平良恵美子さんの『家族』~事件は夫の前で…本で明かした娘への思い

安室奈美恵さんの実母であり、本の執筆などもある、平良恵美子さん。

今回は、そんな恵美子さんを取り巻いた『家族』にスポットを当て、ご紹介します。

【本人プロフィール】
名前:平良恵美子(たいら・えみこ)
生年月日:1950年6月30日
没年月日:1999年3月17日(享年48歳)

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◆最初の夫

平良恵美子さんの最初の結婚相手は、首里で商売を営む「安室家」の子息でした。

安室家は、代々首里城の王様に仕えた士族の家柄だったそうです。

最初の夫との間には、安室奈美恵さんを含めて一男二女に恵まれましたが、夫の暴力等が原因で、奈美恵さんが3歳の頃に離婚。

年代にしたら1980年頃でしょうか。

格式の高い安室家は、どこの誰だかわからない嫁(恵美子さん)をあまり歓迎してくれなかった…という側面もあったようです。

◆再婚した夫

平良恵美子さんは、1993年に再婚しています。

再婚した夫の名前は、平良辰信さんで、年齢は恵美子さんと同い年でした。

2人の馴れ初めは1990年代の初頭のこと。

当時、那覇で防水工をしていた辰信さんが、たまたま訪れたスナック『チェロ』で雇われママをしていたのが恵美子さんでした。

“美人だし、豪快な気性に惚れて店に通うようになった。恵美子はバツイチで、3人の子持ちで、まさか結婚できるとは思わなかった”

と話す辰信さん。

やがて結婚した2人は、しょっちゅう喧嘩もしましたが、翌日にはお互いケロリとして、一緒に飲んだりパチンコに行ったりと、仲良く暮らしていました。

◆事件は夫の前で…

1999年3月17日、「長寿と癒やしの里」として有名な大宜味村(おおぎみそん)で、事件は起こります。

午前10時40分頃、自宅を出た平良恵美子さんと夫の辰信さんが道路を横断中に、いきなり1台のスカイラインが突進し、恵美子さんをはねたのです。

車はUターンを繰り返し、何度も何度も恵美子さんに向かっていきました。

辰信さんは、恵美子さんを引きずって電柱の陰に移動させましたが、運転手はその電柱目がけて車を突進させます。

次に犯人は、用意していたナタを持って、恵美子さんの頭や上半身に切りつけました。

辰信さんが路上にあった鉄パイプで応戦していたところ、騒ぎを聞きつけた近所の人たちが集まってきたため、犯人は逃走。

意識不明のまま名護市の病院へ救急搬送された恵美子さんは、同日午前11時48分に死亡が確認されました。

犯人の運転手は、近くの山中で除草剤による服毒自殺を行い、遺体となって発見されています。

◆犯人は夫の弟…事件の真相は?

事件は、平良恵美子さんの夫・辰信さんの実の弟による犯行でした。

恵美子さんから見れば義弟に当たる人物が、なぜこのような凶行に及んだのでしょうか?

実は事件の真相は、現在でも分かっていません。

代表的な説は、

①逆恨み説
②兄弟不仲説
③三角関係説
④安室マネーを巡る諍(いさか)い説

の4つ。

①逆恨み説は、弟が出戻りの子連れ女性と交際していたことに、辰信さんと恵美子さんが反対したことに逆恨みしたというもの。

沖縄県警は犯行動機を①逆恨み説として処理していますが、恵美子さんだけを執拗に攻撃したのは変な気がします。

②の兄弟不仲説についても、兄弟が不仲ならば、攻撃対象が恵美子さんのみとなる理由が分かりません。

③の三角関係説は、弟と恵美子さんの間にも、一方的または双方的な恋愛感情があったというもの。

④はそのまんまですね。

個人的には、③④のように金か痴情のもつれという理由の方が、残虐な事件の動機としては説得力があると思います。

◆子供は息子1人と娘2人

平良恵美子さんは最初の夫との間に、一男二女に恵まれています。

息子さんは恵美子さんの葬儀の喪主を務め、その後もお墓や法要の管理を怠りなく取り仕切っています。

上の娘の名前は「みき」さん。

恵美子さんに似て、色白でぽっちゃり体型の「みき」さんは、スナックを手伝ったりして恵美子さんを支えました。

17歳で“できちゃった婚”をした「みき」さんは、今では3人の子供に恵まれています。

◆本で明かした娘への思い

平良恵美子さんの一番下の娘は、安室奈美恵さんです。

奈美恵さんがたどった軌跡やその活躍ぶりは、今さら語る必要もありませんね。

一点だけ、平良恵美子さんは亡くなる直前に一冊の本を刊行しています。

本のタイトルは『約束~わが娘 安室奈美恵へ』。

『約束』とは、母と娘の間で交わされた

“芸能界で3年やってダメだったら沖縄に戻る”

という約束のことでした。

“3年で帰って来ることになる”

と思っていたという恵美子さん。

しかし、恵美子さんの予想は大きく外れ、3年後には紅白歌合戦に出場し、レコード大賞を受賞する娘の姿がありました。

◆まとめ

これまで見てきたとおり、平良恵美子さんの生涯には、温かく寄り添った『家族』の姿がありました。

今ごろ天国で、安室奈美恵さんの最後の活躍を楽しんでいることでしょう。

奈美恵さんは最後のステージで、恵美子さんに問いかけるかもしれません。

“Can you celebrate?(祝福してくれますか?)”

◇編集後記

平良恵美子さんが生前に遺した本がこちら。



「約束〜わが娘・安室奈美恵へ〜」

衝撃的な事件後、この本も数多くテレビで取り上げられたため、各地の本屋さんから1日で6万部の注文が殺到するという現象が起きています。

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《編集部より》

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