森友問題に巻き込まれ、2018年3月7日に自らの命を絶った、近畿財務局の男性職員。
男性職員の家族は、この事件をどのようにとらえているのでしょうか?
◆妻は泣いていた…
近畿財務局の男性職員は、結婚して奥さんがいました。
妻は、
“あんな担当になり、巻き込まれてしまった”
と泣いていたそうです。
「あんな担当」とは、学校法人森友学園に対する国有地売却の担当のことです。
“ひとりで抱え込んでしまって、ずっと休んでいた”
とも証言する妻。
そう、男性職員は体調を崩し、2017年秋から休職中だったのです。
◆子供はいた?
近畿財務局の男性職員に子供はいたのでしょうか?
結論として、子供はいなかったそうです。
男性職員の夫妻は、互いの仕事を大事にしていたということなので、子供は作らなかったのでしょう。
◆実家は岡山
近畿財務局の男性職員は、岡山県の出身でした。
妻も岡山出身のようなので、岡山にいるときに知り合ったのでしょう。
男性職員は高校卒業後、仕事をしながら夜間の大学に通い、国鉄に就職。
その後の民営化にともない、当時の大蔵省に入省しました。
現在、夫妻は神戸で暮らしていました。
◆岡山の両親
近畿財務局の男性職員の親族は、メディアの取材に対し、
“近畿財務局、本省からの連絡などはない。頭が混乱している”
と話しています。
職場から連絡を受けるべき立場ということであれば、「親族」というのはご両親のことかもしれません
ハキハキした性格だったという男性職員の様子がいつもと違うと親族が感じたのは2017年8月、電話で話した時でした。
男性職員から、
“心療内科に通いだした”
と聞いたのです。
“自分の常識を壊された”
とも話していたという男性職員。
2018年の年明けから仕事に復帰しようと準備しましたが、
“心と身体がついてこない”
という状態で、職場復帰も叶いませんでした。
“汚いことをさせられていたんじゃないか…?”
男性職員の親族は、財務省に不信の目を向けています。
◆妻の親族
男性職員の妻の親族も、
“麻生財務相の会見をテレビで見てて本当に腹が立ちました。このままでは、死人に口なしでAさん(男性職員)一人だけが悪者にされてしまう。洗いざらい全部、真相を明らかにしてほしい”
と話し、財務省に対する怒りを隠そうとしません。
◆まとめ
これまで見てきたとおり、男性職員の家族は、深い悲しみと財務省に対する不信感に包まれていました。
せめて事件の全貌が明らかとなる事が、せめてもの男性職員に対する慰めとなるのかもすれません。
ご冥福をお祈り申し上げます。
◇編集後記
橋下徹・元大阪市長は、定期的にメルマガを発行しているんですね。
その中で、森友問題を徹底的に検証したものがこちら。
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自らも関与しているだけあって、なかなかの読み応えです(^_-)
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