眞子(まこ)さまと小室圭(こむろ・けい)さんの婚約が内定したのが、2017年9月。
それから3年以上が経過しましたが、結婚の話はなかなか前に進みません。
今回は、眞子さまと小室さんの結婚に立ちはだかる3つのハードルを考えていきます。
✔ 結婚が進まない理由
そもそもなぜ、お2人の結婚は進まないのでしょうか。
理由は、小室さんの母親の借金問題などが露呈し、天皇陛下が言われるところの、
多くの人が納得し、喜んでくれる状況
になっていないためです。
しかし眞子さまは、2021年の「歌会始の儀」において、
烏瓜 その実は冴ゆる朱の色に 染まりてゆけり深まる秋に…
と詠んで、小室さんへの変わらぬ思いを感じさせました。[1]
結婚は「両性の合意のみに基づいて」成立しますから、2人に結婚の意思があるのならば、問題ないように思えます。
婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
しかしそれはあくまで一般人の話。
皇族である眞子さまには、①儀式、②戸籍、③一時金、という3つのハードルが存在するのです。
①儀式
1つ目のハードルは「儀式」です。
皇族が結婚するためには、以下の儀式を通過する必要があります。[2]
1 | 納采(のうさい)の儀 | 小室さんの使者が結納の品を贈る |
2 | 告期(こっき)の儀 | 小室さんの使者が結婚式の日取りを伝える |
3 | 賢所皇霊殿(かしこどころこうれいでん)神殿に謁するの儀 | 眞子さまが宮中三殿に拝礼する |
4 | 朝見(ちょうけん)の儀 | 眞子さまから天皇・皇后への感謝の挨拶 |
5 | 入内(じゅだい)の儀 | 結婚式当日、小室さんの使者が眞子さまをお迎えする |
1、2、5には小室さんの使者が必要ですね。
このため、秋篠宮(あきしののみや)さまは以前、小室さんに、
使者はどうするのですか?
と尋ねたことがあります。[3]
しかし、小室さんは曖昧に答えるばかりでした。
通常、使者は新郎の親族から選ばれるのですが、お願いできる人物がいないのです。
母親の小室佳代(こむろ・かよ)さんが親戚づきあいに乏しく、亡くなった夫の年忌法要にも顔を出さない状態であるためです。
そもそも、結婚のための儀式を行うということは、陛下が言われるところの
多くの人が納得し、喜んでくれる状況
が前提となります。
現在の国民感情は必ずしもそういう状況ではないため、眞子さまに残された道は、
儀式なしの結婚=駆け落ち婚
しかないと囁かれています。
②戸籍
2つ目のハードルは「戸籍」です。
結婚は、戸籍法のルールに沿って婚姻届を提出することで成立します。
-
民法第739条(婚姻の届出)
1.婚姻は、戸籍法 (昭和22年法律第224号)の定めるところにより届け出ることによって、その効力を生ずる。
ところが、皇族である眞子さまには戸籍がありません。
このため、皇族女性が婚姻届を提出する際には、戸籍から作らなければならないのです。
並行して、宮内庁は皇統譜(皇族の戸籍のようなもの)から当該女性を削除しなければなりません。
実務的には、宮内庁と区役所(新居が東京23区の場合)の綿密なすり合わせが必要となるのです。
このような手続きを経ることなく、眞子さまが婚姻届を提出したらどうなるでしょう?
- 窓口に突然、テレビで顔を知っている眞子さまと小室さんが現れる
- 正式に結婚することが報道されていないのに、婚姻届が提出される
- 眞子さまの欄は、苗字と本籍が空欄となっている
- 眞子さまの住所は赤坂御用地で、世帯主の氏名は秋篠宮さま
- 証人は小室佳代さんと、もう一人は知らない名前
この場合、おそらく区役所は、婚姻届を受理できないでしょう。
形式不備で書類を突き返すか、よくても一旦預かって、あわてて宮内庁に連絡することになります。
実際のところ、眞子さまと小室圭さんは、駆け落ち婚ができないのです。
③一時金
3つ目のハードルは「一時金」です。
皇室を離れる女性皇族は、品位保持のために、国から一時金が支出されます。
皇族費は、皇族としての品位保持の資に充てるために、年額により毎年支出するもの及び皇族が初めて独立の生計を営む際に一時金額により支出するもの並びに皇族であつた者としての品位保持の資に充てるために、皇族が皇室典範の定めるところによりその身分を離れる際に一時金額により支出するものとする。その年額又は一時金額は、別に法律で定める定額に基いて、これを算出する。
金額は『皇室経済会議』で決定されますが、黒田清子(くろだ・さやこ)さんの時は、1億5,250万円が支払われました。[4]
眞子さまにも同じ水準の金額が支給される見込みですが、これが評判が悪いです…
多くの人は「一時金」が、小室さん母の借金返済や、母親自身のセレブ生活に流用されることを危惧しているのです。
こういう声は、当然、眞子さまの耳にも入っているので、眞子さまが一時金を辞退する可能性もあるでしょう。
しかしそもそも、一時金は元皇族としての品位を保つためのもの。
批判を浴びるからといって辞退していたら、元皇族の品位を守ることができません。
眞子さまが、
一時金を辞退します
という意向を示したとしても、「はい、分かりました」とはならないのです。
実際には、
一時金を受け取るも地獄、受け取らざるも地獄
の難しい状況が続いています。
✔ まとめ
という訳で今回は、眞子さまと小室圭さんの結婚が進まない3つのハードルを考えてきました。
個人的には「お互いの気持ち」が一番大切な気がしますが、それが通じるのは一般国民だけなのかもしれません。
早くこの問題が片付いて、プリンセスの笑顔が見られることを願っています。
✔ 脚注
- 文春オンライン 2021年3月27日 歌会始、眞子さまのお歌は“匂わせ”だったのか《「誠実」や「よき便り」を強調?》
- 宮内庁HP 2021年5月8日確認 内親王殿下と小室圭氏とのご結婚に関する儀式,行事について(今後の予定)
- 女性セブン 2021年4月15日号 眞子さま、前代未聞の「儀式なし結婚」も 小室家にとっては好都合
- 週刊女性 2020年10月13日号 眞子さま、秋篠宮ご夫妻も介入できない「結婚一時金」は“減額されても”1億4千万円!
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