体操男子日本代表として長年活躍した、内村航平さん。
ニックネームは『キング・コウヘイ』です!
今回は、そんな内村選手を育み、支え続ける『家族』にスポットを当てご紹介します。
生年月日:1989年〈昭和64年〉1月3日
身長:162cm
血液型:A型
出身大学:日本体育大学
◆父・内村和久さん
内村航平選手のお父さんの名前は、内村和久さんです。[1]
1961年頃に生まれた和久さんの職業は、体操の指導者。
お父さんは、柳川高等学校時代に高校総体で床運動、跳馬を制し、日体大の体操競技部を経て福岡・小倉のクラブで指導者の道に進みました。
1992年、お父さんが31歳の時、
自分でやらないと面白くない
と独立を決断。
奥さんの故郷である長崎県諫早(いさはや)市で、自前の体操教室をはじめました。
生徒数は当初は6~7人で経営が苦しく、和久さんはうどん店でアルバイトをして、家計の足しにしていたこともあります。
お父さんがそこまで苦労をして、体操クラブを続けた理由を、次のように語っています。
漠然とですが、いつか指導者として強い選手を育てたいと思っていたんです。ただ私も日体大ではレギュラーになれませんでしたから、オリンピックなんて夢のまた夢。とにかく美しい体操を教えたいの一心でした
◆母・内村周子さん
内村航平選手のお母さんの名前は、内村周子さん。[2]
年齢は、お父さんより1歳年下になります。
お母さんも元・体操選手であり、長崎県立女子短期大学時代は九州大会で優勝した経歴の持ち主。
体操クラブでは、お父さんと一緒に指導を行ってきました。
共働きで体操クラブの運営に追われるながらも、お母さんがこだわったのは、「手料理」を子供に食べさせること。
おやつであっても自分の手で作ったものを、手紙とともに食卓や冷蔵庫に用意します。
手作りの「食」は、不足しがちな親子のコミュニケーションを補う、大切な手段なのでした。
そんな母・周子さんには、「しくじり」があるそうです。
それは、
子離れできず息子に嫌われちゃった
ということ。
過剰な応援ぶりや、航平さんの髪の毛やツメなどを大事に保管していた「LOVEコレクション」などが、思春期の息子の心に影を落とします。
高校から親元を離れ生活し始めた航平さんに、「手料理」を冷凍させて、冷凍宅配便で息子に届けたこともありました。
ある日、息子にこう告げられます。
もう、応援に来ないで…
周子さんは、悲しくて泣いてしまいますが、
自分も子離れしなくては…
と決意し、3ヶ月間、連絡を絶ちました。
今でこそ、親子は良好な関係に戻っていますが、これも親離れ・子離れがあったからこそなのでしょうね。
◆妹・内村春日さん
内村航平選手には妹がいて、名前は内村春日(うちむら・はるひ)さん。[3]
春日さんも体操選手であり、全日本学生選手権で総合優勝するなど、こちらも並の実力ではありません。
現在は、日体大の大学院に所属しています。
それではここで、春日さんを含む、家族全員の写真をご紹介します。
春日さんは、お母さんに似ていますね。
というか、内村選手、お父さんに似すぎでしょう(^^;)
◆妻・内村千穂さん
内村航平選手のお嫁さんの名前は、内村(旧姓・上谷)千穂さん。[4]
千穂さんも体操選手で、日体大で内村選手の後輩でしたが、内村選手が卒業後に2人は急接近します。
そして、2012年・ロンドンオリンピックの金メダルを指輪代わりに、同年11月11日に結婚しました。
そんな千穂さんのしくじりは、ピンヒールのギャル姿で、全日本社会人体操競技選手権の応援に来てしまったこと。
元体操選手なのだから、試合会場がどういう場所かわかっているはず。
それなのに、ピンヒールの目立つ格好でやってきたことで、内村選手のお母さんもご立腹だったとか…
そんな千穂さんも、今では二児の母であり、練習で忙しい夫の分まで、子育てに奮闘しています!
◆娘が2人
内村航平選手には、2歳と0歳の女の子がいます。
2015年の世界体操選手権では、イギリスまで観戦に駆け付けたそうですが、しっかり応援できたでしょうか?
内村選手の子供さんのを検索すると「浦安」というキーワードが。
何だろう?と調べてみると、千穂さんが千葉出身ということで、浦安の病院で出産されたようですね。
体操一家ならぬ体操一族の血を引いている二人のことですから、15年後くらいの世界大会に出場しているかもしれません!
◆まとめ
2012年のロンドンオリンピック個人総合で、内村選手は金メダルを獲得します。
表彰式の後、真っ先に向かったのは母・周子さんのところ。
母に近寄り、花束を投げました。
この時の、お母さんの喜びの言葉をご紹介しながら、内村選手の家族の話を終えたいと思います。
私は正直言って、金メダルがうれしかったわけでもなく、花束がうれしかったわけでもなく、6種目生きて終わってくれて良かったなと。
ケガしてとかでなく、立派に6種目終わってくれて、そして私にとっては生きていてくれることが一番の喜び…
◇脚注
- 朝日新聞 2010年1月12日 寝起きしているすぐ横に体操器具があった
- 毎日新聞 2022年1月14日 内村航平さんの母・周子さん「長い夢を見させてもらった」涙ぐみ
- NEWSポストセブン 2022年1月20日 内村航平、離婚トラブルに「嫁姑問題」も関係 名物ママの深い息子愛
- 女性自身 2022年1月20日 内村航平「人間性に重きを置いてほしい」モラハラ報道で引退会見の“名言”がブーメラン
体操選手の家族!
コメント