女性初の内閣広報官として注目を集める、山田真貴子さん。
今回は、そんな山田さんを取り巻く『家族』の物語です。
◆実家は早稲田の近く
山田真貴子さんは、東京都の出身。
実家は早稲田大学から歩いて15分ほどの距離にあり、物心つく前から大隈講堂に遊びに行っていました。[1]
そのため、
司法試験を受けて法曹界で働きたい
という夢を持つ山田さんが、早稲田大学法学部に進学したのは、自然の流れでした。
ちなみに高校は、東京学芸大学附属高等学校を卒業。
同級生には、医師の香山リカ(かやま・りか)さんがいたそうです。
高校時代の同級生は、
真面目で謙虚で学校でも目立つタイプではありませんでした
と、山田さんを評しています。[5]
◆国家公務員の父
山田真貴子さんの父親は、国家公務員でした。
しかし、山田さんが大学3年生の時に他界。
葬儀のとき、父親の同僚や後輩の方と話をする中で、初めて、
父は立派な仕事をしていたんだ…
と知ることができました。
そこから、
公務員もやりがいのある仕事だな…
と考えるようになり、法曹から国家公務員への進路変更を決断しています。
◆夫は総務省・吉田博史氏
山田真貴子さんは、総務省時代の同僚と結婚しています。
夫の名前は、吉田博史(よしだ・ひろし)さん。[2]
2021年2月現在で57歳なので、山田さんより3歳年下になります。
夫の吉田さんは、1987年〈昭62年〉に東京大学法学部を卒業。
旧郵政省へ入省すると、
- 五条郵便局長
- 在ジュネーブ国際機関日本政府代表部一等書記官
- 総務省地上放送課長
などを歴任しました。
2021年2月には、情報流通行政局長に就任しています。
総務省のエリート夫婦
左が吉田博史(56)氏 総務審議官
右が山田真貴子(60)氏 内閣広報官
まともに生きて欲しいものです。 pic.twitter.com/fANUDT7Q5P— sasaki.kazuo (@nabe10101948) February 25, 2021
夫の吉田さんは、山田さんの仕事も生き方も尊重してくれる大切なパートナーです。
家事も子育ても、何でも協働作業としてやってくれるので、
彼なくして仕事を続けることはできなかったと思います
と、夫にとても感謝しています。[4]
◆息子が1人
山田真貴子さんと吉田博史さんの間には、息子さんが1人います。[3]
山田さんが息子さんを出産したのは1998年〈平成10年〉、37〜38歳の時で、さらに海外勤務中のことでした。[4]
息子さんは、もう成人されていますね
出産後は、夫婦とも総務官僚という激務をこなしながらの子育て。
子供と一緒にいる時間が短くなりがちですが、山田さんは、
集中していい仕事をしようという意識がより強くなりました
と、仕事へのモチベーションに変えています。
出張や法案折衝で帰宅できないときは、
ママはこういう大事な仕事をしているからキミとしばらく会えない
と、幼児相手に仕事内容を説明していました。
幼い息子さんは、一生懸命うなずいてくれたそうです
そうやって子育てをしていると、
子供たちの未来のためになる仕事をしたい
という思いも生まれました。
子育ての経験は、東京・世田谷区役所での助役・副区長時代に、
- 保育園待機児童問題
- 虐待問題
などの子供施策で役立っています。
息子さんは小学生になると、少年野球を始めました。
山田さんは日曜日になると、早起きをしておにぎりを握り、息子さんの応援に出かけます。
当時のインタビューで、
(少年野球での母親同士の交流も貴重な情報交換の場であり)生活者であることと、世の中に役立つ仕事をすることは密接な関係にある
と話していました。[5]
◆まとめ
これまで見てきた通り、山田真貴子さんの活躍の陰には、温かく支えてくれた『家族』の姿がありました。
これからも家族の応援を胸に、山田さんの挑戦は続いていきます(^o^)丿
◇脚注
- 早稲田ウィークリー 2015年10月12日 憲政史上初の女性秘書官は法学部卒 総務省情報通信国際戦略局局長 山田 真貴子
- 日刊ゲンダイ 2021年2月24日 山田真貴子氏は“ジジ殺し” 内閣広報官の評判と夜の流儀
- 総務省採用案内 平成26年度 政策の最前線から 総務大臣秘書官 山田真貴子
- 内閣官房人事局 平成27年度 波乱万丈の勧め 情報通信国際戦略局長 山田真貴子
- 女性自身 2021年3月1日 “ゴチ辞任”の山田元広報官「億ションを5年で完済」の上級生活
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