第46代、アメリカ大統領のジョー・バイデン氏。
今回は、そんなバイデン氏を取り巻く『家族』の物語です。
◆最初の妻
ジョー・バイデン氏は、1966年8月27日に結婚しています。
妻の名前は、ネイリア・ハンター・バイデン(Neilia Hunter Biden)。
1942年7月28日生まれなので、バイデン氏と同い年になります。
2人の馴れ初めは、春休みのシーズンにバハマの首都ナッソーで出会ったのだとか。
旅行先だったのでしょうか?
結婚後は3人の子供に恵まれ、バイデン氏は上院議員に当選し、順風満帆に見えた1972年のクリスマス前。
ネイリアは帰らぬ人となりました。
ネイリアの運転するステーションワゴンが、交差点でトレーラーに追突されたのでした。
◆脳腫瘍で早逝した息子
バイデン氏とネイリアの間に生まれた第1子は、長男のジョセフ・ロビネット・バイデン3世(Joseph Robinette Biden III)。
通称、ボー・バイデン、1969年2月3日生まれです。
母・ネイリアを失った交通事故は、当時3歳だったボーも同乗しており、重傷を負いましたが、一命は取りとめました。
1994年にはシラキュース大学ロー・スクールの法学位を取得し、連邦地方検察局などに勤務。
2006年にはデラウェア州司法長官に選出され、政治家としての第一歩を踏み出します。
2014年4月、次期デラウェア州知事選挙への出馬を決意しますが、この時すでに脳腫瘍に侵されていました。
2015年5月30日、親族に見守られながら息を引き取りました。
46歳の若さでした。
◆次男は弁護士
バイデン氏とネイリアの第2子は、次男のロバート・ハンター・バイデン(Robert Hunter Biden)。
1970年2月4日生まれです。
交通事故時、ハンターは2歳で、車に同乗していましたが、命は助かっています。
1966年、イェール大学ロースクールを卒業し、弁護士登録。
その後、銀行や米国商務省などに勤務し、現在は弁護士や実業家として活動しています。
◆娘も交通事故で…
バイデン氏とネイリアの間に生まれた第3子は、長女のナオミ・バイデン。
ナオミは、交通事故で母親とともに亡くなっています。
◆現在の妻
悲しい事故から5年が経過した、1977年。
バイデン氏は現在の妻・ジルと再婚しています。
本名は、ジル・トレイシー・ジェイコブス・バイデン(Jill Tracy Jacobs Biden)。
1951年6月3日生まれなので、バイデン氏より9歳年下になります。
2人の馴れ初めは、1975年3月。
広告モデルをしていたジルの写真を見て、バイデン氏が一目惚れし、バイデン氏の弟・フランクがブラインドデート(初対面相手とのデート)を設定したのだとか。
ブラインドデート…日本にはない習慣ですね
意気投合した2人でしたが、この時、バイデン氏には2人の息子がいたため、ジルは結婚をためらいます。
しかし、バイデン氏はプロポーズを続け、5回目のプロポーズで「イエス」の返事をもらったのでした。[2]
◆1人娘
バイデン氏とジルの間には、娘が1人います。
名前は、アシュリー・ブレイザー・バイデン(Ashley Blazer Biden)です。
アシュリーは、テュレーン大学を卒業後、刑事司法改革志向のNPOである『デラウェア・センターフォー・ジャスティス』のエグゼクティブディレクターに就任。
一方、デラウェアで15年間、ソーシャルワーカーとしても働いています。
◆まとめ
これまで見てきた通り、バイデン氏の活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
これからも家族の応援を胸に、バイデン氏の挑戦は続いていきます(^o^)丿
◇脚注
- 読売新聞 2020年3月2日 高身長で有利?トランプ氏、「ちびのマイク」と政敵攻撃
-
女性セブン2020年11月26日号 バイデン氏の人物像 「最も貧しい男」「5回プロポーズ」
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