけども、会社の場合はどなたがその立場にあったんでしょうか?

安全統括管理者は私になりまして、運航管理者は豊田ですね、運航管理補助は山田になっておりました。

読売新聞 ヨネヤマ氏

社長としては、強風波浪注意報を認識していて、春に海が一見穏やかでも後ほど荒れることが分かっていたのに、朝に港の状況を見て、落ち着いていたから出航したというところが、理解がなかなかできないのですが、そこをなぜかということを改めてご説明お願いします。

同じことになってしまいますが、条件付き運航と言いまして、出て、穏やかだから出たと。で、先を見ると荒れてきたから戻ると言うことになっています。

先ほどのご説明だと、乗客の方が、少し揺れているのを体感したら、戻るというお話をされていたと思うんですけども…

いやいや、それはまた違う話です。お客様の満足度の話。

北海道テレビ サクライ氏

豊田船長なんですけれど、去年も事故を起こしておりまして、業務上過失往来で書類送検されていますが、なぜ船長として雇用し続けたのでしょうか?運転技術であったり、まわりから指摘はなかったんでしょうか?それと当日、社長からいただいた資料では、午後から荒れる可能性があると、豊田船長からあったということですし、強風波浪注意報も出ていたということなんですけれども、去年の事故というのは、GOサインを出すときに、社長の頭の中によぎらなかったのでしょうか?

はい、至らないことで、事故の事はよぎりませんでした。

また事故で、船長の登録は去年の事故で豊田ということですが、具体的には座礁というか船尾を擦ったのは別の者です。

NHK トクダ氏

波浪注意報が出ていても今回は出航したということですけれど、これまでも通常そのように波浪注意報が出ていても出航するということはよくありえたという話なのでしょうか?

よく、というか、条件運航の時はそういうこともありました。

今、こちらで気象庁のサイトをカウントして調べたのですが、斜里町においては波浪注意報が出るときは、波の高さがだいたい3mが予想される時だとなっていて、一方、安全規定については波の高さ1mを超えるときは出航しないんだとなってて、そもそもが矛盾しているように思うんですけれど、なぜ波浪注意報、3mの波が予想されているのに、出航したんでしょうか?1mを超えると分かっているのに。

知床半島は長くございます、その間で…ウトロ付近はずっと荒れていなかったということで出航に至りました。

いただいた資料もそうなんですけれど、豊田船長と荒れるかもしれないから出ますと、じゃあ大丈夫なんで行ってきてくださいと、行動のやり取りは確認できるんですけれど、天気予報をちゃんと確認しているのだとか、安全規定が例えば波の高さ1mを超えるとか、具体的にどのような方法で確認していたのでしょうか?安全規定を満たしたかどうか。

ここにパソコン…ないんですけども、海上保安庁の出している刻々と変わる波の高さのやつとかですね、色々見るものがあります。漁業関係者が見るものとか含めてですね。

それは豊田船長が当日ご覧になってたんですか?それとも社長がご覧になってたんですか?

と、思います。豊田が見てたと思います。

見てたという確証は取れてるんでしょうか?

実際見てるところはすみません、見てません。

午後の天気を知ってた時点で、何か見てるだろうって。

午後は荒れそうだという話をされてたのに、午後1時に戻るコースを選んで大丈夫だったのかということは、いかがなんでしょうか?周りの方々もあんなに遠くに行くコースを選ぶとは思わなかったという声もありますが。

もともと午後1時のコースが設定されていて、ですんで条件付き運航ということで。

まあ、お客様は岬に行きたいというのが第一にありますので、そうではなくて、船長判断で、カムイワッカノ湯の滝とか、〇〇で折り返すとか、その前で折り返とか、というものでございます。

今の話を伺ってると、安全規定を必ず守れるような体制になってなかったと受け止めたのですが、豊田船長がちゃんと天気予報をみたのかも分からないですし、それはそういう理解でよろしいのでしょうか?

当日会社にいるときはiPadなんかで一緒に見たりというのがありますし、ちょっとそこのときは一緒に見なかったんで、通常やってるんで、その辺は信じていた。

いつも通りなんだろうなと。

日本テレビ フクナガ氏

安全管理規定がある中で、条件付き運航をされたということですけども、条件付き運航を何でもするのなら、安全管理規定の存在の意味って何なのでしょうか?条件付き運航にする基準といいますか、そのすみわけがよくわかっていないんですけども。

安全管理規定はあります。

…と、条件付き運航の違いということですか?

違いといいますか、今回波の高さですとか、注意報ですとかありましたけれども、条件付き運航という事で行こうと。おっしゃってたと思いますけども、でも安全管理規定は1mでしたよね?波は。でも3mの波が予想されてるのに出航したのは条件付き運航だからというお話でしたよね。安全管理規定があるけども、超えていれば条件付き運航にしようとなれば、何でも条件付き運航できてしまうのではないでしょうか?

ご指摘の通りではありますが…1m、さっき話した8m、300mというのは、安全管理規定には書いてない…書いておりません。

書いてないです。

では安全管理規定もう一度教えていただけますか?

安全管理規定…ちょっともうちょっとあいまいな表現になって、数字が出てないんですよね。

現在は把握されていないということでよろしいですか?

把握されていないというか、言葉尻がちょっと、分からない…あ、違います。この中の言葉尻が正確に話せないと言うことです。

安全管理規定の正確な数値は今、認識できていないということでいいのでしょうか?

いや、数値は出てないです。安全管理規定には数値は出てないんです。

去年、事故が2回起きている中で、先ほども船長として雇用し続けたところに疑問を感じて質問された方もいましたが、その後何か会社として、体制を変えたですとか、事故を受けてここを改善しようですとか、何か気を付けた部分というのはあるんでしょうか。

毎回、規則みたいのを皆さんに考えてもらって、作りました。

どういった規則でしょうか?

結構あるんですが、安全に運航するために毎日行う事が書いてあるものです。

新たに規則を作ったという事ですか?

そうでございます。作ったというか、乗る人たちに考えていただいたものです。

具体的に、何か一つだけでも教えていただけないでしょうか?何か新しく作った規則というのは。

今、おっしゃったこともそうですね、毎日天気図を見るとか、出社してきたら天気図の確認とか。

記者名不明

営業を始める直前、陸に船をあげてるときに、船体の先の方の底の部分ですね、15cmほどの亀裂を見たという証言もあります。社長はそれは把握されていますでしょうか。

しておりません。

5月に船首を海上浮遊物に接触する事故を起こしたとあります。この時は何か破損などはなかったでしょうか?

先ほど見せた写真のことですね。

これ船首ですか?

船首です。

ということは白くなってる部分は船体のつなぎ目ということでよろしいですか?

はい、そうですね。

じゃあ、治したということになりますか。

まあ、全体的に全て直した感じですね。

じゃあこの傷は5月のときということでよろしいですか?一番最初の写真の。すべて破損部分は全て直したということでよろしいですね。

そうですね、検査は大変厳しいので。

他の船に携わる人はしっかり天気図を見ることができると。先ほど社長は天気図を見ることができると。天気図を見る事ができる人は「確実に荒れる」といって船を出していないんですね。社長は先ほど、荒れたら帰ってこいとかですね、荒れるかもしれない、荒れる可能性とかですね、いわゆる荒れることを断定的には見て取れてないということになりますが、その辺に関してはいかがでしょうか?天気図を見誤ってはいらっしゃらないでしょうか?

自然現象なので、天気図が常に正確に果たしてくれるのではないんですけど、ただ、細心の注意をもって運航しなきゃいけないと言うことはもっともで。

船長も重々承知で、皆さんの命がかかっていますので、その認識を持って運航しているという認識をしておりました。

毎日新聞 ヤマダ氏

今、自然現象ですのでとおっしゃいましたが、社長は自然の驚異については、どのようにお考えでしょうか?

私もひい爺さんを船で亡くしております。

お客様に楽しんでもらうことも、大変重要だと思うんですけれども、それよりもやはり少しでも危なければ、ひいお祖父さんを亡くされたとおっしゃいましたけど、それだったら本当に少しでも危ないからやめておこうと、そういったお話には一度もならなかったんでしょうか?

すいません今回は残念ながら、そこは至らなかった点かと思っております。

修理というのは、自分たちで港で直したわけではなくて、専門業者に頼まれたのでしょうか?

はい、ここに写っている方々は造船会社の方たちです。

造船会社の方に港に来て治していただいたと?

そうでございます。

記者 名乗らず

今回乗船されていた方のご家族の中にはですね、事故発生からなかなか連絡が来なかったという、乗船を知らなかったというご家族もいらっしゃいました。なぜ早い段階で乗船名簿を出さなかったんでしょうか?公開してお知らせしなかったんでしょうか?

当日からですね、皆さん関係各所の方が遊覧船の事務所に詰めていただいて、まず乗客名簿で分かるのはその方の携帯で、実家は描いておりませんので、遅れた理由はそこにあると思います。

もし、公開すればですね、ニュース見た実家の方にも伝わると思うんですけれども。そういうことは考えなかったんでしょうか。

考えておりませんでした。今もご家族への説明、謝罪があったんですけれども、乗客名簿が流出しているということで、ぼくも初めて聞いたんですけども、すごいお怒りでした。

それは何に対する怒り?

個人情報がなぜ流れるのか、と。

誰かが流出してるということ?

ちょっと分からないですね。おっしゃられる方がいらっしゃって、びっくりしたということ。

当日、病院にいたということですけども、会社に戻って対応されるようになったのはいつでしょうか?

ぼくが会社に戻れたのは4時前くらいですね。

衛星電話が壊れていると知ったのはいつでしょうか?

最終的には、今回の事故が起きて、確認をして、ということになります。

会社から船の衛星電話にかけようとしたときに気づいたということですか?

えと、なんだろう…あの…衛星電話が調子が悪いというのは去年から聞いていたのですが、それが使えなくなっているという認識がなかったです。

アンテナもですね、資料だと23日の朝に気づいたというんですけども、関係者の中には数か月前に壊れていて、それを社長に指摘したという話もちょっと聞いてるんですけども。

それは、ございません。

NHK シマナカ氏

病院から会社に戻られたのは16時前ということなんですけども。最初に社長が船主が浸水しているだとか、KAZU1が危機的な状況にあると把握されたのは、ほぼほぼ通報の時間だったんですよね?

1時18分のあとです。1時半くらいです。

そこから2時間半というところが空くわけなんですけども、それっていうのはどういう…

もう高速で直帰で帰りましたけども、離れたところにいて、迎えに行かなければいけない者がいたので。

先ほど出てた安全管理規定の中で、波が1m、風の強さ8m、視界300mは安全管理規定にはないということなんですけども、じゃあこの数字は何なのですか?

各社、小型船の中で暗黙の了解みたいなもので、安全管理規定に書いてもいいと思っておりました。ただ今の時点では書いてなくて曖昧な表現になっていると思います。

4社、遊覧船の会社があると思うんですけども、その中で、この基準でだいたいやっていこうというのは、文書としては取り交わしてないけれども、何かしら合意って言うのはしてると。

そうでございます。

今回、知床遊覧船だけ単独で早く運航をスタートさせたわけなんですけども、なぜこれは早く、まだ大型連休もこれからという中で、なぜ早く単独の運航を始めたのか。その理由ってのは改めて聞かせてもらってよいですか。

先ほども話しましたが、この会社は譲り受けた会社で、団体さんメインの会社だったんですけども、当初からそのような形、私が譲り受けた時からそのような形でした。

そういった安全管理規定の数字みたいなものを4社が合意しているような中で、それは1社だけ早くするというところ、何かほかの社とのすり合わせというところが中々見えてこないですけども。

だんだんそれが縮まってきたとは私は認識しております。もっと早く運航しているときもあったんですが。

無線について故障していて、他の運航会社の無線があるからやりとりが可能であるため、出航停止する判断をしなかったとなっているんですけども、他の運航会社には、知床遊覧船の社員の方はいらっしゃらなかったんですよね?

そうでございます。

これ、どういうことなんでしょうか?いないところに無線がいくらなっても連絡は取れないと思うんですけども、何かそこに事務所の人を置くという判断をされなかったんでしょうか?

そうですね、うちの事務所にはいましたけれども、そこまでちょっと至らなかったというのが事実です。

ということは、知床遊覧船には誰かお一人がいらっしゃったということですね。

そうでございます。

そこには無線は通じない訳ですよね?どうやって連絡を取ろうとされてたんでしょうか?

その辺が正確にちょっと聞かなきゃ分からないんですが、無線が入る、入らないをやっていたのかどうかというのは、もう一度確認しなければいけないと思います。

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所属不明 イトウ氏

条件付き運航という、もしかしたら高い波がくるかもしれないという状況の中で、病院に行くというのは、どうしてもその日に行かなければならなかったのでしょうか。

そうでございます。

言える範囲で、どんなご用件ですか?

退院がその日でなければダメだったということですね。延ばすことはできない。移動ができない。

無線アンテナの件ですが、当日わかったということですけども、21日に救助訓練や船体検査をされてますけども、こういったときにも確認作業というのはしないものなのでしょうか?

すると思うんですが、ちょっと私は気付かなかったというのもありますし、報告も受けておりませんでした。

気付かないというよりも、無線が通じるかどうかというような確認作業をそもそもしていないんですか?

すると思います。

してはいないんですか?

そこは私のチェックミスというかですね、そういう報告は受けていなくて、23日に屋根から外れてるということを聞きました。

朝日新聞 シバタ氏

GPSの方なんですけど、衛星電話ですね、こちらが気付いたときというのが、一部報道だと、4月21日の海保の検査で壊れていると指導を受けたという報道があるんですけど、社長の認識としては、その時点で衛星電話が壊れているという認識はなかったんですか?

私の中では、壊れている認識はありました。

ただ、もう修理して直っているのかな、ということの確認ができていなかったです。

当日なんですが、8時半に無線のアンテナが壊れてることに、代わりに携帯電話やほかの会社の無線があるから、やり取りが可能であるので出航しても大丈夫だという判断をされたということですけども、この時点でGPS・衛星電話が治っているという認識あったら、こちらを理由に挙げるのではないですか?

ごもっともでございます。

なのになぜ、そういう判断でないのでしょうか?というのは、その時点で依然、船の衛星電話が壊れていたという認識がやはりあったのではと思わざるを得ないのですが、その辺いかがでしょうか?

それは…ないです、ごめんなさい。

じゃあなぜこの時点で、衛星電話でやりとりすればよいって判断に至っていないのでしょうか?

それも、分からないです。船長が…船の無線が使えたってことだと思うんですよね。

そこの判断の主語はどなたでしょうか?

そこの判断は船長です。

もう一点、4月21日の指導の時に、あ、いいや…とりあえず大丈夫です。

フジテレビ ウチムラ氏

我々にはこの会見の前に、家族の対応優先という事で、取材断ったりされてたと思うんですけど、家族の方への謝罪が不十分だったという声も上がってるんですよね。それで家族への説明会に同席しなかったのはなぜなんでしょうか?

2回はじめ…しまして、とりあえず他の事を優先してくれということで。

3回行われてるわけなんで、2回出て、しばらく置いてという形だと思うんですけど。

他の監査、調査がございますので。航空券の手配とか、そっちの方に力を入れていたということです。

それは、社長でないといけなかったんですかね、家族への対応は社長でないといけないと思うんですけど、他の対応はすべて社長でないといけなかったんですか?

ご家族様のやり取りして、何日の飛行機を取るとか、そういうことです。

船体がもともと瀬戸内の岡山の本籍だったようですけど、知床の難しいコースに適合する船だったという風に認識されていますか?

もう長年走っている、そう認識していて、これは私が買ったわけではなくて、前社長が購入したものですので、問題はないかと。もう何十年もやっている方なので。

逆にもう何十年もやったことによるメンテナンスとかはしっかりと行っていたという認識で?

そうですね。

今年、シーズン終わりにエンジン自体のオーバーホールの計画もありましたし。

記者 名乗らず

今のお話に関連するのですが、社長は弊社の番組の中の電話の際に、会見したいんですけれども、会見に反対の意見もある家族もいる、と話されていたんですが、それは事実でしょうか?

そういうお声もありました。

国交省や海保の方からは、皆さん社長の会見を望んでいるという話だったんですけども。

来られてる方はそうですが、先ほどもご家族で、社会的に報道してというかですね、ご自宅までマスコミの方に来られるのが嫌なので、あまり、大きくしないでほしいというご家族もいらっしゃいます。

で、繰り返しになっちゃいますが、ご家族の方に頼まれたのでお話しますが、私のところに来るのは今回事故を起こしてもっともなんですが、ご家族の方はそれじゃなくても心労がすごいものなので、控えてください、よろしくお願いします。

と、いう声と、会見を開かないという事はあまりイコールではないと思うんですけど、どうですか。

全体の、何でしょうか…センシティブなところだと認識しておりました。

社長が先ほどから手元に置かれてるペーパーを見られてるんですが…

皆様の資料です。

それ以外に何か、知床遊覧船の安全管理規定ですとか、条件付き運航についての記述がある文章でしょうか?それはこの後、我々にいシェアさせてもらうことは可能ですか?

シェアというのは、出してほしいということですか?

これは個人…会社で作っているものなので、できれば…難しいです。

一番最初に社長が冒頭で文章を読まれてて、所存と所在を少し混同して読まれてたように思うのですが。

すみません。

それはご自身が作られた文章ですか?

もっともです。

弁護士の方ですとか、相談されて用意された文章ですか?

弁護士はいないです。

そういった相談はされてなくて、ご自身が作った文章ですか?

はい。

あと一点すみません、どんな保険に入られてるかだけ、教えていただいていいですか?

船体保険、もちろんあの、今回はおひとり一億円の、災害給付で2000万円。

最大66億、66人乗りだったんですけれど、そのような感じの保険です。

まだ行方が分からない船体も含め、この事態ではありますけども、この段階でも先ほど新しい規定を作るとおっしゃってました。会社をできれば存続させたいという思いも一部あるということでしょうか?

そういうことはまだ全然考えておりません。

ただ従業員もいますので、その辺はまったくそこまで考えたことはないです。

HBC オサダ氏

先ほど記者会見の冒頭で、土下座を2回されましたよね。ご家族での説明会でも土下座をされたのでしょうか?

はい。

先ほど、記者の質問に対しまして、事故の原因は分からない、ただ、私が至らなかったという風におっしゃっていました。土下座というのは謝罪という意味だと思うのですが、事故の原因は分からないのに、どういったところを謝罪したいとお考えなのでしょうか?

今回の事故で、多大な迷惑をかけていることです。

ご自身としてはこれまでの判断で、どこが間違っていたとお考えですか?

まああの、このようなことを起こしてしまいましたので、間違え的にはすべて間違っていたという風に…

すべてというのは?

今、言われてた、実際に出航したとかですね。

すみません、無線に関して少し質問させていただきたいんですが、21日と22日にですね、救助訓練ですとか、安全確認のための運航を行っていたかと思うのですが、この際は会社との無線の確認はしてなかったのでしょうか?

わたし、その辺は確認はしておりません。

あと、土曜日昼間に病院に行かれてたということなんですが、病院の所在地はどちらですか?

北見市になります。

共同通信 ツルドメ氏

先ほど、無線の故障でも、他の運航会社の無線でやり取りできる可能性があるということだったんですけれども、これは、結局その、自分のところの職員さんを配置していないということは、他の会社の職員さんが善意で聞き取ってくれるだろうという期待をしてたという理解で良いでしょうか?

はい、その通りになります。

先ほど、1時13分の無線連絡の前にも、KAZU1から遅れますという連絡があったという情報があるというお話がありました。12時45分とか30分とかっていうことをおっしゃってたんですけども、不確かでも構わないので、何時何分に、どこに対して、どういう方法で、連絡があったのか、確認をさせてください。

12時30分、12時45分と記録しております。

ただちょっと聞き伝手の話で、正確なところは覚えておりません。

第一報は遅れるという事を聞いておりましたし、そうですね。

どなたがこれは聞き取ったものですか?他の運航会社の方ですか?それとも御社、自社の…

ちょっとこの時はドタバタしていてですね、誰から聞いたかもちょっと思い出せないで、今のところ思い出せないです。

どこにいるという情報だったんですか?KAZU1がこの段階でどこにいるということを伝えてましたか?

その時きいたときは、そうですね、カシュニっていうのが多かったですね。

この時もカシュニにいたという…

そうです。

それで時系列自体を、実証というか、もう一人誰か同じことを言う人をいた場合にこれをのっけたような形になります。

12時30分、12時45分いずれも、知床遊覧船の職員の方が聞き取った情報ではないということは間違いないですか?

たぶんそうだと思います。

ごめんなさい、本当に記憶、ちょっと…正式なことが言えないんで書かなかったということです。

テレビ岡山 クレヤ氏

この説明資料を作るにあたって、自社の社員だったり、他の運航会社にだったりとか、資料を作るにあたって確認はされなかったのでしょうか?

確認してる時間が、時間切れになってしまいました。

ということは、あくまでこれは記憶のみで作られた資料ということでしょうか?

違います。

確認できるところは確認して、のっけております。

確認できたところだけのっけております。

毎日新聞 キタムラ氏

こういった天気が荒れる可能性がある中ですね、船長と社長のお二方の判断で船を出すというのは非常に危険な行為のように感じてしまいますが、周囲の同業他社の皆さんの何か指示を仰ぐとかですね、アドバイスをもらうというような選択肢というのは社長の中にはなかったのでしょうか?

記憶が定かではないんですけれども、4月、通常であれば、他の他社が入ってくるのが何日か遅れで入ってきますので、その時は皆さんで話し合って決めるようになります。

じゃあ、当日、特に誰にも相談しようとは思わなかったということでしょうか?

この時はそうでした。

では、ゴールデンウィークの通常運行が始まって、他社さんも運航されるようになれば、他社さんと相談して出るか出ないかを決めるかっていうのはあったということでよろしいですか?

皆さんずっとそういう風にしています。

社長から見て同業他社の方たちとの関係は良好だったとお思いですか?

私はそう思ってましたけど。まあ、若干、いろいろ、人間関係で、誰と誰が仲が悪いとかは聞いておりましたけど。

共同通信 マシコ

4月21日に衛星携帯電話が壊れてるってことで、海保から指導を受けたってことは、事実関係としては間違えないのでしょうか?

すみません、わたしさっきも話しましたけど、ちょっと認識しておりません。申し訳ないです。

では、積んでなかったと思うってのは間違いないですか?

そこに積んでたか積んでないか?いや、正直な話、積んでいたと思っています。

先ほど積んでいなかったと…

先ほど話したのは、昨シーズン調子悪いというのを聞いたので、修理に出して、もう積んでるのかな、という風に思ってました。

では、修理に出して使える状態で積んであると思っていたということですか。

そうです。

これ、運航管理規定には、衛星携帯電話の下りはどのようになっているのですか?あ、安全管理規定です。

安全管理規定には、衛星電話の基準は載っていないと思います。

緊急時に、衛星携帯電話で連絡するっていうことは書かれていない?

私の認識では書かれていません。

今後、船体が確認された場合に、沈んでいた場合なんですけど、サルベージする必要が出てくると思うんですけど、そのあたりはどういう段取りで、誰がどうやるみたいなことっていうのは、考えておられますでしょうか?

はい、実際にそのような動きがございます。

その動きを説明していただけますでしょうか?

海上保安庁の方に保険の規約を知らせたりとか、保険会社に相談したりだとか、サルベージ会社何社かに問い合わせしたりとか、そのような形です。

では、会社の責任でサルベージ会社と契約して、サルベージするっていう準備をしていると。

そうです。

今のところでは、私ができる限りの全力、そのような形で動いております。

札幌テレビ イクノ氏

豊田船長のですね経歴…お分かりになる限りの経歴をですね、改めてお聞きしてもよろしいでしょうか。

大型トラックの会社に20年くらい勤めていて、その後はとバスに勤めていたり、そのあと福島とか、富士五湖とか、九州とかで水陸両用バスの運転をされていた経歴を記憶しております。

いま、おっしゃられました福島、富士五湖、九州で水上バスの運転をされてたということでしたけど…

あと、海もありましたけど、ちょっと記憶にない。

どこだかは正確ではありません。

海もあったという事ですけれど、こちらのウトロだったり、このあたりの海というのは特殊な海であるということは、頭の中にはあったわけですよね?その海でこの豊田船長の経歴で通常よりも短い期間で船長を任せられると判断した理由をもう一度教えてください。

先ほども話しましたが、一年目、ベテラン船長のとこについていて、その方からそのように聞きました。

その教育を行っていた船長たちが大丈夫だという判断をしたから…

大丈夫、センスが良い、いろいろ良いことを聞いていましたので。

それで船長として?

もう一人の方は3年くらいですよ。

もう一点聞きたいのが、無線に関してです。無線の会社のアンテナに関してなんですけれども、そもそもですね、このアンテナというのは無線で連絡を受けるために、必要なものですよね?

はい。

となると、船会社としてはですね、かなり大切なものではないかと思うんですが、それが壊れていることに気が付くのが遅いのではないかと思うんですが。

いつ壊れたのかも、ここでは認識しておりません。

しっかりとですね、毎朝であったりとか、確認をするものではないのでしょうか?

そうですね、現時点ではそのような確認をする習慣はございませんでした。

それによって、いつ壊れたのかもまだ分からないということなんですよね?

いや、私の認識がなかったということです。

ということは、なぜ壊れていたのかということも分かっていない?

シーズン23日というのが第1日目だったので、半年以上営業していなかったわけですので、その間に外れたのではないかということです。

もともと部屋の中にあるやつは通常通り動きましたので。

首のアンテナの傾き次第で入ったり入らなかったりしていた…

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テレビ朝日 イタワ氏

現状の中では、どういった場合には欠航という判断になっているのでしょうか?

さっきも申し上げましたが、1メートル以上の波と、8メートル以上の風と、視界が300メートル以下、の場合でございます。

それがもう、安全管理規定の中に示されているということですか?

正確には安全管理規定には示されていないです。

先ほどの具体的な数字が言えないということだったんですけども、安全管理規定が先ほど手元にありましたけど、それを見せていただくってことはできないんでしょうか?

自社のものなので、控えさせていただきたいと。

先ほど手元にありましたけど、それを読み上げていただくことは可能ですか?

はい。ここで読んじゃっていいんですか?

安全管理規定

目次

総括

第2章 経営トップの責任

第3章 安全管理の組織

第4章 安全統括管理者および運行管理者の選解任ならびに代行の氏名

第5章 安全統括管理者および運行管理者の勤務体制

第6章 安全統括管理者および運行管理者の職務および権限

第7章 安全管理規定の変更

第8章 運航計画、配船計画およびハイチョウ計画

第9章 運航可否判断

第10章 運航に必要な情報の収集及び伝達

第11章 運送に伴う作業の安全確保

第12章 輸送施設の点検、整備

第13章 海難その他事故の処理

第14章 安全に関する教育訓練及び内部監査等

第15章 雑則

その、運航判断のところってのはどんな…?

第9章 運航可否判断。

第24条 船長は適時、運航の可否判断を行い、気象・海象が一定の条件に達したと認めるとき、また達する恐れがあると認めたときは、運航中止の措置をとらなければならない。

2.船長は、運航の中止にかかる判断が困難だと認めた時には、運航管理者と協議するものとする。(船長が運航管理者を兼任している場合を除く)

3.運行管理者 船長が運航管理者を兼任している場合は、運航管理補助者は台風等、悪天候において船長が求める場合には、第29条の情報提供を行うとともに、必要に応じ非難する、運航を中止するとの措置に関する助言等、適切な援助をつとめるものとする。

4.第2項の協議において、両者の意見が異なるときは、運航は中止しなければならない。(船長が運行管理者を兼任している場合を除く)

5.運行管理者は、船長が運行中の措置または運航の継続措置を取った時は、その旨を安全統括管理者へ連絡しなければならない。(運行管理者が安全統括管理者を兼任している場合を除く)

6.中止の措置を取るべき気象・海象の条件および運航中止の後に船長がとるべき措置については、運航基準に定めることによる。

あの、会見の冒頭で、出航の最終判断は社長だとご自身がおっしゃってましたけど、その判断というのは、今の安全管理規定と異なるんじゃないですか?

そう意味ではなくて、今回の事件で…事故で、という意味でございます。

もちろん、船長でございます。

船長と社長の間では、実際にどういったやりとりが…?

あの、こちらに書いてあるやり取りです。

船長が、当日の出航に関して、なんて話してたんですか?

こちらに書いてある通りでございます。

当日、出航可能だという風に…?

はい。

社長自身は、当日の出航可否について、どう見てたんですか?

えー、あの目視というかですね、海の見える小屋のところで話したんですが、波は穏やかで風もなかったので、ある程度は出航できると、思っておりました。

では、安全管理規定に従って、社長、船長共に出航しても大丈夫だろうという判断になったということですか?

はい。

となると、冒頭もありましたけど、波浪注意報が出ている中で、出航するという判断は間違っていたのではないかというような見方もできると思うんですが、いかがでしょうか?

ごもっともでございます。結果的にはですね。

条件付きだったら出航ということですけども、3時間のコースで、例えば片道1時間半で行ったとしても、だいぶ海の状況は変わってきてると思うんですけども、その点というのは考えなかったのでしょうか?

条件付き運航で出してますので、例えば10時半の次の便が11時半に帰ってきてますけど、例えばそのような形を取れば、問題なかったというか、そのような現実が第2便にはあったということです。

条件付き運航というのは、行ってみて、危なくなったら戻るということですけども、ということでよろしいんですよね。

はい。

ただ、3時間のコースだと、1時間半もかけて先端の方まで行ったとしたら、もう当然戻れないような状況になっているということは、考えなかったのでしょうか?

そうですね、その時はぼくは考えなかったです。

十勝毎日新聞 マツサキ氏

条件付き運航というのは、周辺の他社、運航会社では、ままあることだったのでしょうか?それとも、こちらの知床遊覧船の独自のものだったのでしょうか?

みな、長年やっているような形です。

回りの他社さんも同様に条件付き運航で出航していたということですか?

そうでございます。

記者 名乗らず

衛星電話のお話が出ましたけども、それとは別に船の位置を確認できるGPSプロッターというものも、事故の2日前には取り外れていたことですけれども、事故当日はついていた?

ついております。

記者 名乗らず

安全管理規定ではなくて、運航基準について伺います。通常、運航基準、一般的には緊急時とか通常時の連絡方法を具体的に記されてると思うんですけれども、知床遊覧船の場合は、通常時と緊急時の連絡方法についてはどのような記載になってたのでしょうか?

緊急時は衛星電話だと思います。

そうなると、衛星電話が故障していたのはまずかったのではないかと…

はい、そう思います。

あと、豊田船長が携帯電話を持っていたので、緊急時もそれで連絡できる、通常時もそれで連絡できる、というような認識だと先ほどおっしゃっておりましたけども、地元の人に聞くとあのあたりはauとかだと中々通じづらいという話があったんですけれど、そのあたりの認識はございましたか?

そうですね、auはかかりづらいと聞いております。

豊田船長はauだったんですか?

ちょっとそこは確かめないと分かりません。

なるだけドコモに変えるような指示はしておりました。

読売新聞 モリヤマ氏

条件付き運航で引き返すときの明確な基準というものはあるんでしょうか?

船長判断なのでございません。

波がこれくらいとか、風がこれくらいというのもないんですか?

そうですね、具体的にはないですね。

あと、他の船が今回出ていなくて、一艘だけで行ってしまったから、他の船は救助できなかったというのがございますけれど、そちらについて危機管理について、どのようにお考えでしょうか?

浸水の一報がはいったときに、他の船も救助に行くような準備はしてくれてたんですが、天候が急変してきまして、中止になったと…

一艘だけで出たら危険だという認識はなかったんでしょうか?

その時はわたしはございませんでした。

そういったことは過去にもあったんでしょうか?

はい。

あとですね、先ほどから衛星電話が実際は載っていなかったりだとか、いくつかおっしゃっていますけれど、ご自身の安全管理についてずさんだったという考えはありますでしょうか?

そうですね、チェック漏れのところが、シーズン初めだったので、多く露出している形だったと思います。

安全管理がずさんだったというお考えはありますか?

安全管理がずさん…結果的にはそのような形だったと思います。

安全管理規定については、具体的な波さですとか、具体的には定まっていないとおっしゃっていましたけど、どちらにしても違反をしている、企業違反をしてるという風にはお考えでしょうか?

質問が分かりません、違反というのは何に対しての違反でしょうか?

安全管理規定の中に、具体的な波がどれくらい高かったら出ないですとか、そういったものは定められていないんですよね?

そうですね。

そもそも定めていないものだから、違反と言いうか基準を超えてしまったという風にもならないかと思うんですけども、安全管理規定については、内容に特に反しているとおもっていないでしょうか?

内容に反しているというのは、法律とかそういうことですか?

安全管理規定に定められている、提出されている内容があると思うんですけども、その内容については、自社としては守ってたとお考えでしょうか?

はい。

朝日新聞 タナカ氏

条件付き運航についてお伺いしたいんですが、そもそも安全管理規定や運航基準にですね、条件付き運航についての記載はあるのでしょうか?

記憶にはないです。

先ほど読まれたのは運輸局のひな形だと思うのですが、そこから特別に条件付き運航の項目を加えた記憶はありますか?

ちょっと記憶にはないです。

安全管理規定と運航基準以外にですね、別に社内で条件付き運航に関するルールを設け た…?どういう時に条件付き運航にするであったり…

荒れると予想されていたときとかですね。もうすでに波がある、高いときですね。

運航基準にはですね、そもそも港から出る出ないが決まっていると思うんですけれど、条件付き運航に対して、例えば何メートル以上だったら、条件付き運航になるみたいなルールはありますか?

条件付き運航に関しては、ないと思います。

ちなみになんですけど、昨シーズン中にですね、大体何日間くらい運航して、そのうち条件付き運航が何日間くらいあって、なおかつその中で何日間、途中で引き返したかというのは、わかりますか?

正確には分からないです。

大体何割くらいというのは?

三分の一位は欠航しますので、その中で条件付き運航は…正確にはわからないです。

三分の一は欠航で、三分の二は運航もしくは条件付き運航になるとおもうんですけれども、その三分の二の中で、何割が条件付き運航ですか?

三分の二の中でですよね?運航してる中で、ちょっと正確には分からないです。結構あります。大体どれくらいの感じというのは、今、記憶にないです。

メディア名、名前不明

先ほどおっしゃっていた、波1m、風8mの話ですけど、数字がないとおっしゃってたかと思うんですけど、その説明をもう一度お願いしてよろしいですか?

出航する危険じゃない基準として、波1m以上というのは大体ですが、出航しないような形なんですけど、この安全規定の中にはそのような具体的な、もうちょっと濁った表現だったと思います。

ちょっと文章がすごい多いので、どこに書いてあるかちょっと分からないんですけども。

運航基準に定められてるんじゃないですか?書いてるんじゃないんですか?国に提出している資料なんで、書いてあるのは間違いないと思うのですが。

はい、後ほど確認します。

テレビ北海道 不明

条件付き運航についての質問なんですけども、先ほど、結構戻ってきたという話もありましたけども、例えば船長判断に任されてる中で、船長が戻りづらいような雰囲気は、そういうものはなかったでしょうか?ようするに多少無理してでも、行ってこいみたいな会社の雰囲気はなかったのかということでの質問です。

ないと思います。

なぜないと思われますか?

なかったからというんじゃなくて、船長が言うことは全てオッケーにしてました、間違いなく、了解しましたということです。

NHK シバウラ氏

ご家族への対応の件でちょっとお伺いしたいんですけど、ご家族への賠償などについて今どのように考えているかというところを…

誠心誠意をもって、保険また実費を含めてですね、対応させて頂くつもりです。

保険会社の方とお話してますし、担当の保険に詳しい方が保険会社とのやりとりをしてるという形です。

スポニチ イトウ氏

先ほど、会社の存続については何も考えていないとおっしゃっていましたが、一部の報道でですね、事故の起こった後に、今後、船長として入ってくる候補の方に、くるかこないか決めた?というようなことを、聞いていたというような報道があるんですが、それは事実ですか?

船長はまったく…

また、今後、新たに入ってくる予定だった船長候補の方に、うちにくるかこないか決めた?というようなことをお聞きなさってませんでした?

船長予定で入ってくる方はいらっしゃらないです。

報道が誤りということですか?

そう思います、聞いたことはないですけど。

先ほどから、結果的にという言葉をよくおっしゃってますが、事故が起こったから、やってきたことが間違いだったというニュアンスを受けるんですが、事故が無ければこのやり方は間違っていなかったというような認識なんでしょうか?

すいません、言葉尻が悪かったと思います。

あと、ごめんなさい、病院に行かれたのは、出産された奥さまを迎えに行ったということですか?

そうでございます。

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名乗らず

同業他社と出航の判断について話すっていうことがあるって話でしたけど、同業他社が入ってきてない時こそ、先ほどもありましたけど、他の船がなくて助けに行くのが難しいと思うんですけど、漁船の方などの意見取り入れるっていうようなことは、日常的にしていなかったということですよね?

そんなことはないと思います。

電話でやり取りで、先に行っている船にどういう状況か聞いたりとか、各船長やっています。

色々と事故を防げるポイントがあったと思うんですけど、社長自身はどうしていれば事故が防げたっていう風に思っているんでしょうか?

船を出さないことですね。

出さないことっていうと、判断において、どういうポイントで食い止められていたっていう風に思いますか?例えば他社がいないときに条件付き運航はしないですとか、そういったようなことがあると思うんですけど、いかがですか?

そう思います。

先ほど、ひいお爺さんを亡くされたという話ありましたけど、乗客たくさんいる中で、命を奪う可能性がある事業をしてるという自覚はあったんでしょうか?

もちろんでございます。

その上でのすべての判断で?

NHK 不明

新型コロナウイルスの流行があって、観光業界厳しかったと思うんですけども、こちらでも調査会社の状況などを確認させていただいて、知床遊覧船もコロナ禍以降2020年、2021年かなり売上落としている、宿泊施設の方は同様だったと思います。社長としては経営への影響はいかがだったでしょうか?

どこの宿泊業者様もほぼ同じ形だと思います。

社長のやっている宿泊施設だとか知床遊覧船への打撃はどの程度だったんでしょうか?

他の施設と全く同じです。

他の施設と一緒というのは、例えば表現としてはいかがですか?例えば会社が傾く程度だとか、どの程度危機感を感じてたんでしょうか?

常に危機感は感じていますけども、まあコロナウイルスに対応していくような経営をすれば乗り切れますし、その意味で解雇されたとか何とかおっしゃってましたけど、例えば売り上げが下がった部分、コロナウイルスに対応して、その分、対処して黒字化していくとか、そういうことはできると思いますが、そういう話で食い違って、一緒にやっていけなかったと思うんですけど…どこもコロナでは大打撃を受けたと思っています。

雇い入れ、雇止めというのがあって、たぶんその都度お金とかの交渉とかをやらなきゃいけないんだと思うんですけど、新型コロナによって条件交渉とかは例年と変わったところがあるんですか?

まったく変わりません。

コロナウイルスの影響というのは、頑張れば乗り切れるくらいの影響だったっていう感じなんですか?

そう思います。

あと、条件付き運航というのは結構な頻度であったということですけども、条件付き運航ができる、結構やってたというのが逆に言うと安全条件を確認する、条件付き運航を乱用したことによて、安全のチェックがおろそかになった、その辺の危機感が薄くなったということはないんでしょうか?

そうとると、そうだと…まあ、それが慣れてきて、安全管理が緩むようなことはあったかもしれません。

安全規定に数字がないってのはそういうものかもしれないんですけど、波の高さが1m以上あったらだめだとか、風が8mあたらだめだとか、これはいったい何なのでしょうか?何と言ったら良いのでしょうか?

経験値だと思います、小型船の。

車や飛行機もちゃんと規定とか数字があってやってると思うんですけども、経験則にのっとってやってたということに危機感はなかったんでしょうか?

数字が、1m、8m、300mという数字がありました。

でもそれが経験則で、社内で共有していた数字だけってことに関しては、ちゃんとしたルールを設けなくて大丈夫だったんでしょうか?

社内でですか?紙に、ペーパーに書かれてなかったということですか?

ええ、経験則って言われると…

ちょっと言い方悪かったと思います、すみません。申し訳ございません。

申し訳ございませんというか、1m、8mというのは何と表現したらよいのでしょうか?

ええと、欠航基準ですかね。

それでは、概ね一通り各社の皆さんからのご質問を受けたと思われますので、あとお一人…はい。

共同通信のマスコと申します。

先ほど、シーズン初めで、チェック漏れが多く露出していたと発言されたように感じたんですけども、26人の方が被害にあわれていて、淡々とおっしゃったように聞こえたんですが、どのようなおつもりで発言されたんでしょうか?

事実関係を質問に応じて、事実関係を客観的に話した感じです。

チェック漏れって、社長、どこですか?あげられる範囲であげてください。

例えば衛星電話が調子悪いってのは聞いてましたが、それを修理に出したかのチェックとか、返って来たのかのチェックとかですね、ずっとお休みだったというのもありますけど、なされていなくて、ドタバタなって始まったっていう。

多く露出したっておっしゃったので、いくつか他にもあるんじゃないですか?

アンテナの件もそうですね…通じるもんだと思ってます。

中のやつを…それはチェックはしたんですけども、実際の外とやるまではしなかったんで、その点は…

21日に救助訓練、22日に安全確認の運航、ちゃんとやられたんでしょうか?

そうですね、記録に残っております。

チェック項目、点検項目みたいなものがあって、それをチェックしていくような形なんでしょうか?

どちらですか?

安全確認の運航ですね。

安全確認の運航は、全社揃って岬の方まで行って、変なものが浮いていないかとかですね…

色々チェックするんですけれど。

ごめんなさい、もう一度質問を。

そうすると、浮遊物の確認だけで、船体の安全確認みたいなことは別にしてないってこと?

うちのKAZU1で行ったんですけども、もちろん、船体の安全確認はしています。

あと、15日から港に浸かっている訳で、それで何らか異常があったわけではございません。

逆に、安全確認をしているのに、結果的にチェック漏れが多く露出したっていうことについてはどう思われますか?

いや、安全確認をしているのに、チェック漏れは、それはないです、ごめんなさい。

じゃあ、なんでチェック漏れが発生したんですか?シーズン始めじゃ済まされないと思うんですけど。

船長に任せる感じが多かったってことですね。

先ほどから船長さんに、何だかんだ言って、責任を押し付けていらっしゃるんじゃないかなと思うんですが。

責任を押し付けてるということじゃなくてですね、まあ、ちょっと頼り過ぎていたということです。

最後に、年齢、教えていただけますでしょうか?

(別の記者)生年月日もお願いします。あと、フルネームを漢字でお願いします。

ノーコメントです。

きちんとした取材のためにお願いします。

調べてください…

名前?桂田精一です。

年齢は…58です。

何月生まれですか?

6月です。

何年ですか?

何年?昭和?38年。

何日ですか?

29日です。

◆記者会見終了

(司会)それでは最後の質問、終わりましたので、以上をもちまして…

(記者)すみません、今回、こういう形で記者会見開かれたと思うんですけども、これでおしまいって形にされてしまうと、私だけじゃなく、報道各社、困ってしまいますので、会社の責任において窓口の方を置いていただくとか、記者会見ですね、今日でおしまいじゃなくて、ちゃんと…曖昧な答えじゃなくて、また調べなおしていただかないと、後で調べますっていう回答もありましたけど、またやっていただくということを、約束していただけないでしょうか?

担当の方をつける?ちょっと正確には答えられないです。

実質今、2人でやってますので。

もうちょっとお時間ください。

会見もまた開いていただけますか?

今は正確には答えられないです。

(別の記者)すみません、もう1問。大事な点なんで質問させてください。運航基準、先ほど風速8mと波1m、普通の船会社だと、運航基準に、そういうような数字に明記してですね、こういう場合は出ない、出航しないって書いてると思うんですけれど、そういうことはないんですか?

普通の船会社というのはどこでしょうか?

観光船とかやられてるとこだとですね、国に運航基準というのを提出してですね、その中で出航時の条件とかですね、こういうような気象条件になりそうなときは、出航を取りやめるということを必ず記載していると思うんですけども、そういうものはご存じない?

聞いたことはないですね。

(司会)それでは申し訳ございません、以上をもちまして、知床遊覧船、社長、桂田精一によります会見を終了とさせていただきます。

(土下座)

◆まとめ

という訳で今回は、桂田精一社長の記者会見を完全に再現してきました。

この記事が、色んな立場で事故のことを考えるきっかけとなることを願って、筆を置きたいと思います。

長文を読んでいただいて、ありがとうございました。

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