柔道女子日本代表をつとめる、田代未来さん。
谷本歩実さんにそっくりと言われます!
今回は、そんな未来さんを取り巻く『家族』の物語です。
◆実家
田代未来さんは、東京都八王子市の出身。
小学校は地元の、八王子市立上壱分方(かみいちぶかた)小学校に通いました。
小学校2年生の時、近所の警視庁高尾警察署で柔道を習い始めます。
ここには、5歳年上の柔道選手である中村美里(なかむら・みさと)さんも所属していました。
小学校3年生からは強くなりたい一心で、中村美里さんが在籍していた相模原の相武館吉田道場にも通うようになります。
中村選手に、可愛がられていたそうですね
努力の甲斐あって、小学校5年の時に全国小学生学年別柔道大会40kg級で3位入賞。
小学校6年の時には、45kg級で優勝を果たしました。
中学校からは中村さんと同じく、相武館吉田道場で寮生活を送り、近くの相模原市立相原(あいはら)中学校に通いました。
吉田道場と相原中の1学年下には、芳田司(よしだ・つかさ)さんや渡名喜風南(となき・ふうな)さんが在籍しています。
中学時代の戦績は、優勝だけを見ても、
- 全国中学校大会63kg級優勝(中学2年)
- 全国中学校大会団体戦優勝(中学2年)
- 全日本選抜少年柔道大会女子団体の部優勝(中学2年)
- 近代柔道杯優勝(中学2年)
- 世界カデ優勝(中学3年)
- 全国中学校大会優勝(中学3年)
- 全国中学校大会団体戦優勝(中学3年)
- 全日本選抜少年柔道大会優勝(中学3年)
と、華々しい活躍をしました。
高校は東京・板橋にある淑徳(しゅくとく)高等学校へ進学。
高校1年でも、
- 金鷲旗団体戦優勝
- インターハイ団体戦優勝
- ユースオリンピック優勝
- 全日本ジュニア優勝
- 世界ジュニア優勝
と、快進撃を見せます。
しかし、高校2年の7月に左膝前十字靭帯断裂の大ケガを負い、長期離脱…
ふたたび表彰台の頂点に復活したのは、高校卒業間近のヨーロッパオープン・ソフィアでした。
この大会では、決勝でスロベニアのティナ・トルステニャクを指導2で破って、シニアの国際大会初優勝を飾っています。
高校卒業後は、大学には進学せず、コマツの所属となりました。
◆結婚してる?
田代未来さんの実家の家族構成は、父親、母親、兄、未来さんの4人家族です。
自身は独身であり、自分の家族はこれから築くことになります。
◆父親は警察官
田代未来さんの父親の職業は、警察官です。
最初に高尾警察署で柔道を始めたのは、お父さんの関係でもあったのですね。
道場以外では、お父さんと一緒に走ったり、水泳に通ったりして体力づくりに励んでいました。[1]
◆母親の涙
田代未来さんの母親の名前は、田代ちず子(たしろ・ちずこ)さん。[2]
1967年ごろの生まれになります。
高校2年生で左ひざ靱帯断裂の大けがを負った未来さん。
1年以上、稽古ができず、治療薬の影響で髪の毛が抜けました。
駅で待ち合わせ、久しぶりに見る娘の姿に、母・ちず子さんは見えない場所まで引き返し、涙がひくのを待って、
帽子を買いに行こうか
と、声をかけました。
2016年のリオ五輪で、優勝はおろか3位決定戦まで破れてしまった未来さん。
母・ちず子さんは、リオまで駆けつけてくれた応援団にいったん下げましたが、頭をなかなか上げられませんでした。
娘の前では見せたことのなかった涙を、止められなかったのです。
そして2021年の東京オリンピック。
ちず子さんの笑顔を見ることはできるでしょうか?
◆兄は国土交通省勤務?
田代未来さんには、お兄さんがいます。[3]
最初はお兄さんが柔道を習っていて、柔道に打ちこむ姿を見ているうちに、好奇心が湧いてきたのだそうです。
噂では、お兄さんの名前は「田代翔太」さんで、国土交通省で働いているのだとか。
噂になった理由は、名前が同じで、顔が似ていて、さらに、
そもそも私が公務員を目指すきっかけをつくってくれたのは警察官である父でした。当初、そんな父の影響の下で始めた柔道の練習を警察署でしていたこともあり、漠然と警察官を目指していました。
と話していること。
確かに、条件は一致しますが、未来さんが認めていないので、真相は闇の中です。
◆まとめ
これまで見てきた通り、田代未来さんの活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
これからも家族の応援を胸に、未来さんの挑戦は続いていきます😉
◇脚注
- ホームメイト柔道チャンネル 2021年7月27日確認 「田代未来」著名な柔道選手インタビュー
- 朝日新聞 2016年8月10日 柔道・田代「申し訳ない」 届かなかったメダル
- オリンピックチャンネル 2021年3月18日 田代未来:原点はふたつの柔道道場|中学時代は10時間稽古を続けた日も【アスリートの原点】
柔道五輪日本代表!
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