水泳選手として活躍する、大橋信(おおはし・しん)さん。
今回は、そんな大橋信さんを取り巻く『家族』の物語です。

◆家系図・家族構成

大橋信さんは、父親、母親、姉2人、兄1人、本人の6人家族です。
そして大橋さんが水泳を始めたのは、家族との深い縁があるようです。
それでは見ていきましょう。
◆3歳、水泳を始めたきっかけ
大橋信さんが水泳を始めたのは3歳でした。
きっかけとなったのは、祖父母の家の横にあった池です。
幼い信さんが池のそばで遊ぶことを心配した両親は、
落ちたときのために水に慣れておこう
と考えました。
そこで始めたのが水泳でした。
当時は、将来オリンピックに出場する選手になるなどとは、誰も考えていなかったでしょう。
わが子が水を怖がらないように。
万が一、池に落ちたときにも身を守れるように。
そんな、ごく自然な親心から始まった水泳でした。
しかし、その小さな一歩が、14年後には世界新記録へとつながります。
◆母親は全国大会に出場した水泳経験者
大橋信さんの母親は、水泳については大きな実績があります。
信さん本人がメディアの取材で、

お母さんは1回全国大会に出ています
と明かしています。
つまり、母親自身も競泳に取り組んだ経験があり、全国大会に出場したことがあるのです。
幼い信さんが水泳を始めたとき、母親にとって水泳はまったく未知の世界ではありませんでした。
自分自身が水泳に取り組んだ経験があり、全国大会まで進んだ母親。
その母親の背中を見ながら、信さんも水の中へ入っていきました。
◆母方の祖父も水泳経験者
大橋信さんは、

母方の祖父も水泳をしていました
と明かしています。
お母さんが競泳の世界に入ったのは、少なからず祖父の影響があったのでしょう。
そして3歳の信さんが水泳を始めるきっかけとなったのも、母方の祖父母の家の横にあった池でした。
祖父母の家で過ごす幼い日の記憶。
そのすぐそばにあった水。
そして、水泳をしていた祖父。
信さんにとって「水」は、幼いころから家族の身近にあった存在だったのでしょう。
◆父方の祖父も水泳経験者
大橋信さんはさらに、

父方の祖父も水泳をしていました
と話しています。
つまり信さんは、父方と母方、両方の祖父が水泳経験者という家庭環境で育ったことになります。
信さんが3歳から水泳を始めたことは、偶然のようでいて、実は家族との深い縁の延長線上にあったことが分かります。
◆父親は息子の競技生活を支える存在
大橋信さんの父親について、水泳経験があったとは報じられていません。
一方、信さんの競技生活を身近で支えていることは、SNSからも伝わっています。
信さんのInstagramは、父親が運営に関わっていることがプロフィールに記されています。
2026年9月、信さんが世界新記録を樹立した際にも、父親が客席からレースを撮影していました。
ところが、世界記録が表示された瞬間――。
興奮のあまり、映像が大きく揺れてしまったといいます。
息子の快挙を記録しようとしたカメラが、喜びのあまり震えてしまう。
そこには、世界記録保持者を育てた父親というよりも、ただ息子の成長を見つめ続けてきた一人の父親の姿があります。
◆姉2人と兄
大橋信さんには、姉が2人、兄が1人います。
信さんは4人きょうだいの末っ子です。
ただし、姉2人と兄について、氏名、生年月日などの詳しい情報は公表されていません。
また、兄や姉も水泳をしていたのかについても、信さん本人の発言などからは確認できません。
しかし信さんが「家の方針で」水泳を始めたことを考えると、姉や兄も水泳をやっていたと考える方が自然でしょう。
◆小学3年生から本格的な競泳へ
3歳で始めた水泳は、やがて信さん自身の意思による競技へと変わっていきます。
小学3年生から本格的に競泳に取り組むようになりました。
所属したのは、地元の枚方スイミングスクールです。
小学5年生では全国JOCジュニアオリンピックカップで50m平泳ぎ2位。
中学3年生になると、全国大会で100m平泳ぎ2位、200m平泳ぎ3位に入るなど、着実に頭角を現していきました。
そして2026年3月の日本選手権では、100m、200m、50mの平泳ぎで優勝。
男子平泳ぎ3冠を史上最年少で達成しました。
家族から始まった水泳は、いつしか信さん自身の人生になっていたのです。
◆17歳で世界新記録
2026年9月24日——。
愛知・名古屋アジア大会。
男子200m平泳ぎ決勝。
大橋信さんは、2分04秒83を記録しました。
世界新記録です。
従来の記録を0秒65更新する圧巻の泳ぎでした。
しかも、100m平泳ぎに続く2冠。
17歳の高校生が、アジアの舞台で世界記録を塗り替えたのです。
身長は169cm。
競泳選手としては決して大柄ではありません。
それでも、大橋さんは小柄な体格を生かしたハイテンポな泳ぎを武器にしています。
小学校時代から指導する枚方スイミングスクールの太田伸コーチは、その肉体について、
親のおかげ
とも語っています。
生まれ持った身体能力。
それを磨き上げた本人の努力。
そして、その土台を作った家族。
大橋さんの世界新記録には、そんな幾つもの力が重なっています。
◆エピローグ
大橋信さんの家族を語るうえで、印象に残る言葉があります。
それは、

「水泳はやれ」という感じで。でも続けてるのは僕の意思です
という本人の言葉です。
母親が全国大会に出場した水泳経験者。
父方の祖父も水泳経験者。
母方の祖父も水泳経験者。
そんな水泳と縁の深い家族の中で、信さんは3歳から水に入りました。
けれど、世界新記録まで泳ぎ続けたのは、家族に言われたからではありません。
自分自身が水泳を好きになり、自分自身の意思で続けたからです。
家族が作ったのは、スタートライン。
そこから先の道を泳いできたのは、大橋信さん自身でした。
17歳で世界の頂点に立った少年の物語は、ここからさらに速く、さらに遠くへ続いていきます。
◇出典
- 読売テレビニュース「アジア競技大会男子200メートル平泳ぎで大橋信選手が世界新記録」2026年9月
- 日本オリンピック委員会(JOC)「大橋 信|アスリート」
- 枚方市「市民登場」大橋信選手インタビュー
- デイリースポーツ「“スーパー高校生”17歳大橋信が100平泳ぎV」2026年9月21日
- 日本水泳連盟「大橋信」2026年9月




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