2022年5月30日、コロナ給付金9.6億円を不正受給した家族が逮捕されました。
いったい、どのような家族だったのでしょうか?
◆給付金9.6億円詐欺事件
この家族は、まず、セミナーを開くなどして、ウソの給付申請をするための「申請者」を募集。
それぞれの「申請者」に、
コロナで収入が減った
というウソの申請を中小企業庁に提出して、持続化給付金を受給させます。
そのうえで、1件あたり十数万円から数十万円を報酬として受けとっていたと見られています。
一家は、36の都道府県の個人や法人の名義を使って、およそ1780件の虚偽申請を繰り返しました。
不正受給の総額はおよそ9億6千万円に上るとみられています。
◆海外逃亡した父親
この事件の首謀者は、47歳になる父親です。
2020年8月ごろ、持続化給付金事務局から警視庁に相談があり事件が発覚。
動きを察知した父親は、その2カ月後にインドネシアへ出国しました。
インドネシアには日本との犯罪人の引き渡し条約はないので、ICPOを通じて国際手配することになります。
◆言いなりだった母親
45歳になる首謀者の妻は、現在、離婚しています。
しかし、事件では父親の言いなりに行動したため、詐欺罪で逮捕されています。
◆22歳の長男
家族には、2人の息子がいました。
22歳になる長男も、虚偽書類の申請などを担当しており、詐欺罪で逮捕されました。
◆21歳の次男
21歳になる次男も、税務署で書類を集めるなど加担しており、逮捕されています。
◆まとめ
という訳で今回は、コロナ給付金9.6億円を不正受給した家族をご紹介してきました。
海外逃亡した父親が早く逮捕されることを願っています。
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