元体操選手で、ロンドン五輪にも出場した、田中理恵(たなかりえ)さん。
今回は、そんな理恵さんを育み、支えてくれた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆実家は和歌山
田中理恵さんの実家は、和歌山県岩出市。
しかし、和歌山市立紀伊小学校・紀伊中学校を卒業しているので、幼少期は和歌山市内で育ったのでしょう。
小学校1年生から体操競技を始め、中学校3年時の全国大会では個人総合3位になり、中学体操界に旋風を吹かせました。
高校は体操の名門校ではなく、地元の和歌山北高等学校へ進学。
高校時代は、体格の変化や右足首の遊離性骨軟骨炎、反抗期なども重なり、結果を出せず苦しみました。
再び、体操の楽しさを感じるようになったのは、実家を出て、日体大に進学した後の事でした。
◆父親の職業は?
田中理恵さんのお父さんの名前は、田中章二さん。
年齢は、今年で68歳になります。
父・章二さんは福岡県立戸畑高校の体操部出身で、高校3年時にインターハイで全国2位(平行棒)に輝きました。
日大時代には、大学選手権で個人7位、団体2位。
大学卒業後は和歌山北高校の教員となり、体操部の監督として指導するかたわら、自らも32歳まで現役を続行し、国体や全日本選手権などで活躍しました。
子供三人が体操を始めると、
年間、どのくらいかかるか怖くて計算できません。とにかく、ボーナスは全部遠征費用に消えました。
と、金銭的にも苦労したそうです。
高校の体操部とは別に「和歌山オレンジ体操クラブ」も設立。
私は延べ500人に教えましたが、オリンピック選手は(自分の子供)3人だけです…
と、指導の難しさも口にしていました。
◆母親も体操選手!
田中理恵さんのお母さんの名前は、誠子さん。
年齢は、今年で55歳になります。
母・誠子さんも体操選手で、高校・大学と体操を続け、引退後は20年以上の指導を続けてきました。
田中3兄弟がオリンピック選手になれたのは、両親のDNAも関係しているのですね(*^^)v
しかし、誠子さんが3兄弟に貢献したのは、DNAだけではありません。
子供たちが体操を始めて以降、お母さんは毎日、子どもたちを徹底してサポートしてきました。
朝、家族を送り出して家事を済ませ、子どもたちが学校から帰ると、練習場となる和歌山北高校へ車で送り届け。
いったん家に戻りお弁当を作ると、再び練習場へ向かい、練習や器具の後片付けまで手伝います。
午後10時をすっかり回ったころ、帰りの車の中で、子供たちが晩ごはんとなるお弁当を食べました。
車の中は真っ暗だから、よく子供たちに
何食べてるかわかれへん…
と言われていたそうです(*^_^*)
母・誠子さんは現在、和歌山県体力開発センターで、子供たちに体操の指導をしています。
◆兄・田中和仁さん
田中理恵さんのお兄さんの名前は、田中和仁さん。
1985年5月16日生まれで、現在31歳(2017年1月3日現在)なので、理恵さんより2歳年上になります。
理恵さんが体操を始めたのは、お兄さんの影響だったとか。
3度の世界選手権を経て出場したロンドン五輪では、骨折した山室光史選手をカバーし、団体総合銀メダルに大きく貢献しました。
理恵さんよりも長く競技生活を続けていましたが、2016年7月に引退を表明。
理恵さんはインスタグラムに
兄だからではなく、1人の選手としても、すごく尊敬してました。最後の最後まで、たくさんの方々に感謝して、自分を信じて、プライドも持ち、やりきった兄を見てかっこいいと思ったよ!
と投稿し、最後までやり遂げた兄に対して敬意を表しました。
◆弟・田中佑典さん…3兄弟は似てる?
田中理恵さんには弟もいて、名前は田中佑典さん。
1989年11月29日生まれで、現在27歳(2017年1月3日現在)なので、理恵さんより2歳年下になります。
日本体操史上初の3兄弟出場となったロンドン五輪では、鉄棒で16点という高得点をマークし、チームの銀メダル獲得に貢献しました。
また、3兄弟で唯一、リオ五輪にも出場しており、団体総合の決勝でつり輪・平行棒・鉄棒で演技し、金メダルを獲得。
その功績から、和歌山市民栄誉賞(第1号)、和歌山県スポーツ栄誉賞、彩の国スポーツ功労賞、知事特別表彰、紫綬褒章を受章しています。
それではここで、田中3兄弟の画像をご紹介します。
個人的には、お兄さんと弟がそっくりだと思います(^_-)
◆結婚!旦那さんは?
田中理恵さんは2017年1月1日、婚姻届を提出したことが分かりました。
気になる旦那さんは、芸能界やスポーツ界の著名人ではないという事ですが、体操関係者なのでしょうか?
近いうちにSNSなどで、理恵さん自身から公表されるかもしれません(#^.^#)
◆子供
結婚を発表した理恵さんですが、子供や妊娠については言及されていません。
授かり婚も珍しくない今日、こちらも嬉しい報せを待ちたいと思います(^o^)丿
◆まとめ
ロンドン五輪代表最終選考会を兼ねたNHK杯の会場。
末っ子・佑典さんの代表入りが発表された瞬間、父・章二さんは立ち上がって万歳をし、目から涙があふれました。
願掛けで会場に行かず、テレビ観戦していた母・誠子さんも、電話口で泣いていたそうです。
これまでケンカをしたことがないというほど仲が良かった3人兄弟が、3人仲良く五輪出場を決めた瞬間。
それは、苦労して育てあげた両親にとって、最高の瞬間だったに違いありません。
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