高倉健の【家族】〜離婚した妻・江利チエミ、鎌倉に眠る子供、17年寄り添った養女・小田貴月

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◆妻:江利チエミ

①江利チエミとの馴れ初め

高倉健さんは、1959年に結婚しています。

お相手は歌手の江利チエミ(えり・ちえみ)さん。[4]

1937年〈昭和12年〉1月11日生まれなので、健さんより6歳年下になります。

2人の馴れ初めは、1956年公開の映画『恐怖の空中殺人』で共演したこと。

当時を知る映画関係者によると、江利さんが健さんに惚れ込んでしまい、後見人的存在の清川虹子きよかわ・にじこ)さんに相談したのだそうです。

清川さんは健さんに、

チエミちゃんのこと、何とかしてあげなさいよ

と話し、交際、結婚へと発展していきました。

②江利チエミと離婚

押し切られるような形で結婚した高倉健さんでしたが、江利さんのことをとても愛していました。

しかし2人は、1971年9月3日に離婚。

離婚原因は、江利さんの付き人をしていた「異父姉」の存在でした。

異父姉は、横領事件を起こしたり、2人を攻撃するデマ話を流したりするなど、夫婦関係をこじらせる行為を繰り返したのです。

極め付きは、数億円の借金を作り、江利さんの実家を抵当に入れたこと。

夫に迷惑をかけてはならない

と、離婚を申し出たのです。

◆鎌倉に眠る子供

高倉健さんと江利チエミさんは、子供を授かったことがあります。

しかし江利さんは重度の妊娠中毒症を発症し、中絶を余儀なくされました。

後に健さんは、鎌倉霊園の墓地に、水子を祀る地蔵を置いています。

◆養女:小田貴月

高倉健さんには養女がいて、名前は小田貴月(おだ・たか)さん。[5]

1964年〈昭和39年〉1月13日生まれなので、健さんより33歳年下になります。

(小田貴月さん↓)

養女といっても17年もの間、健さんの傍にいて身の回りの世話をしてきた女性です。

ただ、平時はいいですが、健さんが入院するなどの非常時になると、

戸籍上の関係がないと、(貴月さんが)病室に入っていられなくなる…

という事になります。

貴月さんを配偶者か養女かにする必要を生じ、健さんがくだした決断が「養女」でした。

高倉健の【遺産相続】~40億の遺産は、彗星のように現れた養女のもとへ
昭和を駆け抜けた大スター、高倉健(たかくら・けん)さん。スターの名に相応しく、遺産の金額は、芸能界で最高の40億円と言われています。残された遺産はどうなったのでしょうか?そこで今回は、健さんの相続のケースを考えてみたいと思います。◆遺産総額...

健さんの死後、貴月さんは健さんの闘病の日々をつづった本を出しています。

◆まとめ

これまで見てきた通り、高倉健さんの活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。

これからも家族の応援を胸に、健さんの挑戦は続いていきます(^o^)丿

◇脚注

  1. デイリー新潮 2020年11月10日 7回忌を迎えた「高倉健」 甥が初めて明かす「親しかった著名人」「やりたかった映画」
  2. 現代ビジネス 2022年9月18日 高倉健、松本清張、仰木彬、中尾ミエ、草刈正雄ほかー数多くのタレントを生み出した福岡・北九州の「土壌」
  3. フジテレビ 2013年11月3日放送 Mr.サンデー 辛抱ばい…母の言葉を支えに 高倉健の壮絶58年俳優人生
  4. アサ芸プラス 2014年12月2日 追悼・高倉健 不器用すぎた女性関係(1)唯一結婚した江利チエミとの生活
  5. スポニチアネックス 2023年3月29日 高倉健さん養女・小田貴月さん新著で明かす最後の時「慌てるな…」別れから8年4カ月、やっと果たせた宿題

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