テレビでもおなじみ、アメリカ出身の日本文学者である、ロバート・キャンベルさん。
今回は、そんなキャンベルさんを取り巻く『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
【本人プロフィール】
名前:ロバート・キャンベル
英語表記:Robert Brian Campbell
生年月日:1957年(2018年8月現在60歳、誕生日は非公表)
出身:米国ニューヨークブロンクス区
◆結婚してる?奥様の国籍は?
ロバート・キャンベルさんは米国生まれですが、1985年に来日し、以降はずっと日本で暮らしています。
年齢的には結婚していてもおかしくありませんが、奥さんの国籍は日本人なのでしょうか?
実は、キャンベルさんが結婚したのは、2017年と最近のこと。
お相手は20年近く共に過ごしてきた日本人の男性で、日本では同性婚が認められていないため、アメリカで結婚しています。
職場の同僚や友人には、日本人男性との結婚を明らかにしていましたが、公の場で明言することはありませんでした。
◆日本人男性との結婚を公表
2018年8月14日、ロバート・キャンベルさんはブログを更新し、自身が同性愛者であり、日本人男性と結婚していることを明らかにしました。
公表の理由は、自民党の議員が、「(同性愛は)趣味みたいなもの」と発言したことなどを受け、
“大きな誤解が波及していくと感じ(同性愛者である)自分の立場から批評することが重要だと思った”
と語っています。
◆キャンベルさんの国籍は?
ロバート・キャンベルさんは、ニューヨークブロンクス区の出身。
カリフォルニア大学バークレー校を卒業後、ハーバード大学で東アジア言語文化学修士課程、同博士課程を修了しました。
1985年、九州大学へ研究生として留学後、九州大学や東京大学などで勤務し、現在は国文学研究資料館館長を務めるほか、メディアなどで活動しています。
長らく日本で生活し、日本文学を研究。
下手な日本人より日本に造詣が深いキャンベルさんですが、日本国籍は取得しているのでしょうか?
同じく米国出身の日本文学者であるドナルド・キーンさんは、2012年に日本に帰化しています。
キャンベルさんについては、帰化したという情報はなく、米国で結婚したという事実からも日本国籍は取得していないと思われます。
◆実の父親
ロバート・キャンベルさんの父親は、キャンベルさんが物心つく前に父が家を出ていました。
そのため、母親はシングルマザーとしてキャンベルさんを育ててくれました。
◆母親の名前は?
ロバート・キャンベルさんの母親の名前は、ジョーンさん。
母・ジョーンさんの両親は、アイルランドの農村から渡ってきた移民で、祖父はニューヨークの地下鉄の運転士をしていました。
母子家庭となってしまったキャンベルさん親子でしたが、アパートの隣に祖父母が引っ越してきてくれたので、寂しい思いをすることはありませんでした。
母・ジョーンさんは、当時は出版社で社長の秘書を務め、マンハッタンの中心街のオフィスで働く、キャリアウーマン。
毎朝、イタリア製のスーツに身を包み、ヘアスプレーで髪をセットし、風を切るように颯爽と出かけていく姿は、“カッコいいママ”でした。
◆2番目の父
そんなお母さんに好きな人ができて職場結婚したのは、ロバート・キャンベルさんが13歳のとき。
2番目の父は弁護士で、お母さんが勤める出版社で法律系の本の編集をしていました。
とにかく愉快な人で、彼といるお母さんは輝いていたので、キャンベルさんも再婚が嬉しかったといいます。
◆最愛の母の旅立ち
ロバート・キャンベルさんが日本語を学び、日本文化を研究することは、お母さんも喜んでくれました。
27歳で九州大学へ留学し、日本で仕事の機会を与えられたときも、
“ぜひやりなさい”
と賛成してくれましたが、本音はやはり近くにいて欲しかったのかもしれません。
そんな母を思い、キャンベルさんは毎年1、2回はアメリカへ帰り、お母さんと一緒にいろんなところを訪れました。
母・ジョーンさんが1994年に来日したときには、熊本城を案内。
毎日訪れていた食堂のおばさんとも仲良くなり、
“あなたが良い人たちに囲まれていて安心した”
キャンベルさんは胸をえぐり取られたような痛みを感じたそうです。
それでも今なお、お母さんはいつもキャンベルさんの胸の中にいてくれることに変わりはありません。
◆アメリカ在住の妹
ロバート・キャンベルさんには妹さんがいます。
お母さんが再婚後に生まれた妹さんなので、年齢は15歳くらい離れているのではないでしょうか。
妹さんはアメリカに住んでいますが、10年くらい前からサップ(Stand Up Paddle、ウォータースポーツの一種)をやっていて、キャンベルさんにも教えてくれました。
今ではサップがキャンベルさんの良い息抜きになっているそうです。
◆まとめ
これまで見てきたとおり、ロバート・キャンベルさんの活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
これからも家族の応援を胸に、キャンベルさんの挑戦は続いていきます(^o^)丿
《日本文学研究の先達》
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