ロシアW杯日本代表10番と言えば、ドイツのボルトムント所属の香川真司選手。
香川選手の同僚や元同僚の多くが、今回のW杯に出場しています。
日本とグループリーグ突破をかけて戦うポーランドにも、レヴァンドフスキ選手などドルトムントで活躍した選手がいます。
その中で最も長い期間、香川選手と共闘しているのが、今回紹介する「ヤクブ・ブワシュチコフスキ」選手です。
今回はポーランド代表のキャプテン「クバ」ことヤクブ・ブワシュチコフスキ選手の家族についてまとめました。
【本人プロフィール】
氏名:ヤクブ・ブワシュチコフスキ
生年月日:1985年12月14日(32歳)※2018年6月
出身地:ポーランド・トルスコラシ
身長/体重:176cm/77Kg
所属チーム歴:KSチェンストホヴァ(ポーランド4部2003-2004)
→ヴィスワ・クラクフ(ポーランド1部2005-2007)
→ボルシア・ドルトムント(ドイツ1部2007-2016)
→レンタル移籍※フィオレンティーナ(イタリア1部2015-2016)
→VfLヴォルフスブルグ(2016-)
◆ヤクブ・ブワシュチコフスキの家族構成
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手の家族は、両親とヤクブ選手とお兄さんの4人家族です。
幼少時に事件があり、ヤクブ選手とお兄さんは、お祖母さんや叔父さんと暮らしました。
ヤクブ選手自身の家族は、奥様と二人の子供さんがいらっしゃいます。
◆父親と母親の事件
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手の父親は、ジグムント・ブワシュチコフスキという名前です。
お母さんは、アンナ・ブワシュチコフスキさん。
1995年、ヤクブ選手が10歳の頃に悲劇が起きました。
父親のジグムントさんが、お母さんのアンナさんを刺殺するという事件です。
幼いヤクブ選手はお母さんを助けようと、血まみれのアンナさんを抱き起します。
しかし、ヤクブ選手自身が語っているように、幼いヤクブ選手の腕の中でアンナさんは息絶えました。
原因は浮気など色々な説がありますが、本当の原因に関しては口を閉ざしたままです。
◆母親を亡くし「クバ」は強さを形成した
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手の父親には、15年の懲役刑が言い渡されました。
出所したのは2012年のこと。
出所後すぐに亡くなったそうです。
憎くてたまらなかった父親ではありましたが、唯一の父を失った悲しみで、ヤクブ選手は三日三晩ベッドから起き上がれなかったとも語っていました。
そんな悲しみを背負ったヤクブ選手の印象的な言葉を紹介します。
“終わるはずはないし、終わらせたくもなかった。
かと言って、いつも『なぜ?』と問うてばかりいようとも思わない。
父が死んだ後、僕は3日3晩布団にもぐって麻痺したようになっていた。
だけど、そのうち気づいたんだ。
これからも生きていかなくちゃならないんだって。
この人生で何が起ころうと、どんな障害に出くわそうと、一番大事なのは決して諦めないこと、
諦めずにただ前を向いて進んでいくことだ“
肉親を亡くすという経験が、ヤクブ選手の精神力の強さを形成しているのです。
◆妻とはビビビ婚?
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手の奥様は、アガタ・ゴラスケスカさんという方です。
2010年6月に婚約者であるAgataさんと結婚しました。
アガタさんが高校生の頃に出会い、それから1年後の2007年に婚約しました。
2007年というとヤクブ選手は21歳です。
ビビビ婚なのかも知れませんね(^^ゞ
これだけ美人の奥様ならわからないでもないですが(笑)
◆二人の子供に恵まれる
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手には2人の子供さんがいます。
2人とも女の子で、名前は「オリヴィア」ちゃんと「レナ」ちゃんと言います。
お母さんにそっくりな、かわいらしい顔立ちをしています。
将来が楽しみな姉妹ですね。
◆兄弟二人で運命に立ち向かう
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手のお兄さんは、名前をデビッドさんと言います。
一般人のため、あまり多くの情報はありませんが、事件後はヤクブ選手とともにお祖母さんの家で一緒に暮らしています。
ヤクブ選手はお兄さんのおかげで母の死から立ち直れたとも語っています。
◆育ての親だった祖母
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手のお祖母さんフェリーツィアさんは、幼いヤクブ選手とお兄さんのデビッドさんを育てました。
ヤクブ選手は自伝でお祖母さんのことを次のように語っています。
“祖母は家族のまとめ役なんだ。
木の根っこのようなものさ。
僕は祖母から謙遜というものを学んだ。
それに祖母は大のフットボールファンで、誰よりも素晴らしい僕の批評家なんだよ”
お祖母さんの教えを守り、ポーランド代表のキャプテンとしてポーランド代表をまとめているヤクブ選手。
お祖母さんの教えは間違っていなかったということですね。
◆英雄と呼ばれた叔父
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手の叔父さんは、元サッカー選手。
元ポーランド代表のキャプテンとして、1992年のバルセロナオリンピックで銀メダルをもたらした英雄「イェジー・ブジェンチュク」氏です。
事件の後で、懸命にヤクブ選手を励ましてサッカーを教えたことが、事件から立ち直るきっかけを与え、現在のヤクブ選手に繋がっています。
◆まとめ
ヤクブ・ブワシュチコフスキ選手は悲しい過去から目を背けず、人生を諦めない姿勢は、ポーランド国民からも支持されています。
天国の母親のためにも、グループリーグを突破したい所です。
日本代表の元盟友、香川選手との直接対決も楽しみですね(^o^)丿
《世界のスタープレイヤーたち》
(コロンビア代表)
・ハメス・ロドリゲスの『家族』~妻との結婚生活に終止符…子供は?
・ラダメル・ファルカオの『家族』~アルゼンチン人歌手の妻と子供たち
・フアン・クアドラードの『家族』~妻と娘、故郷コロンビアの母親と妹
(セネガル代表)
・サディオ・マネの『家族』~結婚や子供は?母と伯父と亡き父のために
・ケイタ・バルデの『家族』~父と母の故郷・セネガル代表を選んだ男
・カリドゥ・クリバリの『家族』~妻と子供と差別と闘うセネガルの怪物
(ポーランド代表)
・レヴァンドフスキの『家族』~英雄を支える妻と子供、両親と姉妹
・ウカシュ・ピシュチェクの『家族』~“Mr.無敗”を支える妻と子供
・ヤクブ・ブワシュチコフスキの『家族』~母親を事件で亡くし兄と生きる
(ポルトガル代表)
・クリスティアーノ・ロナウドの『家族』〜子供は4人、結婚には拘らず
(アルゼンチン代表)
・リオネル・メッシの『家族』~神の子を支える幼馴染の妻と3人の子供
(ブラジル代表)
・ネイマールの『家族』~子供の母親は昔の彼女?現在は結婚してる?
(スペイン代表)
・イニエスタの『家族』~花嫁と子供を連れて神戸に舞い降りた天才
・セルヒオ・ラモスの『家族』~インスタに溢れるお嫁さんと子供への愛情
(フランス代表)
・スティーブ・マンダンダの『家族』~最愛の妻と子供…兄弟全員がGK?
(イングランド代表)
・ジェイミー・ヴァーディの『家族』~点取り屋を支える妻と子供たち
(ドイツ代表)
・マルコ・ロイスの『家族』~ガラスのエースはモデルの彼女と結婚か?
・マヌエル・ノイアーの『家族』~内田の結婚に落胆し、彼女と結婚!?
(ウルグアイ代表)
・ルイス・スアレスの『家族』~妻ソフィアと2人の子供との愛が原動力
コメント