女子フィギュアスケート界の次世代のエース候補、紀平梨花(きひら・りか)選手。
今回は、そんな梨花さんを取り巻く『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆父親の職業は?
紀平梨花選手の父親の名前は、紀平勝己(きひら・かつみ)さん。
1967年6月7日生まれなので、今年(2017年)で50歳になります。
大阪・羽曳野市出身の父親は、趣味でスキーをする程度で、フィギュアスケートの経験はありません。
そして、フィギュアといえばお金がかかる競技と言われますが、父親の職業は普通のサラリーマン。
そのため、母親も働いており、夫婦2馬力で何とか梨花さんのスケート経費をねん出しているのでした。
父・勝己さんは
“フィギュアスケートはお金も時間も制約を受ける。だからこそ、やるからには、身になるものであってほしい。そうでなければやっている意味がない”
と話しています。
◆母親の名前は?
紀平梨花選手の母親の名前は、紀平実香(きひら・みか)さん。
1971年7月31日生まれなので、今年(2017年)で46歳になります。
兵庫・西宮市出身の母親は、中学時代はバスケ部に所属しましたが、やはりフィギュアスケートの経験はありません。
しかし母親は、短大時代に栄養学を学んだ経験があり、
“太らせないように栄養バランスを考えたり、骨を強くするために乳製品をしっかり摂るようにアドバイスしています”
と、食事面でのサポートを行っています。
フィギュアでより多くポイントを獲得するためにジャンプの数を増やせば、足への負担も大きくなります。
そのため、母・実香さんはチーズを多く与え、骨作りを丈夫にしています。
梨花さんのトリプルアクセル成功は、偶然の賜物ではなかったのです。
◆母親の職業は?
紀平梨花さんを2馬力で支える母親の職業は、デパートの販売員です。
元々はフルタイムの事務職でしたが、これも梨花さんのサポートのために、シフト制で融通が利く現在の職業を選びました。
実家のある兵庫県西宮市から、練習場のある大阪府高槻市まで、約30km。
梨花さんを電車で通わせる事もできますが、
“本人が競技に力を出せる、極めていけるようにしてあげる。満員電車に揺られて疲れて、実力が発揮できなかったら意味がない”
と考えた母親は、徹底して車で送迎し、練習に集中できる環境を整えました。
このため母親は、毎朝3時に起きて、家族の朝ご飯を用意。
朝5時に梨花さんを車に乗せ、大阪で朝練をこなし、学校が始まる時間までに戻ります。
放課後は再び大阪のリンクまで往復するため、帰りはいつも22時を過ぎていました。
車の走行距離は、1年間で約3万4000キロ。
日中もデパートで働く母親の負担は、決して軽くありません。
母・美香さんがここまで頑張れる原動力は、
“オリンピックに出てほしい。4回転を跳べるようになってほしい”
と言うもの。
子供を全力でサポートし、期待もしっかりと表現することで、梨花さんの更なる成長を促しています。
◆姉の twitter垢
紀平梨花選手にはお姉さんがいて、名前は紀平萌絵(きひら・もえ)さん。
年齢は、梨花さんより4歳年上です。
梨花さんとスケートとの出会いは3歳の時で、母親と姉と3人で、神戸のリンクに遊びに行ったものでした。
当然、立つことすら出来なかった梨花さん。
上手に滑る姉に対し負けず嫌いな性格が出て、家族の「帰ろうよ…」の声にも耳を貸さず、閉場間際までリンクを離れませんでした。
そこから回数を重ねるごとに上達した梨花さんは、5歳の冬休みに短期教室に通い始めたことで、スケーター人生が動き出します。
ちなみに、姉の萌絵さんもフィギュアスケートをやっていましたが、現在はやっていません。
そんなお姉さんは、twitterを開設。
“この垢は姉妹垢として主にツイートします(^^)”
とあるように、多忙な妹に代わって、ファンの方に情報発信を行っています。
◆幼稚園、小学校時代のエピソード
紀平梨花選手は、兵庫県西宮市の出身。
指導する浜田コーチが
“体にバネがある。運動能力が高い”
と認める才能は、幼少期に通った西宮の『広田幼稚園』で育まれます。
『広田幼稚園』は、
“「学ぶ力」「体の力」「心の力」を重視し、意欲、やる気、好奇心を育てる”
という「ヨコミネ式教育法」を採用しており、幼少期の梨花さんは当たり前のように跳び箱8段をとび、逆立ちで歩いていました。
今でも、
“疲れるまで逆立ち歩きができる”
というバランス感覚は、ジャンプに生きています。
年長のときには運動会の1.6km走で、2位に半周(400メートル)以上の差をつけて優勝(゚д゚;)
ヨコミネ式で鍛えられる環境下においても、センスは秀でていました。
梨花さんが通った小学校は、西宮市立大社小学校だと言われています。
小学校でも運動神経抜群の梨花さんは、運動会のクラス対抗リレーの主役で、第1走者とアンカーを同時に務めたこともあります。
運動会当日に37度近い熱が出たものの、無理を押して学校に到着すると
“紀平が来てしまった…”
と、ほかのクラスの男子が落胆していたそうです(^_^;)
◆中学校は実家から離れていたため…
紀平梨花選手は、2017年12月現在、西宮市立上ヶ原中学校の3年生です。
Wikipediaには『関西大学中等部』在籍中とありますが、
“フィギュアスケート女子で15歳の紀平梨花(関大KFSC、西宮市立上ケ原中)が…【神戸新聞2017.12.2】”
という神戸新聞の記事が、信ぴょう性が高いでしょう。
上ヶ原中学校は、自宅から離れた場所にありました。
すると、梨花さんの両親はそれまで住んでいた一軒家を売り払い、通学とリンクに通いやすいところへ引っ越してしまいます。
お父さんは、
“僕は会社から遠くなってしまったのですが、子どものために頑張ります……”
と話していたそうです(^_^;)
◆まとめ
これまで見てきたとおり、紀平梨花選手の活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
これからも家族の全力サポートを受けて、梨花さんの挑戦は続いていきます(^o^)丿
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