競泳女子200m平泳ぎでリオ五輪代表の、金藤理絵選手。
今回は、そんな金藤選手を育み、支えてくれた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆実家は広島県
金藤理絵選手の実家は、広島県庄原市。
広島空港を降り立ち、トンネルを抜けて、山を越え、車で1時間30分ほどかかる、自然豊かな地域です。
金藤選手は、小学校3年生で水泳を始めると、実家の隣町・三次市にある「十日市水泳プール」に通いました。
トップスイマーを生みだしたプールは屋根などなく、プールサイドも黒ずんだ築50年の年季もの。
夏は暑く、雨が降れば寒くなる盆地のきびしい気候の下で、金藤選手は心身ともに鍛えられたのでした。
◆父親の職業は?
金藤理絵選手のお父さんの名前は、金藤宏明さん。
昭和30年5月15日生まれなので、現在の年齢は61歳になります。
父・宏明さんの職業は、県立三次高校の体育教師でした。
専門は陸上競技ですが、学生時代にスイミングクラブで3年間、 水泳を指導したこともあります。
金藤選手の小、中学時代には、通っていた「三次スイミングクラブ」に顔を出し、広島市や島根県で行われる練習にも足を運びました。
レースではストップウォッチでタイムを計り、助言もしてきたそうです。
娘のことは手に取るように分かる
トップ選手となった今でも、お父さんは金藤選手の1番の理解者なのです。
◆母親の名前は?
金藤理絵選手のお母さんの名前は、金藤富士子さん。
年齢は58歳なので、お父さんより3歳年下になります。
母・富士子さんは、あまりメディアに登場しませんが、リオ五輪は現地に応援に駆けつけるそうです。
◆兄の年齢は?
金藤理絵選手にはお兄さんがいて、名前は金藤康宏さん。
年齢は、金藤選手より5歳上なので、32歳になります。
2012年4月、兄・康宏さんに男の子が生まれました。
奇しくもその日は、ロンドン五輪代表選考会の日。
おめでたい日なのに私のせいでぶち壊しにならないように ダブルでおめでたい日になるように頑張ります☆
そうブログにつづった金藤選手でしたが、結果は落選となってしまいました。
そして4年後。
リオ五輪の切符がかかった水泳日本選手権の日、スタンドには康宏さんの長男、宏陽(ひろはる)ちゃんの姿がありました。
宏陽ちゃんにも話しかけた後、レースに臨んだ金藤選手は、日本新記録をたたき出して優勝(^o^)/
リオ五輪代表にも選ばれ、かわいい甥っ子の前で、見事にリベンジを果たしたのでした。
◆姉の結婚式での感動秘話
金藤理絵選手にはお姉さんもいて、名前は前岡由紀さん。
年齢は、金藤選手より3歳年上なので、30歳になります。
2012年のロンドン五輪代表に漏れた金藤選手は、その後も調子が上がらず、2013年の世界選手権は4位。
両親に引退宣言をし、反対するお父さんとは音信不通になってしまいます(>_<)
そんな中で開かれた姉・由紀さんの結婚式で、由紀さんはサプライズを仕掛けました…
…金藤は4位!!
結婚式場に突然、場違いな音声が響きます。
自らが泳いだ世界選手権の実況音声に、金藤選手は言葉を失いました。
その後、スクリーンに映し出される、三次スイミングクラブの旧友、三次高の友人や先輩からのメッセージ。
そして二人三脚で練習に励む加藤コーチの訴え。
オリンピックという場で生きさせてもらっている。そこの場で一緒に生きることができてうれしかったし、次の目標が厳しく、ダメかもしれないけれど、頑張ってほしい。
映像が流れ終わると、由紀さんは告げました。
お父さん、お母さんは、いつもうれしそうに理絵の応援に行っていた。だから、人生の金メダルを贈りたいと思います。
姉・由紀さんは、驚く両親へメダルを手渡し、金藤選手はそれを両親から受け取りました。
姉が手作りしたメダルには、
どんな時も上を向くひまわりのようによく頑張りました
と記されていました…
金藤選手は翌日に広島を離れ、競泳の世界へ戻ります。
金藤選手のブログには、結婚式のサプライズには触れられていませんが、このように表現されています。
(結婚式の)前日の金曜日と次の日の日曜日は雨だったのに、当日は驚くほどに晴天でした♪
◆まとめ
これまで見てきたとおり、金藤理絵選手の活躍の陰には、あたたかく支えてくれた『家族』の姿がありました。
みずからが集大成と位置付けたリオ・オリンピック。
家族への感謝の思いを、見事にゴールドメダルに変えた姿が、そこにはありました…!
コメント