柔道女子52キロ級でリオ五輪代表の、中村美里(なかむらみさと)選手。
今回は、そんな美里選手を育み、支えてくれた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆父親は厳しい!
中村美里選手のお父さんの名前は、中村一夫さん。
年齢は、今年で53歳になります。
父・一夫さんは厳しい方で、美里さんが保育園の時から、テレビゲームでも相撲でも一切手加減をしませんでした。
小学校に入ると周囲に負けることがある。負けたら悔しいという純粋な思いを鍛えたかった
そんなお父さんが初めて負けたのは、美里さんが小学校6年生の時。
親子柔道教室での寝技対決で、美里さんの押さえ込みから、一夫さんは逃れることができなかったそうです。
それからメキメキと強くなった美里さんは、中学校2年の時に全国中学校大会で優勝を成しとげます。
優勝を喜ぶ美里さんに対し、お父さんはくぎを刺します。
おまえ、五輪に出るんだろ。ここでへらへらしてんじゃないぞ
以降、美里選手は笑顔を封印し、「笑わない女王」と呼ばれるようになったのでした。
父・一夫さんは、くぎを刺した理由をこう説明します。
満足したら先はない。自分も喜怒哀楽を見せないようにしている
厳しさ一辺倒に見えるお父さんですが、娘を思いやる姿も垣間見えます。
柔道に明け暮れ、疲れ果てて眠る美里さんの耳がはれていると、一夫さんはそっと氷で冷やしてくれました。
やっぱり女の子だから
と、柔道着に芳香剤をかけて、洗剤に気を使ってくれたのも、お父さんなのでした。
◆母親はかわいい?
中村美里選手のお母さんの名前は、中村美智代さん。
年齢は、今年で50歳なので、お父さんより3歳年下になります。
さて、幼い美里さんはとても活発な女の子でした。
着るものもズボンばかりの美里さんが小学校にあがるとき、お母さんはスカートを買ってあげたそうです。
女の子らしくなるかなと思って…でもダメでした
おそらくお母さんの願いでしょう、幼い美里さんはピアノも習っていたそうです。
しかし、美里さんが小学3年生のとき、お父さんと総合格闘技「K-1」をテレビで観戦したことで、運命が変わり始めます。
K-1が格好いい。空手が習いたい
力と力がぶつかり合う姿に惹かれた美里さんは、お母さんにおねだりしました。
パンチやキックをする競技はやらないで
こう願うお母さんの意見もあって、美里さんは高尾警察署が開く柔道教室に。
自分より身体の大きい男子を投げることができる柔道に魅了され、「柔」の道を歩み始めるのでした。
さて、母・美智代さんは、「かわいい」というネット上の噂があります。
気になったので画像を探しましたが、お母さんがメディアに登場したことはないようですね。
美里さんがリオ五輪で金メダルをとった暁には、「かわいい」お母さんもインタビューにこたえてくれることでしょう(*^_^*)
◆兄は野球選手
中村美里選手にはお兄さんもいて、名前は中村雄大さん。
年齢は、美里さんより2歳年上なので、29歳になります。
兄・雄大さんは野球が好きで、子供のころから美里さんや近所の子供たちと野球をして遊んでいました。
やがて、雄大さんは本格的に野球を始めますが、美里さんも同じチームに所属し、セカンドやレフトを守っていたそうです。
兄の影響で始めた野球も続けたかったが、『練習しただけ強くなれる』と聞いて柔道を選びました
ちなみにお兄さんはその後も野球を続け、名門・桜美林高校から東海大学に進んでいます。
◆結婚や子供は?
中村美里選手は27歳なので、結婚して子供がいてもおかしくありませんが、現在は独身です。
彼氏のうわさもないそうですが、リオ五輪後におめでたいニュースが飛び込んでくるかもしれませんね(#^.^#)
◆まとめ
これまで見てきたとおり、中村美里選手の活躍の陰には、あたたかく支えてくれる『家族』の姿がありました。
五輪の金メダルだけを取っていない。取れば心の底から笑えると思う
「笑わない女王」はリオの空の下で、父に封印された呪縛を解くことができるのでしょうか?
コメント