新国立競技場のデザインが、建築家・隈研吾さんの案に決まり、注目を集めています。
今回は、そんな隈さんを取り巻く『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆父親の職業は?
隈研吾さんのお父さんの職業はサラリーマン。
隈さんは、お父さんが45歳の時の子供で、父兄参観で友人のお父さんと比べると、まるでおじいさんのように見えていました。
隈さんが育った家も、医院を経営していたおじいさんが建てた古い家で、少年時代の隈さんは、「どうしてウチだけ古いんだろう…」と嘆いていました。
しかし、家を修繕するお父さんに付き合ううちに、建築に興味が湧いたのですから、人生は分かりません。
また、お父さんは、明治生まれの父権的な人で、家族や子どもに対して高圧的な態度でしか接することができない人でした。
大学生になって車の免許を取りたいという時でも、頭ごなしに「とんでもない!」と言われます。
お父さんを説得するには論拠が必要で、「遊びではなく、学業に支障が出るゆえ、取らねばならない」といったレポートを書かなければなりませんでした。
この経験も、建築家になってからのプレゼンテーションに役に立っています。
後年、お父さんは「自分の子どもにどう接していいかわからなかった」と語りました。
ストレートに愛情を伝えられない、不器用な方だったのでしょうね。。
◆母親について
隈研吾さんにとって、「すべての始まりは母親」なのだそうです。
しかし、そのお母さんは、専業主婦で寂しそうに見えていました。
厳しいお父さんに遠慮している面もあったのでしょう。
しかし、そんなお母さんが、隈さんの作品に深い影響を与えている事は間違いありません。
◆嫁(画像)は篠原聡子さん
隈研吾さんのお嫁さんの名前は、篠原聡子さん。
1958年生まれで、年齢は57歳なので、隈さんより4歳年下になります。
篠原聡子さんの職業も建築家。
日本女子大学家政学部住居学科の教授を務める傍ら、空間研究所を主宰して作家活動を行うなど、精力的に活動しています。
それではここで、聡子さんの画像をご紹介します。
著名な建築家であるだけでなく、女優さんみたいに綺麗な方ですね!
◆子供も建築家?
隈研吾さんの子供の名前は、隈太一さん。
息子さんも建築家で、現在は東京大学博士課程に在籍しており、過去にはドイツにも留学経験があります。
現在は、カーボンファイバーなどの新素材を使った新しいデザインに取り組んでいます。
◆まとめ
隈研吾さんがお父さんから受けた、ある種の「抑圧」は、現在の建築観に結びついています。
抑圧するような、鉄とコンクリートのお化けのような建築だけは、作りたくない…
父と母に強い影響を受けた感性は、「新国立競技場」という歴史的建造物に注ぎ込まれ、後世へと伝えられていくでしょう。
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