プロテニス選手で“史上最高のプレーヤー”と称される、ロジャー・フェデラー選手。
今回は、そんなフェデラーを育み、支えてくれる『家族』にスポットを当て、ご紹介します。
◆実家はスイス・バーゼル郊外
ロジャー・フェデラー選手は、スイス・バーゼルの出身。
フェデラー選手の実家は、裕福でもなく貧しくもない、堅実なスイスの中流階級であり、バーゼル郊外の静かな環境の中の「庭付き団地」で育ちました。
◆父親の職業は?
ロジャー・フェデラー選手のお父さんの名前は、ローベルト(ロバート)フェデラーさん。
父・ローベルトさんは、スイスのチバ製薬会社(現・ノバルティス)に務めるサラリーマンでした。
チバ製薬会社が、バーゼル近郊にあるテニスクラブを後援したことをきっかけに、ローベルトさんは、テニスに打ち込むようになります。
テニスに夢中になり、地域ランキング入りするほどの実力に至ったローベルトさん。
幼いロジャー少年にテニスを教えたのは、お父さんでした。
4歳にして、ボールを立て続けに打てるようになった息子を思い出し、
ロジャーの動きは信じられないくらい美しかったんですよ
と、ローベルトさんは語っています。
癇癪(かんしゃく)持ちのロジャー少年は、時に激しく反抗し、手に負えなくなることも。
ジュニアの頃、ラケットをコートに投げたロジャー少年を、ローベルトさんが厳しく叱責することもありました。
やがて、トッププレーヤーに成長したフェデラー選手。
最初の頃、父・ローベルトさんは、緊張のあまり試合を観ることが出来ず、決勝でも会場に姿をあらわしませんでした。
現在は、息子のツアーに同行し、静かに息子のプレーを見守る父の姿が見られるようです。
◆母親もテニスプレーヤー
ロジャー・フェデラー選手のお母さんの名前は、リネットさん。
母・リネットさんもチバ製薬会社に勤務していたそうなので、お父さんとは職場恋愛だったのでしょう(#^.^#)
また、リネットさんもテニスプレーヤーであり、スイス・テニスクラブのシニア大会チームの一員に選ばれるほどの実力。
ジュニアチームのコーチを務めるほか、ATPツアートーナメント大会である「スイス・インドア」の組織委員会の仕事に携わったこともあります。
しかし、リネットさんは、ロジャー少年にテニスを教えることはありませんでした。
自分には充分な適性がないと考えた
こう語る理由は、母親の自分が、指導者として我が子を指導することに抵抗があったためでしょう。
その証拠に、リネットさんはインタビューで、テニス選手の育て方をこう話しています。
子供がテニスを選ぶにはそれなりの理由があるはず。テニスを楽しいと思ったり魅力的だって感じたり。そしてそれは両親や友達、家族も同じように感じていなければならない。
◆姉は看護師
ロジャー・フェデラー選手にはお姉さんがいて、名前はダイアナさん。
ロジャー少年は、子供のころは乱暴だったため、姉・ダイアナさんは心休まることがなかったそうです(^_^;)
あの子は本当に小さな悪魔だったわ
ダイアナさんが友だちと一緒にいると、ロジャー少年が乱入して騒ぎまくり、ダイアナが電話していると、弟は姉から受話器をひったくってしまいました。
やがて、ロジャー少年がテニスで有名になると、ダイアナさんは自分の存在が弟の陰に隠れてしまうことに戸惑います。
しかし、母・リネットさんの一言に救われます。
ダイアナ、あなたは私よりまだマシよ。多くの人々が私に話しかけてくるわ。でも、彼らの話題といえば、いつもロジャーのことばかりよ。
ダイアナさんは、後に看護師となり、弟・ロジャーの試合はたまに観戦するなど、適度な距離を楽しんでいます。
それでもダイアナさんは、フェデラー選手のことを誇りに思っているそうです。
◆妻・ミルカさんの年齢は?
ロジャー・フェデラー選手は既婚者であり、奥さんの名前はミロスラヴァさん。
愛称はミルカさんで、メディアでもこの名前で登場することが多いですね。
ミルカさんは、1978年4月1日生まれなので、フェデラー選手より3歳年上。
結婚前は、世界ランク88位を誇るテニスの強豪でした。
2人のなれそめは、2000年のシドニー五輪。
スイス代表の選手村でミルカさんを見初めたフェデラー選手は、
彼女を取るかテニスを取るか選べと言われたら、僕はシドニーを去る事を選ぶね
と猛アタックをしかけ、交際が始まります。
2002年に怪我のため、自身のプロキャリアが閉ざされたと感じたミルカさんはうつ病を発症。
この時は、フェデラー選手がマネージャーとして彼女を雇うことにより、自信を取り戻すきっかけを作りました。
このオファーはロジャーが私に与えてくれた最大限のサポートだった。彼は私に再びテニスに関わる人生を与えてくれた。
後に、マリカさんはフェデラー選手への感謝を語っています。
◆子供は2組の双子!
ロジャー・フェデラー選手には、4人の子供がいます。
そしてなんと、2組の双子なのだそうです(゚д゚;)
フェデラー選手は、自身が人生における様々な知恵をテニスコートから学んだため、自分の子供たちにもそうあってほしいと望んでいます。
そのためか、子供全員が父親のツアーに帯同して各地を旅しているのだそうです。
それでは、フェデラー選手の子供たちをご紹介していきましょう。
◆双子の娘の名前は?
最初の双子が生まれたのは、2009年7月23日。
2人とも女の子で、名前はミラ・ローズちゃんと、シャーリーン・リヴァちゃんです。
今年(2017年)で8歳になる娘たちは、フェデラー選手のレッスンでテニスを始めています。
ただし、テニスの情熱を娘たちが受け継ぐことを、強要するつもりはないそうです。
彼女たちがどんな道を選んでも、一生懸命にやらないといけないということを知る必要があると、僕は思っているんだ
テニスに限らず、何かに情熱を燃やすことを、フェデラー選手は父として教えたいのでしょう。
◆双子の息子も将来…
2番目の双子が生まれたのは、2014年5月6日。
今度は2人とも男の子で、名前はレニー君と、レオ君です。
2人の息子さんもそろそろテニスを始める頃でしょうか。
親に強要はされなくても、両親がプロテニスプレーヤーである子供たちに、恵まれた才能と環境があることは疑いようがありません。
十数年後に、第2のフェデラーが誕生する日が楽しみですね(^o^)丿
◆まとめ
ロジャー・フェデラー選手の父・ローベルトさんは、ある年のUSオープンをファミリーボックスで観戦。
この年は決勝で、フェデラー選手がマリー選手をストレートで破り、優勝を決めました。
終始、落ち着いて観戦していたローベルトさんは、セレモニーが終わった後も、一人でポツンとファミリー席に残ってコートを見つめていたそうです。
来し方を思い出し、息子の優勝の喜びを静かに噛み締めたかったのでしょう。
このような『家族』の力に支えられるフェデラー選手の「史上最高」のプレーは、これからも続いていくことでしょう。
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